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現在の水槽環境と茶ゴケ発生の原因
現在、45cm水槽でモーリー7尾とオトシンネグロ3匹を飼育予定とのこと。外掛けフィルター、簡易CO2添加、2灯式照明という環境です。茶ゴケの発生は、光量、CO2量、水質、掃除不足などが考えられます。現状では、光量に対してCO2添加が不足気味で、水質のバランスも崩れやすいため茶ゴケが発生しやすい状況と言えるでしょう。
茶ゴケ対策と水槽維持のための具体的なアドバイス
1. 光量の調整
2灯54Wは45cm水槽にしては少し強い可能性があります。特に、CO2添加が不足している状況では、光合成がうまくいかず、藻類(茶ゴケ)が繁殖しやすくなります。照明時間を短縮してみましょう。まずは、1日6時間程度に減らし、様子を見て調整してください。朝と夕方に数時間ずつ点灯させるのがおすすめです。
2. CO2添加の改善
簡易CO2添加では、安定したCO2供給が難しいです。茶ゴケ対策には、より安定したCO2添加が不可欠です。現状では、手で補充する簡易的な方法では、CO2濃度が不安定になりやすく、光合成の効率を下げてしまいます。予算が許す限り、CO2レギュレーター付きのシステムへの移行を検討しましょう。
3. 水質管理の徹底
* 水換え:週1回の2/3交換は適切です。ただし、底砂の掃除も同時に行いましょう。底砂に溜まった汚れや残餌は、水質悪化の原因となります。サイフォンを使って丁寧に掃除しましょう。
* フィルターメンテナンス:外掛けフィルターは、月に1回程度、フィルタースポンジを洗浄しましょう。ただし、完全に新しいものと交換するのではなく、水槽の水で軽くすすぐ程度にしてください。フィルター内のバクテリアは水質浄化に重要なので、過剰な洗浄は避けましょう。
* 水質検査:定期的に水質検査を行い、pH、硝酸塩、亜硝酸塩などの値をチェックしましょう。これらの値が異常な場合は、適切な対策が必要です。市販の水質検査キットを利用すると便利です。
* テトラのコケ防止剤:これは補助的な役割と考えてください。根本的な解決にはなりません。あくまで、水質管理をしっかり行うことが前提です。
4. 魚の役割と注意点
オトシンネグロは茶ゴケを食べてくれますが、全ての茶ゴケを食べてくれるわけではありません。あくまで補助的な役割と考えて、水質管理をしっかり行うことが重要です。また、オトシンネグロは弱酸性の環境を好みます。水質を常にチェックし、適切な環境を維持しましょう。
5. 水草の選定
CO2の必要量が少ない水草を選んでいるとのことですが、それでも光量とCO2のバランスが重要です。もし、水草の成長が遅いようであれば、CO2添加量を増やすか、光量を調整する必要があります。
6. その他の対策
* 水槽の掃除:ガラス面や水槽内の装飾品に付着したコケは、こまめに除去しましょう。
* 定期的なメンテナンス:水槽の清掃やフィルターのメンテナンスは、定期的に行うことで、水質を安定させ、コケの発生を防ぐことができます。
専門家の視点:アクアリストからのアドバイス
経験豊富なアクアリストによると、45cm水槽でモーリー7尾とオトシンネグロ3匹を飼育するには、現在の外掛けフィルターではややパワー不足の可能性があります。将来的には、外部フィルターへの交換を検討することをお勧めします。外部フィルターはろ過能力が高く、水質を安定させるのに役立ちます。また、CO2添加も、簡易的な方法ではなく、レギュレーター付きのシステムを使用することで、より安定したCO2供給が可能になります。
まとめ:長期的な水槽維持のための計画
現在の環境で水槽を維持することは可能ですが、茶ゴケ対策と水槽の長期的な安定のためには、CO2添加システムの改善と、将来的には外部フィルターへの移行を検討することを強くお勧めします。水質管理を徹底し、定期的なメンテナンスを行うことで、より健康的な水槽環境を保つことができます。焦らず、一つずつ改善していくことで、美しい水槽を維持できるでしょう。