水槽の照明時間とコケの発生、生体への影響について

水槽の照明について。照明時間は17時頃から24時頃の7時間ほどで、以降は次の日の17時までライトはOFFにしておりますが、部屋の照明はつけっぱなしです。水槽には当然、部屋の明かりが差しておりますが、コケが発生する可能性は大でしょうか?また、生体には影響はないでしょうか?部屋の照明は水槽用のライトよりは明るくないのですが・・・もし、コケ、生体に影響があるようでしたら24時以降、ダンボール等で遮光を考えておりますが如何でしょうか?宜しくお願い致します。

水槽照明とコケの発生:照明時間と光量の関係

水槽にコケが発生するかどうかは、照明時間だけでなく、光の強さ(光量)光の波長、そして水槽内の水質二酸化炭素の量底砂の状態など、多くの要素が複雑に絡み合っています。

質問者様の場合、水槽用照明を7時間点灯させ、残りの時間は部屋の照明のみという状況です。部屋の照明が水槽用照明より暗くても、長時間光が当たることでコケが発生する可能性は十分にあります。特に、水槽用LEDライトはコケの発生を促進する波長の光を多く含むため、部屋の照明が弱くても、その影響は無視できません。

コケの発生リスクを低減するためには、以下の点を考慮しましょう。

  • 照明時間の短縮:7時間という点灯時間は、コケの発生を促す可能性が高いです。可能な限り、点灯時間を短縮することを検討しましょう。例えば、6時間や5時間に短縮することで、コケの発生を抑える効果が期待できます。水槽の種類や生体の種類によって最適な照明時間は異なりますので、飼育している生体の特性を調べることが重要です。
  • 遮光対策:24時以降、ダンボールなどで遮光するというのは有効な対策です。完全に遮光することで、コケの発生を抑制できます。ただし、ダンボールは湿気やすく、水槽の通気性を阻害する可能性があるため、通気性を確保できる素材を使用するか、定期的にダンボールの状態を確認する必要があります。遮光カーテンや不織布なども選択肢として考えられます。
  • 定期的な水槽掃除:コケの発生を防ぐには、水槽の掃除が不可欠です。ガラス面のコケはこまめに除去し、底砂やフィルターの掃除も定期的に行いましょう。掃除の頻度は、コケの発生状況や水槽のサイズ、生体の種類によって調整してください。
  • 水質管理:水質の悪化もコケの発生を促進します。定期的な水換えを行い、硝酸塩などの有害物質の濃度を適切に管理しましょう。水質検査キットを利用して、水質を定期的にチェックすることをお勧めします。
  • 二酸化炭素の添加量:水草水槽の場合、二酸化炭素の添加量が多すぎるとコケが発生しやすくなります。添加量を調整し、適切な量を維持しましょう。

生体への影響:光周期と休息時間

水槽内の生物は、光周期(昼と夜のサイクル)に影響を受けています。適切な光周期は、生体の健康維持に不可欠です。質問者様のように、夜間も部屋の照明が点灯している状態では、生体の休息が妨げられる可能性があります。

特に、夜行性の生物は、暗い環境で活動するため、部屋の照明が点灯している状態はストレスとなる可能性があります。

  • 生体の種類を確認:飼育している生体の種類によって、光への感受性は異なります。夜行性の魚やエビなどは、特に光の影響を受けやすいです。それぞれの生体の特性を理解し、適切な環境を整えることが重要です。
  • 遮光による休息時間の確保:夜間の遮光は、生体の休息を確保するために有効な手段です。ダンボールだけでなく、遮光カーテンや不織布など、水槽の環境に合った素材を選びましょう。遮光する際は、通気性にも注意が必要です。
  • 観察による状態確認:遮光前後で、生体の行動や食欲、体色などに変化がないか、注意深く観察しましょう。異常が見られた場合は、すぐに原因を究明し、適切な処置を行う必要があります。

専門家のアドバイス:アクアリストの意見

多くのアクアリストは、夜間の照明は極力避けることを推奨しています。水槽用照明は、生体にとって必要十分な光量を供給するように設計されていますが、部屋の照明は、水槽用照明とは異なる波長の光を含んでいる可能性があります。このため、部屋の照明が長時間当たると、思わぬ影響が生じる可能性があります。

例えば、一部の魚種は、夜間の光によってストレスを受け、免疫力が低下したり、病気にかかりやすくなったりする可能性があります。また、植物プランクトンやコケの異常繁殖にも繋がることがあります。

まとめ:実践的な対策と今後の注意点

コケの発生を防ぎ、生体の健康を守るためには、照明時間の調整夜間の遮光が重要です。ダンボールでの遮光は有効ですが、通気性にも注意し、定期的に状態を確認しましょう。

さらに、水質管理、水槽掃除、生体の種類に合わせた適切な環境づくりも忘れずに行いましょう。

もし、コケの発生や生体の異常が認められた場合は、専門家に相談することをお勧めします。ペットショップやアクアリストのコミュニティなどで、アドバイスを求めることができます。

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