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水槽内の水流調整:エアーリフト式フィルターの弱め方
エアーリフト式フィルターの水流が強すぎるという問題ですね。まず、酸素不足が原因で水面に集まっている可能性は高いです。特にアカヒレとメダカは、ベタに比べて酸素要求量が高いため、水面で呼吸している様子が見られるのは自然な反応と言えるでしょう。しかし、水流が強すぎると、魚たちが落ち着いて生活できず、ストレスを与えてしまいます。
GEXの1000SBエアポンプは、流量調整機能が付いていることが多いです。エアポンプ本体にダイヤルやバルブがあれば、エアの供給量を調整することで水流を弱めることができます。まずは、エアポンプの調整ダイヤルを最小限に絞ってみてください。それでも水流が強すぎる場合は、以下の方法を試してみてください。
- エアチューブの調整:エアチューブを途中で軽く挟むことで、エアの流量を調整できます。洗濯バサミなどで軽く挟んで、水流の強さを確認しながら調整しましょう。完全に止めるのではなく、微調整がポイントです。
- エアストーンの交換:エアストーン(底面に石が入っているもの)の穴が大きすぎると、強い水流が発生します。より細かい気泡を出す穴の細かいエアストーンに交換することで、水流を弱めることができます。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
- フィルターの位置調整:フィルターの位置を変えることで、水流の向きや強さを調整できます。水槽の隅に配置したり、水草の陰に隠したりすることで、水流を分散させる効果があります。
- 水草の追加:水草は、水流を緩和するだけでなく、隠れ家にもなります。流木や石などを配置して、魚たちが落ち着ける空間を作ることも効果的です。ただし、水草の量が多すぎると、今度は酸素不足になる可能性があるので、バランスが重要です。
水槽環境の見直し:水質と飼育密度
魚が頻繁に☆になっているとのことですが、これは水槽の立ち上げが不十分であること、飼育密度が高すぎること、水質悪化などが考えられます。25リットルの水槽にベタ4匹、メダカ5匹、アカヒレ30匹は、かなり過密状態です。特にアカヒレは群れで泳ぐ魚ですが、この数だと、排泄物による水質悪化が急速に進むため、魚への負担が大きくなります。
水質悪化対策
- 水換え頻度:週2回、2/3~1/2の水換えは、立ち上げ初期の段階では多すぎる可能性があります。毎日1/3程度の水換えに切り替えて、水質の安定を図りましょう。ただし、水温を合わせ、カルキ抜きを行うなど、適切な方法で水換えを行うことが大切です。
- 濾過能力の確認:エアーリフト式フィルターだけでは、この数の魚を飼育するには濾過能力が不足している可能性があります。外部フィルターへの追加を検討する必要があるかもしれません。専門店で相談してみるのも良いでしょう。
- バクテリアの定着:水槽の立ち上げには、硝化バクテリアの定着が不可欠です。立ち上げから1ヶ月経っていないとのことなので、バクテリア剤の使用も検討してみましょう。
- 底砂の掃除:底砂に汚れが溜まっていると、水質悪化の原因となります。底砂の掃除も定期的に行いましょう。サイフォンなどで底砂の汚れを吸い出す方法が有効です。
飼育密度の見直し
アカヒレの数を減らすことを強くお勧めします。25リットル水槽では、アカヒレは10匹程度が限界でしょう。ベタは個別飼育が基本です。メダカも5匹は少し多いかもしれません。魚の数と水槽のサイズを考慮し、適切な飼育密度を保つことが大切です。
チェリーレッドシュリンプの導入について
チェリーレッドシュリンプの導入については、現在の水質状態では難しいかもしれません。魚が頻繁に☆になっている状況では、シュリンプも生存が困難です。まずは、水質を安定させ、魚たちの状態が改善してから導入することをお勧めします。
専門家の意見
これらの問題は、水槽の立ち上げが不十分で、飼育密度が高すぎること、水質管理が適切でないことが原因と考えられます。経験豊富なアクアリストや、ペットショップの店員に相談することで、より具体的なアドバイスを得られるでしょう。
まとめ
今回の問題は、水流の調整と、水槽環境全体の改善が求められます。エアポンプの調整、エアストーンの交換、水草の追加など、できることから少しずつ改善していきましょう。そして、飼育密度を減らし、適切な水換え頻度と濾過能力を確保することで、魚たちの健康を守り、より快適な水槽環境を実現できるはずです。