水槽のガラス面に付着した謎の糸状物…その正体と対策

水槽のガラス面にほこりのような糸がついているのですが動いてはいないようです。これは何なのでしょうか? 最近水槽を立ち上げました初心者です。 ネットで調べたりしておりますが、お恥ずかしい限りですが始めたばかりで予算も多くないため 間違っているかもしれませんが今の水槽の状況は下記のとおりです。 ・金魚元気水槽S ・テトラ オートワンタッチフィルター AT-30 (水槽が狭いので外掛けにしました) ・水槽についていたフィルターをモスボールにつないでエアレーションしています。 (邪道かもしれませんが;) ・テトラ LEDミニライト LED-MINI (仕事の都合で8時間くらいとはいかず12時間くらい点灯させています。 部屋は遮光カーテンつけているので光が入らない部屋です。) ・シュリンプ一番ソイル ・ヒメダカ2匹 ・チェリーレッドシュリンプ4匹 (あと2匹メスがいたのですが脱皮のあと食べられてしまいました;) ・ウィローモス マット ドーム状(巻き立てなのでまだふさふさではない) コテージなど ・アナカリス5本 立ち上げてから一か月ほどです。 このような水槽なのですが、昨日水槽を見ておりましたら ガラス面に付着したものがおりまして てっきり外側だと思ったら、水槽の内側でした。 細いほこりのような三ミリほどのものが壁にくっついていて 水流でそよいではいるのですが、自ら動いているようには見ません。 これはいったい何なのでしょうか・・・? ミズミミズとかでしょうか?それとも何かコケとかでしょうか? 写真が見にくくてすみません。

水槽内の糸状物の正体を探る

水槽のガラス面に付着した、ほこり状の糸状の物体…これは、水槽を立ち上げたばかりの初心者の方にとって、気になる現象ですよね。ご心配されているように、ミズミミズやコケの可能性もありますが、他にもいくつかの可能性が考えられます。写真がないため断定はできませんが、状況から考えられる原因と対処法を詳しく解説します。

可能性1:バクテリアや有機物の付着物

水槽立ち上げ初期は、バクテリアの繁殖が活発です。このバクテリアや、魚の排泄物、餌の残渣などが、糸状に絡み合ってガラス面に付着することがあります。これは、水槽の成熟過程で自然に発生する現象で、必ずしも悪いものではありません。むしろ、バクテリアの活動が活発な証拠と言える場合もあります。

対処法:

* 定期的な清掃:ガラス面に付着した糸状物を、柔らかいスポンジやマイクロファイバークロスで優しくこすり落とします。強い力でこすりすぎると、ガラスに傷が付く可能性があるので注意が必要です。
* 水換え:古い水を新しい水に交換することで、有機物の量を減らし、付着物の発生を抑えることができます。週に1回、水槽の水の約1/3を交換することをお勧めします。

可能性2:コケの一種

水槽内の環境によっては、茶ゴケや黒髭ゴケなどのコケが発生することがあります。これらのコケは、糸状に伸びてガラス面に付着することがあります。特に、光量が多い場合や、水質が悪化している場合に発生しやすいです。

対処法:

* 光量の調整:LEDライトの点灯時間を調整し、光量を減らしてみましょう。12時間点灯は長すぎる可能性があります。8時間程度に短縮してみましょう。
* 水質の改善:水質検査キットを使用して、水質をチェックします。アンモニア、亜硝酸塩、硝酸塩などの数値が高い場合は、水換えを頻繁に行い、水質を改善する必要があります。
* コケ取り:市販のコケ取り剤を使用したり、コケ取り用の掃除器具を使うことで、コケを除去できます。ただし、薬剤を使用する際は、使用方法をよく読んでから使用し、水槽内の生き物への影響に注意しましょう。

可能性3:糸状菌

水槽内に糸状菌が発生している可能性も考えられます。糸状菌は、目に見えない微生物であり、水質が悪化したり、有機物が多くなったりすると発生しやすくなります。

対処法:

* 水質の改善:水換えをこまめに行い、水槽内の有機物を除去します。底砂の掃除も効果的です。
* フィルターの清掃:フィルターの目詰まりは水質悪化につながります。定期的にフィルターを清掃し、目詰まりを防ぎましょう。
* UV殺菌灯の導入:UV殺菌灯を導入することで、糸状菌の繁殖を抑えることができます。予算が許す範囲で検討してみましょう。

可能性4:その他の可能性

上記以外にも、水槽の素材から溶け出した繊維状の物質や、空気中の塵などが付着している可能性も考えられます。

対処法:

* 水槽の清掃:水槽全体を丁寧に清掃し、付着物を除去します。
* エアレーションの確認:エアレーションが不足していると、水質が悪化しやすくなります。エアレーションの量を調整してみましょう。

専門家の視点:水槽環境の改善と予防

水槽内の糸状物は、水槽環境のバランスが崩れているサインである可能性があります。専門家であるアクアリストの視点から、水槽環境の改善と予防策についてアドバイスします。

* 適切なフィルター選び: 金魚元気水槽Sは小型水槽なので、AT-30は適切な選択です。しかし、水流が弱いと汚れが溜まりやすくなります。フィルターの清掃頻度を高めるか、より強力なフィルターへの交換を検討しましょう。
* エアレーションの工夫: モスボールにフィルターを繋ぐ方法も、工夫次第で効果的です。しかし、水流が弱いと酸欠になりやすいので、エアレーションの量や方法を見直しましょう。エアストーンを使用するなど、より効率的なエアレーション方法を検討するのも良いでしょう。
* 照明時間の調整: 12時間点灯は長すぎます。光合成による酸素供給は大切ですが、コケの繁殖を促進する可能性があります。8時間程度の点灯に調整しましょう。
* 水質管理の徹底: 定期的な水換えと、水質検査キットによるモニタリングは必須です。アンモニアや亜硝酸塩の濃度が高まると、生物への悪影響だけでなく、コケの繁殖も促進します。
* 生物の過密飼育: ヒメダカとチェリーシュリンプの飼育数は、水槽のサイズとフィルター能力を考慮して適切な数に調整しましょう。過密飼育は水質悪化を招きます。

まとめ:観察と適切な対応で美しい水槽を維持

水槽内の糸状物の正体は、様々な要因が考えられます。まずは、水槽環境を丁寧に観察し、上記で挙げた可能性を一つずつ検証していきましょう。そして、適切な対策を講じることで、美しい水槽を維持することが可能です。焦らず、一つずつ問題解決に取り組むことが大切です。

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