母の愛が詰まった枕カバー、手放して大丈夫?捨てるか残すか、整理収納のプロがアドバイス

今、部屋の掃除をしていて、いらない物をどんどん捨てています。もともと、買い物好きで飽き症の私は、掃除の度にいろんな物を捨ててきました。中には高価な家電類も多数あります。物を捨てる時は、あまり躊躇わない方ですが、その私が今まで一度も捨てようと思った事の無いものがあります。別に高価な物でもないし、特別な思い出があるわけでもありません。それは、私の母が縫ってくれた枕カバーです。もう20年も使っています。ほつれてボロボロになり、タバコの灰が落ちて、焦げた穴も開いています。見た目はただの汚い布切れです。別にこれが無ければ眠れないワケでも何でもありません。もちろん、今まで捨てようと思ったことは何度もあります。ですが最後は必ず捨てられずに使ってきました。それなのに捨てずに置いておくのは、私が幼稚で親離れしていない子供という事でしょうか?みなさんの意見を聞かせてください。補足すいません。捨てようと思ったことが無いのではなく、捨てられずにいるものでした。あと、母はまだ、元気に生きていますので形見的な意味もありません。

20年使い続けたボロボロの枕カバー…手放すか迷う気持ち、よく分かります

長年使い続けた、母の愛情がこもった枕カバー。捨てられない気持ち、とてもよく分かります。一見、ただの汚い布切れに見えるものでも、そこにはかけがえのない「温もり」や「安心感」といった、目に見えない価値が宿っていることがあります。 高価なものではない、特別な思い出もない、それでも捨てられない…その気持ちは決して幼稚や親離れできていないということではありません。むしろ、大切な人への感謝の気持ちや、過去の温かい記憶を大切にしている証と言えるでしょう。

モノへの執着は「心の状態」を表す鏡

物を捨てることに抵抗を感じるのは、単に「モノ」への執着というだけでなく、そのモノに紐付いた「感情」や「記憶」への執着である場合が多いです。今回の枕カバーは、単なる寝具ではなく、お母様の愛情、そして20年間あなたを優しく包み込んできた安心感そのものと言えるでしょう。 捨てることに迷うのは、この安心感や愛情を手放すことに抵抗があるからかもしれません。 整理収納アドバイザーの視点から見ると、モノへの執着は、その人の心の状態を映し出す鏡のようなものです。 捨てられない理由を深く探ることで、自分の心の奥底にある感情や、解決すべき問題が見えてくることもあります。

本当に「捨てられない」のか?「手放せない」のか?を問う

まずは、冷静に考えてみましょう。「捨てられない」と感じるのは、本当に「捨てる」ことに抵抗があるのか、それとも「手放せない」という、別の感情が混ざっているのか。 「捨てられない」のは、モノ自体への執着。「手放せない」のは、モノに付随する感情や記憶への執着です。 今回のケースでは、後者である可能性が高いでしょう。 お母様の愛情、20年間の安心感…これらは、枕カバーという「モノ」に宿っているのではなく、あなたの「心」の中に存在するものです。

具体的なステップで、気持ちよく整理整頓

では、どうすればこのジレンマを解決できるのでしょうか? 以下のステップで、気持ちよく整理整頓を進めていきましょう。

ステップ1:感謝の気持ちを伝える

まずは、お母様への感謝の気持ちを改めて伝えましょう。 「20年間、この枕カバーでよく眠れました。本当にありがとう」と、感謝の言葉を伝えることで、枕カバーへの執着が少し軽くなるかもしれません。 感謝の気持ちは、言葉にすることでより鮮明になり、心の中にしっかりと刻まれます。

ステップ2:思い出を写真に残す

ボロボロになった枕カバーを写真に撮りましょう。 その写真をアルバムやデジタルデータとして保存することで、形見として残すことができます。 写真に残すことで、物理的なモノへの執着から解放され、思い出を心の中に大切に保管することができます。

ステップ3:新しい枕カバーを選ぶ

新しい枕カバーを選びましょう。 お母様の愛情が詰まった枕カバーに代わる、あなたにとって心地よい新しい枕カバーを選ぶことで、気持ちの良い睡眠を得ることができます。 新しい枕カバーを選ぶ際には、色や素材など、あなた自身の好みを優先しましょう。 これは、新しい生活への一歩を踏み出す象徴でもあります。

ステップ4:感謝を込めて丁寧に処分する

いよいよ処分です。 ただ捨てるのではなく、「20年間ありがとう」と感謝の気持ちを込めて、丁寧に処分しましょう。 燃えるゴミとして捨てる場合でも、きれいに包んでから捨てましょう。 この行為は、過去への感謝と、未来への希望を繋ぐ儀式と言えるでしょう。

専門家の意見:整理収納アドバイザーの視点

整理収納アドバイザーの立場から見ると、このケースは「思い出の品」と「現状の生活」のバランスを見直す良い機会です。 ボロボロの枕カバーは、確かに思い出深いものですが、現状では衛生面や見た目の面で問題があります。 写真に撮ることで、思い出はデジタルデータとして残せます。 そして、新しい枕カバーで快適な睡眠をとることで、より良い生活を送ることが可能になります。 大切なのは、思い出を「モノ」に執着することではなく、心の中に大切に留めておくことです。

インテリアとの調和:新しい枕カバー選び

新しい枕カバーを選ぶ際には、お部屋のインテリアとの調和も意識してみましょう。 例えば、お部屋の基調色がブラウン系であれば、同じブラウン系の落ち着いた色合いの枕カバーを選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。 逆に、明るい色の枕カバーを選ぶことで、お部屋にアクセントを加えることも可能です。 様々な色や素材の枕カバーの中から、あなたのお部屋にぴったりのものを選んでみてください。 新しい枕カバーは、単なる寝具ではなく、お部屋の雰囲気を大きく変えるアイテムにもなり得ます。

まとめ:大切なのは「心」の中にあるもの

20年間使い続けた母の愛が詰まった枕カバー。 手放すことに迷うのは、決して幼稚や親離れできていないということではありません。 大切なのは、その「モノ」そのものへの執着ではなく、そこに込められた「愛情」や「思い出」をどう大切に保管していくかです。 今回のステップを参考に、感謝の気持ちを持ちながら、気持ちよく整理整頓を進めていきましょう。 そして、新しい枕カバーで、より快適で幸せな睡眠を手に入れてください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)