母の実家をシェアハウスに!成功のための完全ガイド

母の実家をシェアハウスにしたい。一人っ子の母が相続した一軒家が空き家になりました。中心地に出るのに近く、木造建築で風通しもよく、部屋数も多いのが魅力で、思い出もたくさんつまった家なので、売却するのは忍びないです。しかし、空き家のままでは物騒ですし、無人では家の傷みが激しいという難点もあります。そこで、今回娘の私と私の友人2人で、母実家をシェアハウスにしないかという提案が上がりました。友人2人とは高校時代から7年ほどの付き合いで、一緒に旅行に行ったりお泊り会をしたり、気心は知れている中です。(そっとしておいた方がいいなと思うタイミングもなんとなくわかります)また家の条件・前提としては◎家の名義は私の母◎最寄駅(JR/私鉄)から徒歩10分/25分◎中心地までJRで約10分◎築20年ほど(バリアフリーの概念なし)◎一部リフォーム済み◎3階建て(20畳の地下室あり・1階に2LDK・3階に個室3部屋)◎キッチンは2人で動き回れる広さ◎トイレ2つ◎浴室1つ◎物干し場あり◎庭付き◎一部を除き、住む分に問題があるほどの傷みはなし◎一般的にこの近辺の家賃相場は、アパート・マンション1LDKで6~9万ほど、4LDK一軒家で13万程度。以上を前提に、ご相談したいことが数点あります。1.シェアハウスで家賃を設定するメリット・デメリット、設定する場合の一般的妥当金額を教えてください。※持家ということで本来家賃はかからないのですが(固定資産税や維持費くらい)こういった場合でも、私の母を大家として毎月家賃を請求するのが妥当なのか、タダのほうがよいのか。(友人は払うと言ってくれています。友人が払う場合、私も払うことになります)2.一般的な賃貸の契約書のようなものを作成したほうがよいでしょうか?その場合、シェアハウスという前提を踏まえてどのような条件を提示するべきでしょうか?3.現在その可能性はありませんが、万が一母実家を手放さざるを得ない事情ができた時のために、立ち退きの条件も決めておかなくてはならないと思うのですが、どのような条件(◎か月前の勧告など)を設定するのが妥当でしょうか?4.シェアハウス・ルームシェアについて詳しいサイト(ハウツー系や体験談系)があれば教えてください。5.その他シェアハウス等を経験された方のアドバイス等よろしくお願いいたします。

1.シェアハウスの家賃設定:メリット・デメリットと妥当額

実家をシェアハウスにする場合、家賃設定は重要なポイントです。家賃を請求するメリット・デメリット、そして妥当な金額について検討しましょう。

家賃設定のメリット

* 経済的負担の軽減: 固定資産税、修繕費、管理費など、住宅維持にかかる費用を負担軽減できます。家賃収入でこれらの費用をカバーできる可能性があります。
* 家の維持管理の容易さ: 入居者から家賃収入を得ることで、維持管理費用の捻出が容易になり、適切なメンテナンスを実施しやすくなります。
* 法的保護: 賃貸契約を結ぶことで、入居者とのトラブル発生時の法的保護を受けやすくなります。

家賃設定のデメリット

* 入居者とのトラブルリスク: 家賃滞納や騒音問題など、入居者とのトラブルが発生する可能性があります。
* 管理の手間: 家賃徴収、修繕対応、トラブル対応など、管理に手間がかかります。
* 空室リスク: 入居者が退去した場合、空室期間が発生し、収入が途絶える可能性があります。

妥当な家賃金額

ご自宅の条件(立地、広さ、設備など)と近隣の相場を考慮して決定する必要があります。近隣相場が1LDKで6~9万円、4LDK一軒家で13万円とのことですが、シェアハウスは個室の広さや設備によって大きく異なります。

例えば、個室3部屋と2LDKの共有スペースを3人で利用する場合、各個室の広さや設備、共有スペースの利用状況などを考慮し、各人の家賃を6~8万円程度に設定するのが妥当と考えられます。ただし、これはあくまで目安です。

具体的な算出方法としては、まず、近隣の同程度の物件の家賃を調べ、それを部屋数で割る方法があります。さらに、各部屋の広さや設備のグレードによって調整する必要があります。

重要なのは、母と友人たちとの間で納得できる金額を設定することです。話し合いを通じて、家賃だけでなく、光熱費やインターネット料金などの負担についても明確にしましょう。

2.賃貸契約書の重要性と記載事項

シェアハウスであっても、賃貸契約書を作成することは非常に重要です。トラブル防止、法的保護のためにも必ず作成しましょう。

賃貸契約書に記載すべき事項

* 当事者情報: 母(大家)と各入居者の氏名、住所、連絡先など
* 物件情報: 住所、間取り、設備、共用部分の利用規定など
* 賃貸期間: 契約期間とその更新に関する事項
* 家賃: 金額、支払方法、支払期限など
* 敷金・礼金: 金額、返還条件など
* 修繕責任: 誰がどのような修繕費用を負担するか
* 禁止事項: ペットの飼育、騒音、違法行為など
* 解約条件: 解約予告期間、違約金など
* その他特約事項: 共用部分の清掃、ゴミ出し、来客の対応などシェアハウス特有の事項

シェアハウス特有の事項として、共有スペースの利用ルール、清掃分担、ゴミ出しルールなどを明確に記載しましょう。トラブルを未然に防ぐために、できるだけ詳細に記述することが重要です。

3.立ち退き条件の設定

万が一、母が実家を売却せざるを得ない状況になった場合の立ち退き条件も事前に決めておくべきです。

妥当な立ち退き条件

一般的には、最低でも3ヶ月~6ヶ月前の予告が必要です。これは、入居者が新しい住まいを探すのに十分な時間的な猶予を与えるためです。

契約書には、立ち退き予告期間、違約金(もしあれば)、立ち退き時の手続きなどを明確に記載しましょう。

専門家(弁護士など)に相談して、法的にも問題のない契約書を作成することを強くお勧めします。

4.参考となるウェブサイト

シェアハウスやルームシェアに関する情報は、インターネットで数多く見つけることができます。

* シェアハウス運営会社や不動産会社のウェブサイト: 実例や契約に関する情報が掲載されています。
* ブログや口コミサイト: シェアハウス生活の体験談やノウハウが得られます。
* 法律相談サイト: 賃貸契約に関する法律的な知識を得られます。

これらのウェブサイトを参考に、シェアハウス運営に関する知識を深めましょう。

5.シェアハウス経験者からのアドバイス

シェアハウスは、共同生活なので、コミュニケーションが非常に重要です。事前にルールを決め、定期的に話し合うことで、トラブルを回避できます。

また、プライバシーの尊重も大切です。お互いの生活リズムや価値観を尊重し、良好な関係を築く努力をしましょう。

緊急時の連絡体制も事前に確認しておきましょう。

まとめ

母の実家をシェアハウスにすることは、経済的なメリットだけでなく、思い出の詰まった家を有効活用できる素晴らしいアイデアです。しかし、トラブルを避けるためには、綿密な計画と準備が不可欠です。

家賃設定、賃貸契約書の作成、立ち退き条件の設定など、それぞれの項目について慎重に検討し、必要に応じて専門家のアドバイスを求めましょう。友人たちとよく話し合い、お互いに納得できるルールを決め、快適なシェアハウス生活を実現してください。

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