欠陥住宅への対応と退去に関するQ&A

欠陥住宅(アパート)を宛がわれました。まだ一ヶ月もたっていません。お風呂場から変なカスが浮遊し、浴槽につかれない状況(※前例が無いとのこと。処置をして頂いたが改善の見込みが無かった)住んだ初日から蟻がわくなど(駆除をして頂いたがあまり変わらない)どうしようも無い状態です。やむを得ず退去・あるいは部屋の移動を考えているのですが、その場合こちらに落ち度はありません。クリーニング代を払うのはおかしいと思うのですが、どうなのでしょうか。最低限の処置だと思います。部屋の移動・あるいは完全に別の物件に移動する形にしたいと考えているのですが、管理会社は退去の場合一年未満の人はお金がかかるとのことですが妙だと思います。こちらを紹介した不動産に仲介していただいた方がいいのでしょうか。一人暮らしは今回がはじめてです。知識がほとんどありません。退去に関し、有利に運びたいと思ってます。(家賃そのものはもちろん支払いますが、移動にかかる費用を払うのはおかしいといった話です)

深刻な住宅問題:欠陥住宅と退去に関する対応

初めての1人暮らしで、このような状況に直面するのは非常に辛いですね。しかし、ご安心ください。状況証拠から、あなたに落ち度はありません。不適切な住宅を提供された責任は、管理会社と不動産会社にあります。 まずは冷静に対処していきましょう。

1. 問題点の明確化と証拠集め

まずは、問題点を具体的に整理し、証拠を集めることが重要です。

  • お風呂場のカス: 写真や動画で記録しましょう。カスがどのようなものか、量、発生場所などを詳細に記録します。管理会社に報告済みの履歴も残しておきましょう。
  • 蟻の発生: 蟻の発生状況、駆除後の状況なども写真や動画で記録します。駆除業者からの報告書があれば、それも証拠となります。
  • その他不具合: その他、気になる点があれば全て記録しましょう。例えば、壁のひび割れ、水漏れ、異臭などです。

これらの証拠は、後々の交渉において非常に重要になります。

2. 管理会社との交渉

管理会社に、現状を改めて伝え、早期の解決策を求める必要があります。

  • 書面での連絡: 電話だけでなく、内容証明郵便などで問題点を伝え、証拠写真を添付しましょう。記録を残すことが重要です。
  • 具体的な解決策の提示: 部屋の修繕、代替物件への転居、契約解除など、具体的な解決策を提示させましょう。クリーニング代を請求されるのは不当であることを明確に伝えましょう。
  • 交渉記録の保管: 管理会社とのやり取りは全て記録しておきましょう。日付、担当者名、内容などをメモし、できれば録音も検討しましょう。

管理会社が対応に消極的な場合、次のステップに進みましょう。

3. 不動産会社への相談

管理会社との交渉が難航する場合、紹介してくれた不動産会社に相談しましょう。不動産会社は、あなたと管理会社の間に入り、交渉を円滑に進める役割を果たすことができます。

  • 状況説明: 不動産会社に、これまでの経緯と証拠を提示して状況を説明します。
  • 仲介による解決: 不動産会社が管理会社と交渉し、あなたにとって有利な解決策を模索してもらいます。
  • 法的措置への相談: 必要に応じて、弁護士などの専門家への相談を検討しましょう。

4. 弁護士への相談

管理会社や不動産会社が対応してくれない場合、または、あなたが不利な条件を提示された場合は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、あなたの権利を守り、適切な解決策を導き出すお手伝いをしてくれます。

5. クリーニング代について

通常、居住者の責に帰すべきでない欠陥による退去の場合、クリーニング代を支払う必要はありません。 これは、住宅賃貸借契約における重要なポイントです。管理会社がクリーニング代を請求してきた場合は、その根拠を明確にさせるよう要求しましょう。

6. 退去費用について

一年未満の退去に費用がかかるという管理会社の主張は、契約書の内容を確認する必要があります。契約書にそのような条項がない限り、不当な請求の可能性が高いです。 もし契約書にそのような条項があったとしても、居住に耐えない状態の住宅を提供された責任は管理会社にあるため、費用負担について交渉する余地は十分にあります。

7. 具体的な行動計画

1. 全ての証拠を集める (写真、動画、メール、報告書など)
2. 管理会社に書面で状況を伝え、具体的な解決策を要求する (内容証明郵便が推奨)
3. 不動産会社に状況を説明し、仲介を依頼する
4. 状況が改善しない場合、弁護士に相談する

インテリア選びへの影響と今後の対策

今回の経験は、今後の住まい選びに大きく影響するでしょう。

  • 物件選びの徹底: 内見時は、細部まで注意深く確認しましょう。水回り、床、壁、天井など、不具合がないかチェックし、写真や動画で記録しておきましょう。築年数や管理状況なども確認し、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。
  • 契約書の確認: 契約書は必ず熟読し、不明な点は不動産会社に確認しましょう。特に、解約条件や違約金に関する条項は、しっかりと理解しておきましょう。
  • 保険の加入: 賃貸住宅総合保険などに加入することで、トラブル発生時の経済的な負担を軽減できます。

今回の苦い経験を活かし、より快適で安全な住まい選びができるよう、知識を深めていきましょう。

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