欠陥マンションでカビ被害!引っ越しと補償請求について徹底解説

欠陥マンション! 入居直後から結露とカビが大発生しました。3階建て賃貸マンションの1階(坂に立っていて半地下状態)に住んでいます。管理会社にクレームを言ったら大家に相談すると言ったまま1年4ヶ月放置です。最近になってもう一度文句を言ったら、施工会社と部屋を見に来ました。床から50センチ以下がみんな真っ黒でクローゼットもカビだらけ、雨どいがおかしく、雨の日に滝のようになっている様子を撮ったビデオを見せたりしました。結果、雨水などの排水樋が機能していないため常に裏庭に水溜りが出来ている、極端に換気が悪いことなどが分かり(構造に問題があることを認めていました)それがカビの原因だと分かりました。管理会社が大家に許可を取り、・石膏ボートと壁紙の取替え・各部屋に換気口の設置・排水用の樋を延ばして下水に流すという工事の内容を約束してくれました。が、一部屋づつ工事するので、その部屋の荷物はほかの部屋に運んで作業する。工事中も私たちはそのまま生活しろと言うのです。我が家はとても狭く、2歳の子供と猫がいますので荷物で溢れた部屋は危ないですし、家の中で大きな音がするのは子供にも良くないと思います。また、家中カビてほとんどの服が着れなくなり(かなりの量を処分しました)、ベッドやタンス、カーテンもカビだらけ、と普通の生活が出来ない状況なのに、これの保障についても管理会社は逃げ腰で明言を避けている状態です。私としては不信感もあり、工事中大変な思いをするのも嫌なので、同等の部屋を見つけて敷金礼金や引越し費用を負担して貰って引っ越したい、家財の保障をしてもらいたいと考えていますが、どの程度までなら妥当な要求でしょうか?また、入居時に火災・家財保険に加入したのですが、こういったケースでも保障は受けられるのでしょうか?補足みなさんありがとうございます!保険会社に問い合わせたところカビは保障外だそうです。管理会社は様子を見に来た際は、「数日間ホテルに入っていただくなり、ご迷惑が最小限になるようにいたします」と言っていたのにその後は子会社(ハウスクリーニングの担当会社)に丸投げで、ホテルへ非難の話も立ち消えの状態です。弁護士を立てることも視野に入れ子供のためにも冷静に最善の方法を話し合いたいと思います。

深刻なカビ被害と賃貸マンションの瑕疵

1年4ヶ月もの間放置され、深刻なカビ被害に苦しんでいる状況、大変お辛いですね。半地下で排水不良、換気不足という構造的な問題がカビ発生の根本原因であることが判明しているため、これは明らかに賃貸物件としての瑕疵に該当します。管理会社は、その責任を負う必要があります。

妥当な要求と法的根拠

現状、管理会社は工事のみを提案していますが、居住環境の著しい悪化、そして精神的苦痛を考慮すると、引っ越しを伴う解決が妥当と考えられます。

1. 同等物件への転居と費用負担

民法616条に基づき、賃貸借契約において、借主は居住に適さない状態であれば契約解除を請求できます。今回のケースは、構造上の欠陥により居住に適さない状態が継続しているため、同等の物件への転居を要求することは十分に正当な請求です。

* 敷金礼金:全額返還を求めることができます。
* 引越し費用:転居にかかる費用(梱包、運搬、清掃など)全額の負担を要求できます。
* 一時的な宿泊費用:引っ越しまでの間、ホテル等の宿泊費用も請求できます。

2. 家財の損害賠償

カビによる家財の損害についても、管理会社に賠償を請求できます。処分した衣類やカビで損傷した家具、カーテンなどの損害額を具体的に算出し、領収書や写真などを証拠として提示しましょう。

3. 弁護士への相談

管理会社が対応に消極的な場合、弁護士に相談することを強くお勧めします。弁護士は、あなたの権利を主張し、交渉を有利に進めることができます。専門家の力を借りることで、よりスムーズな解決が期待できます。

具体的な対応ステップ

1. **証拠の整理:** カビ被害の写真・動画、雨漏りの状況、工事の約束内容を記録した書面などを全て整理します。
2. **内容証明郵便:** 管理会社に対して、具体的な要求内容(引っ越し、費用負担、損害賠償)を記した内容証明郵便を送付します。これは、後の法的措置において重要な証拠となります。
3. **交渉:** 管理会社との交渉では、冷静かつ毅然とした態度で、証拠を提示しながら主張しましょう。
4. **弁護士への相談:** 交渉が難航する場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討します。

火災・家財保険について

残念ながら、多くの火災・家財保険では、自然災害以外の原因によるカビ被害は補償対象外であることが一般的です。しかし、保険約款をよく確認し、免責事項に該当しない可能性がないか確認してみてください。専門家(弁護士や保険代理店)に相談してみるのも良いでしょう。

専門家の視点:建築士の意見

建築士の視点から見ると、今回のケースは排水不良と換気不足による深刻な問題です。半地下構造は、そもそも結露やカビが発生しやすいリスクがあります。設計段階での適切な対策が不足していた可能性が高いです。管理会社は、構造上の問題を認識しているにも関わらず、一時的な修繕だけで済ませようとしているのは、責任逃れと言えます。

インテリアへの影響と対策

カビ被害は、健康被害だけでなく、インテリアにも深刻な影響を与えます。

* 家具の損傷:カビは家具の素材を腐食させ、修復不可能なダメージを与える場合があります。
* 壁紙の剥がれ:カビによって壁紙が剥がれ、見た目が悪くなるだけでなく、健康被害にも繋がります。
* 空気の悪化:カビはアレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。

カビ被害を防ぐためには、適切な換気除湿が重要です。また、定期的な清掃も必要です。特に、半地下などの湿気がこもりやすい場所では、換気扇や除湿機を効果的に活用しましょう。

まとめ

今回のケースは、管理会社の責任が明確な重大な賃貸瑕疵です。引っ越しと損害賠償を請求することは正当な権利です。証拠をしっかり整理し、内容証明郵便を送付するなど、適切な手順を踏むことで、より良い解決を目指しましょう。必要であれば、弁護士に相談することをお勧めします。

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