梅雨のジメジメと床鳴り…フローリングのキシキシ音を解消する方法

湿気の多い時期になると、フローリングの部屋の極一部分がキシキシと床鳴りがします。何故だかよくわかりませんが、乾燥した時期には鳴りません。業者さんに相談したところ、注入補修が出来るということでした。補修跡はほとんどわからないと言われたのですが、「ほとんど」というのがどの程度なのか、気になっています。伺いたい点は、補修後は素人目に見てわからないぐらいに綺麗になりますか?季節的なだけの現象なら、無理に補修をしない方がよいのでしょうか?分かる方がいらっしゃいましたら回答をお願い致します。

床鳴りの原因と注入補修について

フローリングの床鳴りは、湿気による木材の膨張収縮が主な原因です。特に梅雨や夏の高温多湿の時期は、木材が水分を吸収して膨張し、床板同士が摩擦を起こしやすくなります。乾燥した時期には収縮するため、音がしなくなるのです。質問者様の場合、特定の場所でのみキシキシ音が発生していることから、その部分の床材と下地材の間に隙間が生じている、もしくは結合が弱まっている可能性が高いと考えられます。

業者さんから提案された「注入補修」は、床板に小さな穴を開け、特殊な樹脂を注入して隙間を埋める方法です。この方法は、床材を剥がす必要がなく、比較的短時間で補修できるのがメリットです。補修跡が目立たないのも大きな魅力です。

補修後の仕上がりは?素人目には本当にわからない?

「ほとんどわからない」という業者の説明ですが、これは穴を開けた跡と注入した樹脂の色が、フローリングの色や木目に近いものを使用することで、目立たなく仕上げられるという意味です。しかし、完全に跡形もなくなるわけではありません。

補修後の仕上がりの見え方

* 照明や角度:直射日光や強い照明の下では、わずかな凹凸や色の違いが目に見える可能性があります。
* 床材の種類:無垢材や濃い色の床材は、補修跡が目立ちにくい傾向があります。一方、薄い色や柄の床材では、若干目立つ可能性があります。
* 業者の技術:熟練した業者であれば、より目立たない仕上がりを実現できます。

具体的な事例

例えば、ベージュ系のフローリングの場合、同系の樹脂を使用すれば、補修跡はほとんど気にならないレベルに仕上がることが多いです。しかし、白いフローリングの場合は、樹脂の色との差が目立ちやすいため、仕上がりに多少の差が生じる可能性があります。

季節的な現象なら補修は必要?

床鳴りが季節的な現象だけであれば、必ずしもすぐに補修する必要はありません。しかし、以下の点を考慮する必要があります。

放置によるリスク

* 床鳴りの悪化:放置すると、床板の隙間が大きくなり、床鳴りが大きくなったり、範囲が広がったりする可能性があります。
* 歩行時の危険性:大きな隙間があると、つまずいたり、転倒したりする危険性があります。特に、お子様や高齢者がいるご家庭では注意が必要です。
* 建物の構造への影響:ひどい床鳴りは、建物の構造に悪影響を及ぼす可能性もあります。

補修の判断基準

* 床鳴りの大きさ:日常生活に支障をきたすレベルであれば、補修を検討しましょう。
* 発生場所:頻繁に歩く場所であれば、早めの補修がおすすめです。
* 家族構成:小さなお子さんや高齢者がいる場合は、安全面を考慮して補修することをおすすめします。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「床鳴りの補修は、見た目だけでなく、安全面や建物の寿命にも影響するため、専門業者に相談することが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、補修方法や費用、仕上がりについて丁寧に説明を受けることをおすすめします。」とのことです。

まとめ:賢い床鳴り対策

フローリングの床鳴りは、湿気による木材の膨張収縮が原因となることが多いです。注入補修は、床材を剥がさずに済むため、手軽で目立たない補修方法として有効です。しかし、完全に跡形がなくなるわけではありません。補修の必要性については、床鳴りの大きさ、発生場所、家族構成などを考慮し、専門家の意見を参考に判断することが重要です。

具体的な対策

* 複数の業者に見積もりを依頼する:費用や仕上がりについて比較検討しましょう。
* 補修後の保証を確認する:万が一、仕上がりに問題があった場合に備えて、保証内容を確認しましょう。
* 定期的なメンテナンス:床の掃除やワックスがけなど、定期的なメンテナンスを行うことで、床鳴りの発生を予防することができます。
* 除湿対策:梅雨時期は除湿機を使用したり、窓を開けて換気したりすることで、湿気対策を行いましょう。

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