桧家住宅の基礎断熱と第一種換気システム:本当に良いシステムなのか?他社との比較と疑問点の解消

桧家住宅の基礎断熱に興味を持っています。最近は桧家住宅も第一種換気システムを採用し、部屋の中の空気を床下にとりこむことで床下を暖め、尚且つ床下換気も行えるようになったと説明を受けました。確かに、以前の第三種換気システムの時は、床下に湿気がこもるのでは?と懸念をしていましたが、営業さんの説明通りであれば、この『基礎断熱➕第一種換気システム』はよいシステムだとおもいました。ただ、本当に良いシステムであれば、他のメーカーなども採用しているのではないかと思いますが、他のメーカーで同様の基礎断熱➕第一種換気を採用している社はありません。同様に、エスバイエルには壁内結露防止の観点から壁内二重換気システムがありますが、やはり他社では採用されていません。不要なシステムだから採用しないのかな…と思ったりして。色々な展示場を見たり、現場見学等も行なっていますが、にわか知識ばかり増えて余計に判断出来なくなってしまっています。金額も大幅に違う二社ですが、支払う額に見合う家が出来ればいいと思っています。建築予定地は千葉県の中央部です。無知な私にどなたかご教授いただきたく存じます。よろしくお願いします。補足回答ありがとうございます。私が気に入っているのは、土台と基礎の間が無い為に室内の暖かい又は冷たい空気を逃さずに床下へと導くことで、床下の空気を室内と同じ温度に出来、床の温度が快適になると教わったからです。夏場などで湿度が高くても、常に空気を循環させることで、室内や外気より湿度が上がることは無いんだろうな・・・と解釈しています。同じ価格帯のウィザーズホームや他のメーカーでは基礎と土台のあいだに基礎パッキンなるものを挟み、床下に外気を循環させることで湿気対策としていますね。床下に外気が流入すると、足元は当然寒くなるのではないかと思うのですが、どうでしょうか?また、エスバイエルの件では断熱材の内と外で結露が起こる筈なので断熱材の外ギリギリの部分に外気を流すのだと教わりましたが、これは私的にも少し疑問を抱いています。断熱材を詰め込む周囲に隙間が空いたら、内装材一枚越えたら外気に触れることになりますもんねf^_^;)少しばかり不安ですね。長々とすいません。よろしくお願いします。

桧家住宅の基礎断熱と第一種換気システムの特徴

桧家住宅が採用する「基礎断熱+第一種換気システム」は、床下の空気を室内空気で暖めることで、床暖房のような効果を生み出し、省エネルギー性と快適性を両立するシステムです。従来の第三種換気システムと比較して、床下への湿気侵入リスクを軽減できる点が大きなメリットです。 ポイントは、土台と基礎の間に隙間を作らず、室内空気を直接床下に導く点にあります。これにより、外気の影響を受けにくく、床下の温度を安定させることができます。夏場も、外気を取り込むのではなく室内空気を循環させることで、湿度の上昇を抑える効果が期待できます。

他社との比較:基礎パッキンと壁内二重換気システム

ご質問にあるように、ウィザーズホームなど他社では、基礎と土台の間に基礎パッキンを挟み、床下に外気を導入するシステムを採用しているケースが多いです。これはコストを抑えつつ、ある程度の換気と湿気対策を行うための一般的な手法です。しかし、外気を直接床下に導入するため、冬場は床下の温度が下がりやすく、足元が冷える可能性があります

また、エスバイエルの壁内二重換気システムは、壁内部に空気を循環させることで結露を防ぐことを目的としています。しかし、このシステムも、断熱材の施工精度や換気量の調整が非常に重要であり、適切な設計・施工がなされなければ、逆に結露を招く可能性も否定できません。 断熱材と外壁の間に隙間ができれば、確かに外気に触れることになり、結露リスクが高まります。

なぜ他社は同様のシステムを採用しないのか?

桧家住宅のシステムが他社で採用されていない理由としては、以下の点が考えられます。

  • コスト: 室内空気を床下に導くための特殊な施工や、高性能な換気システムが必要となるため、コストが高くなる可能性があります。
  • 技術難易度: 施工精度が求められるため、熟練した技術者が必要となります。全ての建築会社が対応できる技術力を持っているとは限りません。
  • 市場ニーズ: 消費者の間で、このシステムのメリットが十分に理解されていない可能性もあります。 高価格帯の住宅市場では、より高性能なシステムを求める顧客もいますが、価格を抑えた住宅市場では、コストパフォーマンスの観点から、他の換気システムが選ばれる傾向があります。
  • メンテナンス: 複雑なシステムであるため、メンテナンスに手間がかかる可能性も考えられます。

千葉県中央部での建築を考慮したアドバイス

千葉県中央部は、比較的温暖な気候ですが、梅雨時期の湿気や冬の寒さにも配慮が必要です。 桧家住宅のシステムは、湿気対策と省エネルギー性の両面においてメリットがありますが、高価格であることを考慮し、ご自身の予算とライフスタイルに合致するかどうかを慎重に検討する必要があります

専門家の視点:建築士や住宅性能評価士への相談

住宅選びは人生における大きな決断です。 桧家住宅のシステムに魅力を感じている一方で、疑問点も残っているとのことですので、建築士や住宅性能評価士などの専門家に相談することを強くお勧めします。 彼らは、それぞれのシステムのメリット・デメリットを客観的に評価し、ご自身の建築条件や予算に最適なプランを提案してくれるでしょう。 複数の専門家に見積もりやプランを依頼し、比較検討することで、より安心できる選択ができます。

具体的な検討ポイント

  • 価格と性能のバランス: 桧家住宅と他のメーカーの価格差を、システムの性能や長期的なランニングコストと比較検討しましょう。
  • 断熱性能: 断熱材の種類や厚さ、窓の性能なども重要な要素です。 断熱性能の高い住宅は、省エネルギー効果が高く、快適な住環境を実現できます。
  • 換気性能: 換気システムの性能だけでなく、窓の配置や大きさなども考慮し、適切な換気計画を立てましょう。 第一種換気システムは、24時間換気が行われるため、室内の空気質を常に良好に保つことができます。
  • 施工精度: 特に、基礎断熱や換気システムは施工精度が重要です。 施工実績や評判などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
  • アフターサービス: 住宅の引き渡し後も、安心して暮らせるよう、アフターサービス体制が充実している業者を選ぶことが大切です。

まとめ

桧家住宅の基礎断熱+第一種換気システムは、優れた省エネルギー性と快適性を提供する可能性を秘めたシステムです。しかし、高価格であることや、他社では採用されていない点を考慮し、専門家の意見を参考に、ご自身のニーズに最適な住宅を選択することが重要です。 複数のメーカーを比較検討し、納得のいく家づくりを進めてください。

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