格安物件注意報!5万円の2LDKマンションの落とし穴と安全な内見のポイント

今、不動産屋に行って一通り部屋を見てきました。気に入ったのがあって、10階建てのマンションでオートロック、2LDK、海に近くなんですが、何と家賃が5万円なんです!まだ築浅で3年ぐらいって言ってました。何か怪しくないですか?ちなみに場所は関東圏です。

5万円の2LDKマンション?!その魅力とリスク

関東圏で、築浅の10階建てマンション、オートロック付きの2LDK、海近で家賃5万円…確かに魅力的な条件です。しかし、あまりにも安い価格設定には、裏に何か理由が潜んでいる可能性が高いです。安易に契約する前に、しっかりと確認すべき点がいくつかあります。

魅力的な条件の裏に潜むリスク

まず考えられるのは、物件に何らかの問題があるということです。例えば、以下のような可能性が考えられます。

  • 騒音問題:近隣に騒音源(工場、交通量の多い道路など)があり、静かな生活が送れない可能性があります。
  • 日照不足:隣接する建物によって日当たりが悪く、常に薄暗い部屋になっている可能性があります。
  • 眺望不良:海が近いとはいえ、目の前にビルが建っていたり、景色が遮られている可能性があります。
  • 修繕費用負担:築浅とはいえ、既に修繕が必要な箇所があり、入居者負担となる可能性があります。契約前に修繕履歴を確認しましょう。
  • 周辺環境問題:治安が悪い、ゴミ問題が多い、害虫が多いなど、生活に支障をきたす可能性があります。
  • シロアリ被害:築浅でも、建物の基礎部分にシロアリ被害が出ている可能性があります。
  • 瑕疵担保責任の問題:売主または家主が瑕疵担保責任を負わない契約になっている可能性があります。

これらの問題は、内見だけでは気づきにくい場合もあります。特に、騒音や日照は実際に住んでみないと分かりません。

安全な内見と契約のためのチェックポイント

格安物件を見つけた際は、安易に喜ぶのではなく、冷静に以下の点をチェックしましょう。

1. 物件周辺の環境調査

* 時間帯を変えて内見する:昼間だけでなく、夜間や早朝にも周辺を歩いてみましょう。騒音や治安の状況を確認できます。
* 近隣住民に話を聞く:さりげなく近隣住民に話を聞いてみるのも有効です。物件に関する情報を教えてくれるかもしれません。
* Googleストリートビューを活用する:物件周辺の状況を事前に確認できます。
* 犯罪発生状況を調べる:警察署のホームページなどで、周辺の犯罪発生状況を確認しましょう。

2. 物件の詳細な確認

* 契約書を丁寧に読む:特に、家賃以外の費用(管理費、修繕積立金など)や、契約期間、解約条件などをしっかり確認しましょう。
* 設備の動作確認:水道、ガス、電気、エアコン、トイレ、浴室など、全ての設備が正常に動作するかを確認しましょう。
* 建物の状態を確認:壁のひび割れ、床の傷、窓の汚れなど、建物の状態を丁寧に確認しましょう。
* 重要事項説明書を熟読する:不動産会社から渡される重要事項説明書は、物件に関する重要な情報が記載されています。必ず熟読し、不明な点は質問しましょう。
* 過去の修繕履歴を確認する:大規模修繕の履歴や、過去のトラブルなどを確認することで、物件の状態をより正確に把握できます。

3. 不動産会社への確認

* 家賃が安い理由を明確に聞く:不動産会社に、家賃が安い理由を具体的に尋ね、納得できる説明がない場合は契約を控えるべきです。
* 契約内容について質問する:契約内容について、疑問点があれば遠慮なく質問しましょう。
* 他の物件も検討する:複数の物件を比較検討することで、より良い物件を選ぶことができます。

専門家の意見:不動産鑑定士の視点

不動産鑑定士の視点から見ると、5万円という家賃は、立地や築年数などを考慮すると、明らかに相場からかけ離れています。何かしらの問題を抱えている可能性が高いと判断できます。 安易に契約する前に、専門家(不動産鑑定士や弁護士など)に相談することも有効です。

まとめ:慎重な判断が大切

5万円という魅力的な家賃の2LDKマンションですが、安さの裏にはリスクが潜んでいる可能性があります。契約前に、物件周辺の環境調査、物件の詳細な確認、不動産会社への確認をしっかりと行い、慎重に判断することが大切です。必要であれば、専門家の意見を聞くことも検討しましょう。 焦らず、納得のいく物件選びを心がけてください。

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