柱の出っ張りがある部屋へのい草マット敷き方|江戸間6畳のサイズ調整と端処理

柱の出ている部屋に江戸間6畳のい草マットを敷こうと考えています。端の処理方法をご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけると助かります。柱の出っ張りがある部屋で、端一か所がおよそ10センチ×10センチほど部屋に入り込み、正式な江戸間になっていない状態です。カーペットピンで元々ある畳の上に止める予定です。因みに、今まではカーペットでしたので、端はハサミで切ってサイズを合わせていました。よろしくお願いいたします。

い草マット敷きの悩み:柱の出っ張りへの対応

江戸間6畳のい草マットを、柱の出っ張りが10cm×10cmある部屋に敷く際の端処理について、具体的な方法と注意点をご説明します。従来のカーペットのようにハサミで切る方法では、い草マットのほつれや見た目の悪さが懸念されます。そこで、より美しく、長持ちする敷き方を提案します。

最適な端処理方法:3つの選択肢

柱の出っ張り部分への対応は、以下の3つの方法が考えられます。それぞれの特徴を比較し、ご自宅の状況に最適な方法を選択してください。

1. い草マットをカットする(ハサミでの処理)

従来の方法と同じく、ハサミでい草マットをカットする方法です。しかし、い草マットはカーペットと異なり、切り口がほつれやすいというデメリットがあります。

  • メリット:簡単で手軽にできる
  • デメリット:切り口がほつれやすい、見た目が不自然になりやすい、耐久性が低下する可能性がある

この方法を選択する場合は、ほつれ止めスプレーを使用したり、切り口を丁寧に処理する必要があります。しかし、それでも完璧な仕上がりとは言い難く、長期的な使用を考えると、他の方法を検討することをお勧めします。

2. マットを折り込む

10cm×10cmの出っ張り部分にマットを折り込んで対応する方法です。この方法は、い草マットのカットを避けられるため、ほつれを防止し、自然な仕上がりを実現できます。

  • メリット:い草のほつれを防げる、自然な仕上がりになる
  • デメリット:多少のシワができる可能性がある、折り込み部分が目立つ可能性がある

折り込み部分が目立たないように、マットの色や柄、部屋のインテリアとの調和を考慮しましょう。ベージュ系のい草マットであれば、部屋の雰囲気に自然と馴染むでしょう。

3. マットの下に詰め物をして高さを合わせる

柱の出っ張り部分に、厚さ1cm程度のウレタンシートなどの詰め物を入れ、高さを調整する方法です。これにより、マットが綺麗に敷き詰められ、段差による違和感を解消できます。

  • メリット:最も自然で美しい仕上がりになる、段差によるつまずきを防げる
  • デメリット:追加費用と手間がかかる、詰め物の素材選びに注意が必要

詰め物には、滑り止め効果のある素材を選ぶことが重要です。また、詰め物の厚さや素材によっては、マットの変形やカビの原因となる可能性があるので、通気性の良い素材を選ぶようにしましょう。

専門家のアドバイス:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点から、最適な方法をアドバイスします。

「い草マットの素材感を活かすためには、カットは避け、折り込みや詰め物による調整がおすすめです。特に、ベージュなどの自然な色合いのい草マットは、部屋の雰囲気に馴染みやすく、折り込みによるシワも目立ちにくいでしょう。ただし、詰め物を使用する場合は、マットとの色調や質感のバランスに注意し、違和感のないように仕上げることが大切です。もし、ご自身で処理に不安がある場合は、インテリア専門業者に相談してみるのも良いでしょう。プロのアドバイスを受けることで、より美しく、そして長く使える空間を実現できます。」

実践的なアドバイス:美しい仕上がりと長持ちのためのポイント

い草マットを美しく、そして長く使うための具体的なアドバイスです。

* 事前準備:敷く前に、畳の掃除を徹底しましょう。ホコリやゴミを取り除くことで、マットの寿命を延ばし、カビの発生を防ぎます。
* カーペットピンの使用:カーペットピンを使用する際は、マットを傷つけないように注意し、ピンを打ち込む位置を事前に確認しましょう。
* 定期的なメンテナンス:定期的にマットを掃除機で掃除し、湿気や直射日光を避けることで、変色やカビを防ぎます。
* 湿気対策:梅雨時期など、湿気が多い時期は、除湿剤を使用したり、風通しの良い場所にマットを移動させるなどの対策を行いましょう。
* 日焼け対策:直射日光が当たる場所に長時間放置すると、い草マットが日焼けして変色する可能性があります。カーテンなどで日差しを遮るなどの対策をしましょう。

まとめ:最適な方法で快適な空間を

柱の出っ張りがある部屋に江戸間6畳のい草マットを敷く場合、ハサミで切る方法以外にも、折り込みや詰め物による方法があります。それぞれのメリット・デメリットを比較し、ご自身の状況や好みに合った方法を選択してください。 上記で紹介したアドバイスを参考に、快適で美しい空間を実現しましょう。

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