柱の上にも漆喰は塗れる?プロバンス風漆喰壁を実現するための方法

柱の上に漆喰は塗れますか? 現在シックハウス対策でビニールクロスを貼ってる部屋の壁全面を漆喰にしようと検討しています。 ビニールクロスを貼ってる現在は柱らしきものは見えないのですが クロスを剥いで出てきた柱の上は漆喰は塗れないと工務店から言われました。 よく写真などみると広い一面、漆喰壁でリフォームされてるものも見かけますが 何か漆喰の種類とか工法が違うのでしょうか? 古民家風や和風に仕上げるなら柱がでていても良いかなと思うんですが、 希望ではどちらかというとイメージ的にヨーロッパ、フランスのプロバンス風?的な 壁一面に波打ったような塗りムラがあるような漆喰壁にしたいなと思ってました。 やはりあきらめるしかないでのしょうか?補足皆様ご回答ありがとうございます 柱は通し柱とかだと思います 今は洋室でクロスを貼って平面で見えてませんが昔のリフォーム前に和室でジュラクだった時があり、その時は柱がいくつか見えてた気がします それと業者さんの説明を思い出すと柱の上から塗れないのは、漆喰は広い面積が塗れないというニュアンスでした 柱とかで区切って塗らないと割れたり剥がれやすかったりするからだめみたいな ん~どうなんでしょう

漆喰と柱、施工上の注意点

結論から言うと、柱の上にも漆喰を塗ることは可能です。ただし、工務店の方の指摘にもあるように、施工方法や漆喰の種類によっては、ひび割れや剥がれの原因となる可能性があります。 「広い面積が塗れない」というニュアンスは、漆喰の乾燥収縮特性と関係しています。漆喰は乾燥する際に収縮するため、大きな面積を一度に塗ると、収縮による応力集中でひび割れが発生しやすくなります。特に柱のように、壁面と異なる素材で硬度も異なる部分に塗る場合は、このリスクが高まります。

プロバンス風漆喰壁を実現するためのポイント

ご希望のプロバンス風、波打ったような塗りムラのある漆喰壁は、下地処理と施工方法によって実現可能です。ポイントは次の通りです。

1. 適切な下地処理

* 既存のクロス剥がし:まず、ビニールクロスを丁寧に剥がす必要があります。下地となる石膏ボードの状態を確認し、必要に応じて補修を行います。
* 柱の処理:柱は、漆喰との密着性を高めるために、サンダーなどで表面を研磨し、埃を取り除きます。必要に応じて、プライマーを塗布することで、漆喰の吸い込みを調整し、密着性を向上させます。 柱の材質によっては、下地材を塗布する必要がある場合もあります。
* シーラーの塗布:石膏ボードや柱にシーラーを塗布することで、漆喰の吸い込みを均一にし、ひび割れを防ぎます。シーラーの種類は、漆喰の種類に合わせて選択する必要があります。

2. 漆喰の種類の選定

* 一般的な漆喰:一般的な漆喰は、乾燥収縮が大きいため、広い面積への施工には向きません。柱の上にも塗布できますが、ひび割れリスクが高いです。
* 特殊な漆喰:乾燥収縮の少ない特殊な漆喰を使用することで、ひび割れのリスクを軽減できます。 例えば、消石灰と特殊なバインダーを配合した漆喰や、樹脂を添加した漆喰などがあります。これらの漆喰は、広い面積への施工にも適しており、柱の上への塗布も比較的容易です。 専門業者に相談して、最適な漆喰を選びましょう。
* 厚塗り漆喰:厚塗りで仕上げることで、塗りムラを表現しやすくなります。プロバンス風の質感を実現するには、厚塗り漆喰が適しています。

3. 施工方法

* 分割施工:広い面積を一度に塗るのではなく、柱を境に分割して施工することで、乾燥収縮による応力集中を軽減できます。
* コテの使い方:プロバンス風の波打った質感は、コテの使い方で調整できます。様々なコテを使い分けたり、コテの角度や圧力を変えることで、独特の表情を演出できます。専門業者に依頼する場合は、施工前に希望の質感のイメージ画像を見せることをお勧めします。
* 専門業者への依頼:漆喰の施工は、技術と経験が必要です。特に、柱の上への施工やプロバンス風の質感の再現は、専門業者に依頼することを強くお勧めします。

漆喰施工における専門家の視点

漆喰は自然素材であり、施工方法によって仕上がりが大きく異なります。専門業者に依頼する際は、以下の点を事前に確認しましょう。

* 使用する漆喰の種類と特性:乾燥収縮率、耐水性、耐久性など、使用する漆喰の特性を理解しているか。
* 下地処理の方法:適切な下地処理を行っているか。特に柱への処理が重要です。
* 施工方法:分割施工など、ひび割れを防ぐための対策を行っているか。
* アフターケア:施工後のメンテナンス方法について説明があるか。

まとめ:夢のプロバンス風漆喰壁を実現しよう

柱の上にも漆喰を塗ることは可能ですが、適切な下地処理、漆喰の種類、施工方法が重要です。 プロバンス風の質感を実現するには、専門業者に相談し、最適なプランを立ててもらうことが成功への近道です。 費用はかかりますが、こだわりの漆喰壁で、快適で美しい空間を実現しましょう。 写真や資料を参考に、理想の壁を具体的に伝え、業者との綿密な打ち合わせを行うことで、満足のいく仕上がりになるでしょう。

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