東南角地の西玄関は変?日当たりと風水、理想の間取りを実現する方法

東南角地を購入しました。縦長です。南側にリビングを広く取ろうと思うと、玄関は北東になってしまいます。しかし、北東は鬼門でして、玄関は避けたいのです。かといって、南側に玄関を持ってきては、せっかくの日当たりがもったいない。そこで、西玄関という選択肢もあろうかと思いますが、やっぱり変ですか?

東南角地の西玄関:風水と現実的な間取りの両立

東南角地の西玄関、確かに「変」と感じる方もいるかもしれません。風水では玄関の位置が重要視され、西玄関は「鬼門」ではないものの、夕日が差し込むことによる暑さや、西からの風の影響などを懸念する声もあります。しかし、現代の住宅設計では、風水の考え方を完全に遵守するよりも、住みやすさや利便性を優先するケースが増えています。 大切なのは、風水的な要素と現実的な間取りのバランスを取ることです。

風水と西玄関:気になる点を解消する方法

西玄関が気になる主な点は、以下の通りです。

  • 夏の暑さ:西日は強く、夏場は玄関が暑くなる可能性があります。対策として、日よけスクリーン、庇(ひさし)、植栽などを活用し、直射日光を遮断しましょう。断熱性能の高い玄関ドアを選ぶことも有効です。
  • 西風:西風は強い風が吹き込む可能性があります。玄関ドアの気密性を高めたり、風除室を設置したりすることで、風の影響を軽減できます。
  • 風水的な懸念:西は「金」の気を持つとされ、金運アップに繋がるという考え方もあります。しかし、玄関の位置が家の運勢に大きく影響するという考え方は、必ずしも現代の風水学では主流ではありません。不安な場合は、専門の風水師に相談してみるのも良いでしょう。

東南角地のメリットを最大限に活かす間取り

東南角地の最大のメリットは、日当たりが良いことです。南側にリビングを配置することで、明るく開放的な空間を実現できます。西玄関にすることで、リビングの日当たりを確保しつつ、玄関の位置を調整できます。

  • リビングの配置:南側にリビングを配置し、大きな窓を設置して、太陽光を最大限に取り込みましょう。南向きの窓は、冬場の日射取得に大きく貢献します。断熱性能の高い窓を選ぶことで、夏場の暑さ対策にもなります。
  • 玄関ホールの設計:玄関ホールは、風除室として機能させることで、西からの風の影響を軽減できます。また、間接照明などを効果的に使用することで、落ち着いた雰囲気を演出できます。収納スペースを確保し、玄関周りの整理整頓をしやすいように設計することも重要です。
  • 動線の確保:玄関からリビングへの動線をスムーズにすることで、生活の利便性を高められます。また、キッチンや浴室などへのアクセスも考慮し、家事動線を効率化しましょう。

具体的な間取り例とアドバイス

縦長の東南角地で、南側にリビング、西側に玄関を配置する場合の具体的な間取り例を考えましょう。

例1:玄関ホールを広くとり、風除室を設ける

玄関を入ってすぐのホールを広くとり、風除室として機能させます。これにより、西からの風の影響を軽減し、夏場の暑さ対策にも繋がります。ホールには、シューズクロークやコート掛けなどの収納スペースを設けることで、玄関周りの整理整頓も容易になります。

例2:玄関からリビングへの動線を工夫する

玄関からリビングへの動線を直線的にし、スムーズなアクセスを実現します。また、リビングとダイニングを一体化することで、広々とした空間を演出できます。

例3:植栽や日よけで西日を遮る

西側に植栽を配置することで、西日を遮り、夏場の暑さを軽減できます。また、庇(ひさし)を設置することで、玄関ドアへの直射日光を防ぎます。

専門家の視点:建築士の意見

建築士の視点から見ると、東南角地の西玄関は、必ずしも問題ではありません。むしろ、適切な設計によって、日当たりと風水のバランスを取ることが可能です。重要なのは、以下の点です。

  • 断熱性能:高断熱・高気密の建材を使用することで、夏場の暑さや冬の寒さを軽減できます。特に、玄関ドアや窓の断熱性能は重要です。
  • 換気システム:適切な換気システムを導入することで、室内の空気循環を促進し、快適な住環境を保てます。特に西側の窓からの換気は重要です。
  • 日よけ対策:庇(ひさし)、ブラインド、カーテンなど、西日を遮るための適切な日よけ対策が必要です。

これらの点を考慮した上で、設計を進めることで、快適で住みやすい家を実現できます。不安な場合は、建築士やインテリアコーディネーターに相談することをお勧めします。

まとめ:風水と現実のバランスを

東南角地の西玄関は、風水的な懸念と現実的な間取りの両立が課題となります。しかし、適切な設計と対策によって、日当たりの良い快適な住まいを実現することは可能です。 専門家の意見を聞きながら、ご自身のライフスタイルに合った最適な間取りを検討しましょう。 西玄関だからといって、必ずしも「変」ではありません。 大切なのは、風水的な要素と、実際の生活における利便性をバランスよく考慮することです。

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