東京都内での越冬可能なつる性ハーブによる目隠しプランターの選び方

つる性で冬も枯れないハーブを探しています。 当方、東京都内に住んでいます。冬は年に一度程度、雪が積もる事もあります。 子供部屋の窓が異様に大きく、お隣のブロックが丸見えなので、目隠し代わりになるような つる性の植物を探しています。 夏場だけのグリーンのカーテンではなく、1年中、ある程度葉っぱなどで隠してあげたいです。 今の所、地植えよりもプランターで栽培しようと思っております。 せっかくなので、お茶などにも利用できそうなハーブが良いと考えますが、なかなか良いアイデアがありません。 因みに、背丈は2mほどまで伸びてほしいです。 気温的な問題として、目隠し目的だけなら、モッコウバラならご近所の住宅でもよく使われています。 ただ、息子の部屋のプランターを置く位地が、家の西側にあたり、すぐ目の前がブロック塀なので、 そんなに日当たりが無茶苦茶良くもないかもしれないです。 個人的には、アラビアンジャスミン(マツリカ)がジャスミンティにも利用されているとあったので、 良いなぁと思ったのですが、温度的に15度を下回ったら室内へ・・・とあったので、東京の屋外越冬は難しいでしょうか? 趣味でハーブを植えて(ミントやレモングラス、時にはドクダミなど)でお茶を作ることがあります。 アラビアンジャスミンは育て事がないので、ハーブティになれるかどうかも分かりませんが、 東京都内で、屋外越冬をされている方はいらっしゃいますでしょうか? それと、目隠しになるていど、プランターでもフサフサと茂ってくれるでしょうか? よろしくお願いします。

東京都内での越冬可能なつる性ハーブの選定

東京都内、特に西日があまり当たらない場所での越冬可能なつる性ハーブ選びは、耐寒性と生育条件の両面から検討する必要があります。 アラビアンジャスミンは香りが良く魅力的ですが、15℃を下回る環境では室内への移動が必要となるため、屋外での越冬は難しいでしょう。 常に室内への移動を考慮する必要があると、管理の手間が増えてしまいます。

そこで、より手軽に管理できる、耐寒性の高いハーブをいくつかご紹介します。 2m程度の生育を目指すなら、プランターのサイズも考慮する必要があります。大型のプランターを選択し、土壌の保水性にも注意しましょう。

おすすめのハーブと育て方

1. ローズマリー:耐寒性、耐暑性ともに強く、東京都内の屋外越冬も問題ありません。直射日光を好むため、西日が遮られる場所でも、午前中の日差しを十分に確保できる位置にプランターを置くことが重要です。剪定にも強く、形を自由に整えることができます。お茶にも利用でき、独特の香りが特徴です。

2. タイム:種類によって耐寒性が異なりますが、多くの種類が東京都内の冬を乗り越えます。乾燥にも強く、比較的育てやすいハーブです。匍匐性(地面を這うように伸びる)の品種もありますが、支柱などを用いれば垂直方向にも伸ばせます。お茶として利用する際は、香りが強いので他のハーブとブレンドするのがおすすめです。

3. セージ:種類が豊富で、観賞用としても楽しめる品種もあります。耐寒性も高く、東京都内での越冬は可能です。お茶として利用する際は、独特の風味があるので、好みが分かれるかもしれません。

プランター選びと設置場所の工夫

目隠しを目的とするなら、プランターのサイズと配置が重要です。

  • プランターのサイズ:2mの高さに育てるには、深さのある大型プランターを選びましょう。根の生育スペースを確保することで、より充実した生育が期待できます。
  • プランターの素材:耐寒性のある素材を選びましょう。陶器製や木製など、冬場の寒さで割れたり、劣化したりしない素材がおすすめです。
  • 設置場所:西日が遮られる場所でも、午前中の日差しが当たる場所を選びましょう。風通しの良い場所も重要です。ブロック塀に近いため、風の影響を受けやすい可能性がありますので、強風対策も検討しましょう。
  • 支柱の設置:つる性植物は支柱が必要になります。しっかりとした支柱を用意し、植物を誘引して形を整えましょう。目隠し効果を高めるためには、支柱の配置も工夫が必要です。

専門家の視点:植栽デザインのポイント

植栽デザインの専門家によると、目隠し効果を高めるには、植物の種類だけでなく、配置も重要です。

  • 複数種類のハーブを組み合わせる:異なる高さや葉色のハーブを組み合わせることで、より立体感のある目隠しを実現できます。例えば、背の高いローズマリーと、地面を覆うタイムを組み合わせるなど。
  • 密度を高める:目隠し効果を高めるためには、植物の密度を高めることが重要です。プランターのサイズに合わせて、適切な株間で植栽しましょう。
  • 定期的な剪定:植物の生育に合わせて定期的に剪定を行うことで、形を整え、密度を高めることができます。剪定することで、通風も良くなり、病気の発生リスクも軽減できます。

アラビアンジャスミン(マツリカ)の越冬について

アラビアンジャスミンは、寒さに弱いため、東京都内での屋外越冬は難しいでしょう。15℃を下回ると室内への移動が必要になります。 どうしてもアラビアンジャスミンを育てたい場合は、冬の間は室内に取り込むなど、温度管理に十分注意する必要があります。 プランター栽培の場合、移動が容易な鉢を使用することがおすすめです。

まとめ

東京都内での越冬可能なつる性ハーブによる目隠しは、ローズマリーやタイム、セージなどが適しています。 プランターのサイズ、設置場所、支柱の設置、そして定期的な剪定を適切に行うことで、効果的な目隠しとハーブティーの収穫を両立させることができます。 アラビアンジャスミンは魅力的ですが、東京都内での屋外越冬は難しいことを考慮し、他のハーブを選択することをおすすめします。

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