東ヘルマンリクガメの飼育:適切な環境とケアで長生きをサポート

ヘルマンリクガメの年齢と飼い方 東ヘルマンリクガメを三年前に拾いました(捨てられていた)。 リクガメという存在をテレビでしか知らなかったような私はとりあえず大きい衣装ケースで飼育し、レタスやリクガメフード、ごくたまに果物を与えて、それ以外特に道具も揃えていませんでした。 幸い、弟が生き物好きでドキュメント番組などをよく見ていたりして物知りだったので、温浴などもたまにしていました。 しかし、慣れてきたここ最近「こんな簡単な飼い方でいいのか?」と思いネットで色々調べたところ、やはり保温球や下に敷くチップ?のようなものなど揃えなければならないものはたくさんあるようで・・。 私の部屋に衣装ケースを置いているので寒ければ暖房をかけていたし、クーラーも同様でした。関東ですし、そこまで激しい温度差はなかったとおもいますが今まで無知な私が育てていたので心配です。 前フリが長くなりましたが、質問です。 1、甲長15cmほど(三年前からさほど変わらず)で、体重は500gでした。寿命は30~35年と聞いたのですが、この体長だと何歳ぐらいなのでしょうか? 2、上で書いたように、足りないものがたくさんありますが、まず何を揃えるべきでしょうか?教えてください! 以上です。よろしくお願いします 長文失礼しました。

1. 東ヘルマンリクガメの年齢推定

甲長15cm、体重500gの東ヘルマンリクガメの年齢を正確に特定するのは困難です。成長速度は個体差、飼育環境、餌によって大きく変動するため、体長だけで年齢を判断するのは不正確です。しかし、一般的に東ヘルマンリクガメは成長が比較的遅く、3年間で甲長がほとんど変化していないことから、すでに幼体期を過ぎ、亜成体もしくは成体初期である可能性が高いと考えられます。専門家に見てもらうのが最も正確な方法ですが、年齢は5歳~10歳くらいと推測できます。

2. 東ヘルマンリクガメの飼育に必要なものと適切な環境

3年間、適切でない環境で飼育されていた可能性があるため、まずは適切な飼育環境を整えることが重要です。以下に、必要な飼育用品と環境設定について説明します。

適切なケージ

衣装ケースでの飼育は、通気性が悪く、温度管理が難しいので、適切なケージへの変更が必要です。

* サイズ: 成長を考慮し、十分な広さ(甲長×3~4倍)を確保しましょう。最低でも100cm×60cm以上のケージが推奨されます。
* 素材: ガラスケージ、木製ケージなど、通気性と保温性を考慮して選びましょう。
* 床材: 保水性と保温性に優れた床材を選びましょう。爬虫類用の床材として、ペーパータオル、キッチンペーパー、爬虫類専用の砂、ココナッツチップなどが販売されています。砂は誤食のリスクがあるため、幼体には不向きです。

温度と湿度管理

東ヘルマンリクガメは地中海沿岸原産のため、日光浴と適切な温度管理が不可欠です。

* 保温: ケージ内にバスキングスポット(日光浴場所)を作り、30~35℃の温度を保つ必要があります。スポットライトやセラミックヒーターを使用しましょう。ケージ全体の温度は25~28℃を保つことが理想です。
* 紫外線: UVBランプは、カルシウムの吸収を促進し、甲羅の健康維持に不可欠です。適切なUVB照射が必要です。
* 湿度: 乾燥しすぎると脱水症状を起こすため、霧吹きなどで湿度を調整しましょう。湿度計で湿度を管理し、40~60%を目安に保ちます。

隠れ家

隠れ家は、カメが落ち着いて過ごせる場所を提供します。

* 種類: 陶器製のシェルター、流木、人工的な隠れ家など、カメが隠れることができるものを複数用意しましょう。

レタスだけでは栄養が不足します。

* 主食: イタリアンライグラス、クローバー、タンポポなどの野草が主食です。
* 副食: リクガメフードを補助的に与えましょう。
* その他: 野菜(少量)、果物(ごく少量)を週に1~2回程度与えても良いですが、主食は野草です。

その他必要なもの

* 水入れ: 常に新鮮な水を用意しましょう。
* 温浴: 週に1~2回、38~40℃のお湯で温浴させましょう。
* シェルター: 隠れ家として、カメが落ち着いて過ごせる場所を用意しましょう。

3. 具体的な行動計画

1. 適切なケージを用意する: サイズ、素材、床材を考慮して選びましょう。
2. 温度と湿度管理システムを整える: 保温球、UVBランプ、温度計、湿度計を導入し、適切な環境を維持しましょう。
3. 餌の種類を見直す: 野草を主食とし、リクガメフードを補助的に与え、野菜や果物は少量に留めましょう。
4. 定期的な健康チェック: 異常があれば、すぐに獣医に相談しましょう。

4. 専門家の意見

爬虫類専門の獣医に健康診断を受けさせることを強くお勧めします。3年間の飼育状況を詳しく説明し、今後の適切な飼育方法についてアドバイスを受けることが重要です。

5. まとめ

東ヘルマンリクガメの飼育は、適切な環境とケアが不可欠です。今回のケースでは、これまで適切な環境で飼育されてこなかった可能性があるため、早急に飼育環境を整え、専門家のアドバイスを得ることが重要です。適切な飼育を心がけることで、東ヘルマンリクガメは30年以上も生き続けることができます。

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