札幌の鉄筋コンクリートマンションにおける結露対策:寝室のびちょびちょを解消する方法

寒冷地の結露について質問です。私は現在、札幌の鉄筋コンクリートのマンションに住んでいますが、結露がすごくて困っています!結露するのは北側の寝室で、窓だけにとどまらず、クローゼットや窓際の壁がびちょびちょです。この部屋はとても寒く、今なら室温12度位で、寝室なので暖房はつけていません。以前は朝起きたら夕方まで窓を開けて換気していましたが、今はサッシが凍って開かないので換気出来ずです。(窓以外の結露は今日気づいたので、もしかしたら以前からかもしれません)南側のリビングと和室は窓には結露しますが、それ以外はしません。暖房なしで、室温20度です。特に和室では洗濯物を干し、除湿機を使いいます。ここで質問ですが、①冷たい外気でもやはり換気をした方がいいのでしょうか?暖かいリビングや和室は結露しないのに、寒い北側の寝室が酷い結露なので、②寝室も暖房などで暖めた方がいいですか?それか、③寝室のドアを開けて家の中での換気をしたほうがいいですか?たかが結露ですが、色々考えてると科学知識の問題化のように思えてきて…どなたか詳しい方、よろしくお願いいたします!

札幌のマンションにおける結露問題:原因と対策

札幌のような寒冷地では、室温と外気温の差が大きいため、結露が発生しやすい環境です。特に鉄筋コンクリート造のマンションは、熱伝導率が高いため、外気の寒さが室内に伝わりやすく、結露リスクが高まります。質問者様の寝室で激しい結露が発生しているのは、室温が低く、かつ外壁からの冷気が侵入していることが大きな原因と考えられます。

結露の原因を徹底的に分析する

結露は、空気中の水蒸気が冷たい物体に触れて水滴になる現象です。質問者様のケースでは、以下の要因が重なって結露が悪化していると考えられます。

  • 低い室温:12℃という室温は、結露が発生しやすい温度です。特に寝室は人が寝ているため、呼吸によって水蒸気が発生し、結露を促進します。
  • 外壁からの冷気:北側の外壁は、日射が少なく、冷え込みやすいです。外壁からの冷気が室内に伝わり、壁面温度を下げ、結露を招いています。
  • 窓の断熱性能:窓の断熱性能が低いと、外気の寒さが室内に伝わりやすくなり、窓周辺の結露を悪化させます。サッシが凍結するほどということは、断熱性能が低い可能性が高いです。
  • 換気不足:換気が不十分だと、室内の湿気がこもり、結露を助長します。凍結したサッシが開かない状況は、換気不足を招いています。
  • クローゼットの構造:クローゼット内部の空気の循環が悪く、湿気がこもりやすい構造になっている可能性があります。

結露対策:具体的な3つのアプローチ

それでは、質問者様の疑問にお答えしていきましょう。

①冷たい外気でも換気は必要か?

はい、冷たい外気であっても、換気は必要です。ただし、窓を開ける換気は、今の状況では凍結の危険性があるため、避けるべきです。代わりに、24時間換気システムを有効活用するか、窓を少し開けて換気扇を回すなどの工夫が必要です。換気によって室内の湿気を排出することで、結露の発生を抑えることができます。

②寝室の暖房は必要か?

はい、寝室の暖房は有効な対策です。室温を上げることで、壁面温度も上昇し、結露を抑制できます。エアコンだけでなく、電気ストーブやパネルヒーターなど、様々な暖房器具が利用できます。特に、壁際に直接熱を供給できるパネルヒーターは効果的です。ただし、暖房器具の使用には電気代などのコストがかかることを考慮する必要があります。

③寝室のドアを開けて家の中での換気は効果的か?

はい、寝室のドアを開けて家の中での換気も効果的です。暖かいリビングや和室の空気を寝室に取り込むことで、室温を上げ、結露を抑制できます。ただし、リビングや和室の湿度が高い場合は、効果が薄れる可能性があります。

より効果的な結露対策

上記以外にも、以下の対策を行うことで、結露問題を効果的に解決できます。

窓の断熱対策

  • 断熱カーテン:厚手の断熱カーテンを取り付けることで、窓からの冷気侵入を防ぎ、結露を抑制できます。遮光性が高いカーテンも効果的です。
  • 窓ガラスフィルム:窓ガラスに断熱フィルムを貼ることで、窓の断熱性能を向上させることができます。
  • 窓の隙間埋め:窓枠とサッシの間に隙間がある場合は、隙間テープなどで塞ぎ、冷気の侵入を防ぎます。

除湿対策

  • 除湿機:寝室に除湿機を設置することで、室内の湿度を下げ、結露を抑制できます。特に、コンプレッサー式除湿機は、高い除湿能力を持っています。
  • 吸湿材:クローゼットなどに吸湿材を置くことで、湿気を吸収し、結露を防ぐ効果があります。

壁の断熱対策

  • 断熱材の追加:壁の断熱性能を高めるために、専門業者に相談し、断熱材を追加する工事を検討するのも有効な手段です。費用はかかりますが、長期的な視点では効果的です。

専門家への相談

結露が深刻な場合は、建築士や不動産会社、専門業者に相談することをおすすめします。原因を特定し、適切な対策を提案してもらえます。

まとめ

札幌の寒冷地における結露対策は、室温の確保、換気、そして断熱対策の3本柱で効果的に行うことが重要です。上記の対策を組み合わせることで、結露問題を解消し、快適な住空間を実現できるでしょう。まずは、室温を上げることから始め、状況に応じて他の対策を検討してみてください。

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