札幌のオール電化マンションの寒さ対策と法的対応

オール電化マンションの寒さについて(札幌) 親しい知り合いの女性が今月完成した賃貸のエコキュートのマンションに越したのですが、寒すぎて生活難とのこと。 2LDKに暖房パネルはリビング以外の2部屋のみ。 リビングにはエアコンしかなく、パネルは最高温度のダイヤル5に設定。エアコンも最高設定(28度より24度の設定が温かくなると言っている)にしているものの、ソファの後ろ頭の位置にある温度計はなんとか20度までが精一杯。 14建ての新築で上下の部屋はまだ入居してないとはいえ、寒すぎで室内でもダウンパーカーを着ている始末。電力会社に確認した電気料は6日間で6300円も。 担当営業が業者を連れて来たものの、パネル等の設備に異常なし、設計にも異常なしの1点張り。 来週上司と話す予定ですが、効果的な脅し文句はないものでしょうか? ボイラー、パネルの設備の改善を要望してみますが、泣き寝入りするしかないのでしょうか? 所詮賃貸ですが、弁護士に相談してみたいとも考えています。 建物側が対応不可の場合、また引越しするしかないのですが、虚偽の広告(オール電化エコキュートを強調)による契約不履行。生活環境難による精神的苦痛。により引越し費用+慰謝料を請求できないものかと思っています。 ちなみに設計施工は札幌本社でその昔鉄道会社、分譲マンションメインのJ社の賃貸自社仲介物件で、部屋の窓は全て北東向きです。 設備的に詳しい方、法的に詳しい方のご意見をお願いします!

札幌のオール電化マンションの寒さ問題:原因と対策

札幌のような寒冷地でオール電化マンションの暖房が不十分な場合、いくつかの原因が考えられます。まず、窓の断熱性能が低いことが挙げられます。北東向きの窓は日射量が少ないため、特に寒さが厳しくなります。また、壁や床の断熱材の厚さや種類も重要です。断熱性能が低いと、外気温の影響を受けやすく、室温が下がりやすくなります。さらに、暖房設備の能力も問題です。リビングのエアコンのみでは、2LDKの広さを暖めるには不十分な可能性があります。暖房パネルが2部屋のみで、しかも最高設定にしても20度しか上がらないのは、パネルの出力不足や設置場所の問題も考えられます。

具体的な寒さ対策

1. 窓の断熱対策:カーテンやブラインドだけでなく、窓に断熱シートを貼る、二重窓にするなどの対策が効果的です。

  • 断熱カーテン:厚手の遮光カーテンや断熱効果のあるカーテンを選ぶ。
  • 断熱シート:窓に貼ることで、窓からの熱損失を軽減する。
  • 内窓(二重窓):既存の窓の内側に窓を取り付けることで、断熱効果を高める。

2. 室内の空気循環:エアコンの風向きを調整したり、サーキュレーターを使用することで、部屋全体を均一に暖めることができます。
3. 暖房器具の追加:リビングにエアコンに加えて、電気ストーブやオイルヒーターなどの暖房器具を追加することで、暖房能力を高めることができます。ただし、電気代の高騰には注意が必要です。
4. 隙間風対策:窓枠やドアの隙間から冷気が入ってくる場合は、隙間テープなどで塞ぎましょう。
5. 床の断熱対策:カーペットやラグを敷くことで、床からの冷え込みを防ぎます。厚手のものや、断熱効果のある素材を選ぶことが重要です。

高額な電気代と法的対応

6日間で6300円の電気代は、確かに高額です。これは、暖房設備の能力不足や断熱性能の低さによるものと考えられます。まずは、電力会社に詳細な使用状況を確認し、異常がないか確認しましょう。

賃貸契約上の問題点

「オール電化エコキュート」を強調した広告が、実際の居住環境と大きく異なる場合、虚偽広告による契約不履行を主張できる可能性があります。特に、寒冷地であることを考慮せず、十分な暖房設備が提供されていないと判断できるなら、法的措置も検討できます。

弁護士への相談

現状の寒さ、高額な電気代、そしてJ社との交渉が難航するようであれば、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、契約書の内容広告の内容居住環境の状況などを総合的に判断し、適切な法的アドバイスを提供してくれます。

具体的な法的根拠

* 民法615条(賃貸借契約):賃貸借契約は、賃借人が賃借物件を自由に使用できることを保障する義務を貸主に課しています。現状の寒さは、この義務違反に当たる可能性があります。
* 消費者契約法:虚偽または重要な事実の告知がないまま契約が締結された場合、契約解除や損害賠償請求が可能です。
* 民法709条(不法行為):貸主の過失により賃借人が精神的苦痛を受けた場合、損害賠償請求が可能です。

J社への交渉と改善要求

J社に対しては、以下の点を明確に伝え、改善を要求しましょう。

1. 現状の寒さの問題点:具体的な温度や電気代などをデータで示し、生活に支障をきたしていることを訴える。
2. 改善策の提案:追加の暖房設備の設置、窓の断熱工事などを提案する。
3. 法的措置の可能性:弁護士に相談していること、必要に応じて法的措置を取ることを示唆する。

効果的な交渉のためのポイント

* 冷静かつ客観的に事実を伝える:感情的な言葉は避け、具体的なデータや証拠を提示する。
* 書面で記録を残す:メールや手紙でやり取りを行い、記録を残しておく。
* 交渉の期限を設定:いつまでに回答を求めるか、期限を明確に伝える。

まとめ

札幌のオール電化マンションの寒さ問題は、断熱性能の低さや暖房設備の能力不足が原因である可能性が高いです。まずは、具体的な寒さ対策を行い、J社に対しては冷静に交渉を行い、改善を求めましょう。それでも解決しない場合は、弁護士に相談し、法的措置も検討する必要があります。

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