本棚設置における耐荷重計算と安全な設置方法

至急お願い致します。床の耐荷重が1平方メートルあたり180キロであると思うのですが、今度購入する本棚は底面が縦90センチ横23センチであり、高さは180センチの物です。重量は本棚だけで30キロあります。底面積は0.9M×0.23M=約0.2平方メートルになるとおもうのですが、この底面積で支えられる重量は1平方メートル当たり180キロとすると36キロまでとなると思うのですが、これだと本棚の重さ分を引いた6キロしか本を置けないことなると思うのですが。6キロ分の本だと数はたかが知れている感じだとおもいます。私の計算や考え方が間違っているのでしょうか?確かに、これは、あくまでも、基準値であり、これをオーバーしたからと言って直ぐにどうこうなるとは、思いませんが、どうなんでしょうか?また、壁際にぴったりと、置くのが一番最善な設置の方法なのでしょうか?ちなみに木造3階の3階の2帖程の部屋に3組、設置したいと考えています。詳しい方、回答お願い致します。

本棚の耐荷重計算と注意点

ご質問ありがとうございます。本棚の設置に関して、不安を感じられる気持ち、よく分かります。計算方法や安全な設置方法について、詳しく解説いたします。

まず、ご自身の計算は概ね正しいです。床の耐荷重が1平方メートルあたり180kgで、本棚の底面積が約0.2平方メートルなので、耐荷重は180kg × 0.2㎡ = 36kgとなります。本棚自体の重量が30kgなので、載せられる本の重量は36kg – 30kg = 6kgと計算されます。確かに、6kgでは多くの本を収納できませんね。

しかし、この計算にはいくつかの注意点があります。

計算上の注意点

* 集中荷重:計算では、本棚の重さが均等に床面に分散されると仮定しています。しかし、実際には本棚の重心位置や本の配置によって、床への荷重が集中する可能性があります。特に、本棚の上部に重い本を集中して置くと、計算値よりも大きな力が一点にかかる可能性があります。
* 本棚の構造:本棚自体の強度も重要です。安価な本棚は、設計上の耐荷重が低い場合があります。購入前に、本棚の耐荷重を確認し、記載されている数値を参考にしましょう。多くの場合、本棚の仕様書や商品説明に記載されています。
* 床の材質と状態:床の耐荷重は、建物の構造や床材の状態によって異なります。木造3階建ての場合、床の強度が低い可能性があります。また、床が古くなっていたり、傷んでいる場合も耐荷重が低下している可能性があります。
* 安全係数:設計上は、安全係数を考慮して耐荷重が設定されていることが多いです。つまり、計算上の耐荷重を超えたとしても、すぐに危険になるわけではありませんが、余裕を持った設置が重要です。

安全な本棚設置のための対策

上記の点を踏まえ、安全に本棚を設置するための対策を以下に示します。

1. 本棚の選び方

* 耐荷重の高い本棚を選ぶ:本棚の耐荷重を確認し、余裕のあるものを選びましょう。できれば、収納したい本の総重量の2倍以上の耐荷重を持つものを選ぶのが理想です。
* 素材と構造を確認する:丈夫な素材(天然木や金属製など)で、しっかりとした構造の本棚を選びましょう。安価な合板製の本棚は、耐荷重が低い可能性があります。
* 複数設置の場合の検討:3組の本棚を2畳の部屋に設置する計画ですが、設置場所の広さや間隔を十分に確保しましょう。本棚同士が近すぎると、床への荷重が集中する可能性があります。

2. 設置場所の検討

* 壁面への固定:壁に固定できる本棚を選ぶか、壁に固定するための金具を使用することを検討しましょう。これにより、本棚の転倒を防ぎ、床への負担を軽減できます。
* 床の補強:もし、床の強度が不安な場合は、専門業者に相談し、床の補強工事を行うことを検討しましょう。
* 設置場所の確認:本棚を設置する場所の床の状態を確認し、傷みや歪みがないかを確認しましょう。不安な場合は、専門家に相談してください。
* 分散配置:3組の本棚を部屋に均等に分散して配置することで、床への荷重を分散させることができます。

3. 本の収納方法

* 重い本は下段に:重い本は本棚の下段に収納し、上段には軽い本を収納することで、重心のバランスをとり、床への負担を軽減できます。
* 均等に収納する:本棚に本を収納する際は、均等に収納することで、床への荷重を分散させることができます。片側に本を集中して収納しないようにしましょう。
* 収納量に余裕を持たせる:本棚の収納量に余裕を持たせることで、急激な荷重増加を防ぎます。

専門家の意見

建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家に相談することで、より安全で適切な設置方法や、必要に応じて床の補強などのアドバイスを得ることができます。特に、木造3階建ての建物では、専門家の意見を聞くことをお勧めします。

まとめ

本棚の設置は、計算だけでなく、本棚の強度、床の状態、設置方法など、複数の要素を考慮する必要があります。安全性を確保するためには、上記の点を十分に検討し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることが重要です。 ご自身の不安を解消し、安全で快適な読書空間を実現してください。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)