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木造2階への水槽設置:耐荷重と安全性
木造2階、特に外壁側の角部屋への水槽設置は、床の耐荷重が重要なポイントです。水槽と水、砂利、水槽台、飼育用品などを合わせた総重量を正確に計算することが不可欠です。52cm水槽と60cm水槽を同時に設置する場合、それぞれの重量に加え、水槽台自体の重量も考慮しなければなりません。
水槽の重量計算
水槽のサイズは、水量と直接関係します。例えば、60cm水槽は、水だけで約180kgの重量になります。砂利や水草、フィルター、ヒーターなどの飼育用品を加えると、さらに重量が増加します。52cm水槽も同様に計算し、それぞれの重量を合計しましょう。
- 52cm水槽: 水量、砂利、飼育用品などを含めた総重量を算出
- 60cm水槽: 水量、砂利、飼育用品などを含めた総重量を算出
- 水槽台: 120cm水槽台自体の重量を算出
これらの重量を合計し、さらに安全係数を考慮した上で、床の耐荷重と比較検討する必要があります。木造住宅の床の耐荷重は、一般的に1㎡あたり150kg~200kg程度ですが、築年数や構造によって異なります。必ず、建築図面を確認するか、専門業者に相談して正確な耐荷重を確認しましょう。
水槽台の選び方
120cm程度のメーカー品水槽台は、52cm水槽と60cm水槽を並べて設置するには十分なサイズです。しかし、水槽台の耐荷重が、水槽と飼育用品の総重量を十分に支えられるかを確認することが重要です。水槽台を選ぶ際には、耐荷重表示を必ず確認し、余裕のあるものを選びましょう。
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- 耐荷重表示の確認: 水槽と飼育用品の総重量を上回る耐荷重のものを選ぶ
- 素材の確認: 耐久性のある素材(例:木製、金属製)を選ぶ
- 安定性: ガタつきがないか、しっかりとした構造であるかを確認する
90cm水槽設置の可能性
52cm水槽と60cm水槽の設置が難しい場合、90cm水槽一本の設置を検討することもできます。しかし、90cm水槽は非常に重量があり、水だけで約270kgにもなります。床の耐荷重を十分に確認した上で、設置の可否を判断する必要があります。 90cm水槽の設置も、専門業者に相談することを強くお勧めします。
水槽の種類と飼育生物
60cm水槽で飼育する生物は、ローチ類、イモリ、ドジョウ、熱帯魚など、多様な選択肢があります。しかし、それぞれの生物の飼育環境(水温、水質、隠れ家など)を考慮し、適切な環境を用意することが重要です。 複数種類の生物を混泳させる場合は、相性の良い組み合わせを選ぶ必要があります。
- ローチ類: 水質、隠れ家、餌などを考慮
- イモリ: 水質、温度、隠れ家などを考慮
- ドジョウ: 水質、底砂、隠れ家などを考慮
- 熱帯魚: 水温、水質、混泳の可否などを考慮
飼育する生物の種類が決まれば、それに合わせた水槽レイアウト、フィルター、ヒーターなどの飼育用品を選ぶことができます。
専門家への相談
水槽の設置は、重量や安全性に関する専門的な知識が必要です。不安な場合は、建築業者や水槽設置専門業者に相談することを強くお勧めします。 彼らは、床の耐荷重や適切な設置方法について的確なアドバイスをしてくれます。 また、水槽の設置だけでなく、水槽のメンテナンスや生物の飼育に関する相談にも乗ってくれるでしょう。
まとめ
木造2階への水槽設置は、床の耐荷重を正確に把握し、水槽と水槽台の重量を考慮した上で、慎重に進める必要があります。 安全性を最優先し、専門家のアドバイスを得ながら、理想の水槽環境を構築しましょう。 安全な設置と、楽しいアクアライフをお過ごしください。