木造2階建て住宅への水槽設置:安全な設置数と注意点

水槽の置ける数 普通の木造一戸建ての2階に水槽を置いてます。 部屋の大きさは小さめです。 勉強机とベッドを置いたらスペースはかなり少なくなります。 その部屋に60cm水槽が2本 30キューブが2本あるのですが・・・ 今度、水槽を増やそうと考えてます。 1つ目の木製の60cm水槽用水槽台の上段に60cm水槽、下段に30キューブを2つ 2つ目の木製の60cm水槽用水槽台の上段に60cm水槽、下段に30×30×40水槽を2つ の合計6本の水槽をおこうかと考えています。 水槽台を置くのは部屋の隅ですが・・・ こんだけ置くと家になにか問題は出てきますか??? 今のところはないですが・・・

水槽の設置による床への負担と対策

木造住宅、特に2階に複数の大型水槽を設置する場合、床への負担が大きな問題となります。60cm水槽や30キューブ水槽は、水と水槽、砂利、レイアウト素材などを含めると、かなりの重量になります。60cm水槽で約200kg、30キューブ水槽でも約50kg程度の重量が予想されます。合計6本となると、その総重量は相当なものになります。

床への負担計算とリスク

まず、各水槽の重量を正確に計算する必要があります。水槽の種類、水量、砂利やレイアウト素材の重量を考慮し、総重量を算出しましょう。次に、その重量が床の耐荷重を上回らないか確認することが重要です。木造住宅の床の耐荷重は、一般的に1㎡あたり180kgから200kg程度と言われています。しかし、これはあくまで一般的な数値であり、建物の構造や築年数によって大きく異なります。

重要なのは、水槽の重量だけでなく、水槽台やその上に置かれるものの重量も考慮することです。水槽台自体も重量があり、さらに、水槽の周囲に置く小物やメンテナンス用品なども加算されます。これらの重量を全て合計し、設置予定箇所の床面積で割ることで、1㎡あたりの荷重を計算できます。この計算結果が、建物の耐荷重を超えていれば、危険な状態であると言えます。

対策:専門家への相談と補強

もし、計算結果が床の耐荷重を超えている、もしくはギリギリの場合、専門家への相談が不可欠です。建築士や構造設計士に相談し、床の補強が必要かどうか、どのような補強方法が適切かを判断してもらいましょう。補強方法としては、床下に梁を追加したり、床材を強化したりする方法が考えられます。

早めの対処が重要です。長期間にわたって耐荷重を超えた状態が続くと、床の沈み込みや傾き、最悪の場合、床の崩壊につながる可能性もあります。

水槽の設置場所と周辺環境

水槽の設置場所も重要です。部屋の隅に設置するとのことですが、その場所の床の強度を特に確認する必要があります。隅は、壁の支えがない場合、床への負担が大きくなる可能性があります。

水漏れ対策

水槽の水漏れは、想像以上に大きな被害をもたらします。そのため、防水対策は必須です。水槽台の下には、防水シートを敷き、万が一の水漏れに備えましょう。また、定期的に水槽や水槽台の点検を行い、劣化や破損がないか確認することも重要です。

湿度と換気

複数の大型水槽を設置すると、部屋の湿度が高くなる可能性があります。適切な換気を確保することで、カビや結露の発生を防ぎましょう。窓を開けたり、換気扇を使用したり、除湿機を設置するなどの対策が有効です。

水槽の配置と安全性

6本の水槽を配置する際には、水槽同士の距離や、水槽と壁との距離を十分に確保しましょう。地震などの揺れによって水槽が倒れたり、衝突したりするのを防ぐためです。

地震対策

地震対策として、水槽を固定する必要があります。市販の耐震ジェルや、水槽固定ベルトなどを活用し、水槽が移動しないようにしっかりと固定しましょう。

水槽台の強度

水槽台も重要な要素です。複数の水槽を置く場合は、強度のある水槽台を選ぶことが大切です。木製の水槽台を使用するとのことですが、その強度が十分かどうか、専門家に確認するのも良いでしょう。

まとめ:安全第一で水槽ライフを楽しみましょう

複数の大型水槽を安全に設置するには、床の耐荷重、水漏れ対策、湿度管理、地震対策など、様々な点に注意する必要があります。専門家のアドバイスを得ながら、安全性を確認し、安心して水槽ライフを楽しんでください。

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