木造平屋新築における基礎土台継手の位置と補強方法

基礎土台継手の位置について 現在木造平屋を新築中で私の父に頼みました。(私の父は基本倉庫等の鉄骨等が専門なのですが、鉄骨の家も3件程過去に建てたことがあるそうで。それを信用し、職人さん屋、設計士さんとの打ち合わせには私も参加しながら進めて来ました。) しかし大工さんがパッキンを敷きに来たときに土台の継手が人通口の上に来ている場所が2箇所(部屋の間仕切り壁の下で直接柱の加重を受ける場所では有りません。)あると言われました・・・。(プレカットは知り合いの材木屋さんにお願いしたのですが、確認申請が降りた後に一度家の変更届けを出しており、基礎図だけが完成していない状態で発注してしまったため継手の位置が食い違ってしまった様です、設計屋さんにプレカットの図面は早めに渡してあったのですが)火曜日に上棟式のためプレカットをし直している時間もありません、そこで継手の下に束を入れてもらい(束を入れても何とか人通路は通れます。)継手部分を金具で補強して貰おうと思うのですが、何か良い金具は無いでしょうか?

問題点:基礎土台継手が人通口上に位置するリスク

木造平屋の建築において、基礎土台継手が人通口上に位置することは、構造上の問題を引き起こす可能性があります。特に、直接柱の荷重を受ける場所ではないとはいえ、継手部分の強度不足は、将来的に床の沈み込みや、建物の歪みといった問題につながる可能性があります。今回のケースでは、確認申請後の変更届けによる図面作成の遅れが原因で、継手の位置がずれてしまったことが問題となっています。上棟式が迫っているため、プレカットのやり直しは不可能であり、迅速な補強策が必要となります。

解決策:束と補強金具による補強

ご提案されているように、継手部分の下に束を入れ、さらに金具で補強するという方法は有効です。ただし、使用する金具の種類や施工方法によっては、効果が期待できない場合もあります。そこで、最適な金具選びと施工方法について詳しく解説します。

1. 束の選定と施工

継手部分の下に挿入する束は、強度と耐久性に優れたものを選びましょう。圧縮強度が高いLVL(Laminated Veneer Lumber)製や集成材製の束がおすすめです。束の長さは、人通口の高さや土台の厚みなどを考慮して決定します。施工にあたっては、束と土台、束と基礎の間には適切なアンカーボルトや金具を用いてしっかりと固定することが重要です。これにより、束が抜けるのを防ぎ、安定性を高めます。

2. 補強金具の選定

継手部分の補強には、以下の金具が有効です。

  • 鋼製プレート:土台と束を強固に連結し、面圧を分散させる効果があります。サイズや厚みは、土台の寸法や荷重を考慮して選びましょう。溶接やボルト締めによって固定します。
  • 鋼製ストラップ:土台同士を緊結し、継手部分のずれを防ぎます。複数のストラップを組み合わせることで、より高い補強効果が得られます。ボルト締めによって固定します。
  • ホールダウン金具:土台と基礎を連結し、地震などの外力に対する抵抗力を高めます。特に、人通口周辺は地震時の揺れが大きくなる可能性があるため、ホールダウン金具による補強は重要です。

これらの金具は、ホームセンターや建築資材店で購入できます。専門業者に相談しながら、最適な金具を選定することをお勧めします。

3. 専門家への相談

今回の状況は、専門家の助言が不可欠です。大工さんや設計士さん、あるいは構造計算に詳しい建築士などに相談し、補強方法について確認しましょう。彼らは、現場の状況を正確に把握し、最適な補強策を提案してくれます。特に、金具の選定や施工方法については、専門家の指導に従うことが重要です。

予防策:設計段階での綿密な打ち合わせ

今回の問題は、設計段階での綿密な打ち合わせ不足が原因の一つと言えます。確認申請後の変更によって、図面が間に合わず、プレカットの段階で継手の位置がずれてしまったのです。

将来、このような問題を防ぐためには、以下の点を心がけましょう。

  • 設計図面の確認:設計図面は、細部まで丁寧に確認しましょう。特に、基礎図面とプレカット図面は、整合性を確認することが重要です。
  • 変更届の迅速な対応:設計変更を行う場合は、速やかに関係者へ連絡し、図面修正などの対応を進めましょう。変更の遅れは、様々な問題を引き起こす可能性があります。
  • 専門家との連携:設計士、大工さん、構造計算士など、複数の専門家と連携し、情報共有を密に行いましょう。それぞれの専門家の意見を聞きながら、計画を進めることが重要です。

まとめ:迅速な対応と今後の予防策

上棟式が迫っているため、迅速な対応が必要です。束と補強金具による補強は有効な手段ですが、専門家のアドバイスを得ながら、適切な金具を選定し、確実な施工を行うことが重要です。また、今回の経験を踏まえ、今後の建築計画では、設計段階での綿密な打ち合わせと、専門家との連携を徹底しましょう。

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