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7~8畳の部屋の防音対策:MGボードの効果と厚さ
夜間のボイスチャットで家族に迷惑をかけているとのこと、お困りですね。高価なヘッドセットを購入されたにも関わらず、低音域の声が隣室に漏れてしまうのは、防音対策が不十分なためです。MGボードによる防音は、ある程度の効果は期待できますが、完璧な防音とはなりません。特に、ふすまのような薄い間仕切りでは、低音域の遮断は難しいです。
ご提案されているMGボード(おそらくグラスウールなどの吸音材を挟んだ吸音・遮音ボード)を両面テープでふすまに貼る方法ですが、接着力の弱い両面テープでは、効果が限定的です。また、MGボード単体では、低音域の遮音効果は低いため、ボイスチャットの音漏れを完全に防ぐのは難しいでしょう。
50mmと100mmのどちらが良いかですが、100mmの方が遮音性能は高くなります。しかし、厚みが増す分、見た目も変わり、ふすまの開閉にも影響が出る可能性があります。
より効果的な防音対策:費用を抑えた実践的な方法
数十万円かけてリフォームする必要はないとのことですので、費用を抑えつつ効果的な防音対策をいくつかご提案します。
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1. MGボードの貼り方を見直す
* 強力な両面テープを使用する:一般的な両面テープではなく、強力な粘着力を持つ建築用の両面テープを使用しましょう。それでも剥がれる可能性があるので、さらに木工用ボンドなどを併用することをお勧めします。
* 隙間をなくす:MGボードとふすまの間に隙間があると、そこから音が漏れてしまいます。隙間を埋めるために、コーキング材を使用すると効果的です。
* 複数の層にする:MGボードを一枚だけでなく、複数枚重ねて貼ることで、遮音性能を向上させることができます。
* 壁にも施工する:ふすまだけでなく、隣接する壁にもMGボードを施工することで、より効果的な防音対策になります。
2. ふすま以外の対策
ふすまだけを対策しても、効果は限定的です。以下の対策も併用することをお勧めします。
* カーテンや厚手の布を掛ける:窓やふすまにカーテンや厚手の布を掛けることで、吸音効果を高めることができます。
* 防音マットを使用する:床に防音マットを敷くことで、床からの音漏れを防ぐことができます。
* 家具の配置を見直す:家具を配置することで、音を吸収・反射させ、音漏れを防ぐ効果が期待できます。例えば、本棚やソファなどを壁際に配置することで、効果を高めることができます。
3. その他の工夫
* ボイスチャットの音量を調整する:ヘッドセットの音量を調整し、必要以上に大きな声で話さないように心がけましょう。
* 低音域を抑えるマイクを使用する:低音域を拾いにくいマイクを使用することで、音漏れを軽減できます。
* ボイスチャットの時間帯を工夫する:家族が寝静まった時間帯に行うなど、時間帯を工夫することで、迷惑を最小限に抑えることができます。
専門家の意見:防音のプロに相談してみましょう
上記の対策でも効果が不十分な場合は、防音工事の専門業者に相談することをお勧めします。専門家は、建物の構造や音の伝わり方を考慮した上で、最適な防音対策を提案してくれます。費用はかかりますが、より確実な効果が期待できます。
まとめ:段階的な防音対策で快適な空間を
7~8畳の部屋の防音対策は、完全な防音は難しくても、工夫次第で十分改善できます。まずは、MGボードの貼り方を見直し、他の対策も併用することで、ボイスチャットの音漏れを軽減できるでしょう。それでも効果が不十分な場合は、専門業者に相談することを検討してみてください。