木造アパート1階での酷暑対策:女性の一人暮らし、節電と安全を両立する方法

女性の友人が、わけあって今年の冬から木造アパートの1階に住んでいます。 日中は会社で、節電の為、広い部屋に扇風機1台で過ごしているそうです。 夜、帰宅後、部屋の温度は35度になっているそうです。 5分ほど窓を開け空気の入れ替えをしたあと、また、窓を閉め鍵をかけます。 女性の一人暮らし、1階の部屋なので怖くて窓は閉めているそうですが、エアコンがなく扇風機1台ありますが、熱風のようだそうです。 電気も15Aなので、エアコンはつけれないそうです。 キッチンは冷蔵庫の放熱?で、38度とかになっているそうです。 お金がないので引越しは無理とのこと。 暑くなったら、さっとシャワー浴びると少し生き返るそうです。 睡眠ですが、アイスノンと首振り扇風機を使用していても暑くて10分ごとに目が覚めるそうです。 明け方、暑さに疲れて2時間眠るそうです。 節電が叫ばれていますが、扇風機をまわしっぱなしで、先月より500円電気代が高かったそうでショックを受けています。 先月1500円が今月2000円。 日中は冷蔵庫以外、コンセントは抜いています。冷蔵庫は「弱」だそうです。 彼女が干からびてしまわないように暑さをのりきるにはどうしたらいいのでしょうか? 節電の為、扇風機をやめて、うちわにしようかなと言っています。 身体を壊したら、もともこもないですよね。

危険な暑さ!まずは現状把握と緊急対策

まず、35度にもなる室内環境は健康に深刻な影響を与える可能性があります。 扇風機だけでは不十分で、熱中症の危険性が非常に高い状態です。 うちわに頼ることは、現状では危険なため絶対に避けるべきです。 友人の健康を守るために、まずは以下の緊急対策を行いましょう。

1. 窓の工夫:防犯対策と通風を両立

窓を閉め切っていることが一番の問題です。 防犯対策を強化しつつ、通風を確保する方法を考えましょう。

  • 防犯フィルムの活用:窓ガラスに防犯フィルムを貼れば、割られにくくなり、防犯対策と同時に断熱効果も期待できます。
  • 窓用センサーライトの設置:センサーライトを設置することで、不審者の侵入を感知し、威嚇効果を高められます。 同時に、明るさによって室温の上昇を抑える効果も期待できます。
  • 換気扇の活用:窓を開けるのが不安であれば、換気扇を積極的に活用しましょう。 キッチンや浴室の換気扇を回して、空気の循環を促します。 ただし、換気扇は消費電力に注意が必要です。
  • 網戸の設置:もし網戸がない場合は、設置を検討しましょう。 網戸があれば、窓を開けても虫の侵入を防ぎ、安全に換気できます。

2. 冷却対策:扇風機以外の冷却方法

扇風機だけでは効果が薄いので、他の冷却方法を組み合わせる必要があります。

  • 保冷剤や冷却シート:首や脇の下などに保冷剤や冷却シートを当てると、体の冷却効果を高められます。 ドラッグストアなどで手軽に購入できます。
  • 濡れタオル:タオルを水で濡らし、首や腕に巻くと、気化熱によって冷却効果が得られます。 扇風機と併用すると効果的です。
  • シャワーや入浴:シャワーを浴びたり、ぬるめのお風呂に入ったりすることで、体温を下げることができます。 ただし、シャワーのしすぎは脱水症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

長期的な暑さ対策:費用を抑えた工夫

緊急対策と並行して、長期的な暑さ対策も重要です。 費用を抑えつつ、効果的な対策を講じましょう。

1. 日射し対策:窓からの熱気を遮断

日中の強い日差しは室温上昇の大きな原因です。 窓からの熱気を遮断する工夫が必要です。

  • 遮光カーテンやブラインド:遮光カーテンやブラインドは、日差しを遮断し、室温の上昇を抑える効果があります。 100円ショップでも比較的安価なものが手に入ります。
  • 窓にアルミシートを貼る:アルミシートを窓に貼ることで、日射しの反射効果を高め、室温上昇を防ぎます。 簡単に剥がせるタイプのものもあるので、賃貸でも安心です。
  • グリーンカーテン:ゴーヤやアサガオなどのツル性の植物を窓際に植えて、グリーンカーテンを作るのも効果的です。 日陰を作るだけでなく、見た目にも涼しげな効果があります。

2. 室温対策:熱気を逃がす工夫

部屋の熱気を逃がす工夫も重要です。

  • 換気のタイミング:早朝や夜間など、気温が低い時間帯に窓を開けて換気を行いましょう。 5分間だけの換気では不十分です。 時間をかけて、しっかりと換気する必要があります。
  • サーキュレーターの活用:扇風機と併用してサーキュレーターを使うと、空気の循環が促進され、より効果的な冷却が期待できます。 扇風機よりも消費電力が少ない機種もあります。
  • 冷蔵庫の配置:冷蔵庫の放熱が原因でキッチンが暑くなっているとのことなので、冷蔵庫の配置を見直すことも検討しましょう。 壁から離して設置したり、通気性を良くする工夫が必要です。

3. 電気代の節約:節電対策

電気代を抑えながら、快適に過ごすための工夫が必要です。

  • 省エネ家電の活用:冷蔵庫などの家電製品は、省エネ性能の高い機種を選ぶと電気代を節約できます。 買い替えは難しいかもしれませんが、古い冷蔵庫の消費電力を見直し、必要に応じて買い替えを検討しましょう。
  • コンセントを抜く:使用していない家電のコンセントを抜くことは、待機電力を削減する上で有効です。 こまめな確認を心がけましょう。
  • 電力会社の見直し:電力会社を見直すことで、電気代を節約できる可能性があります。 複数の電力会社を比較検討し、最適なプランを選びましょう。

専門家への相談

状況が改善しない場合、または健康に不安がある場合は、医師や専門機関に相談することをお勧めします。 熱中症は命に関わる危険性があるので、軽視してはいけません。

まとめ

木造アパート1階での酷暑対策は、防犯対策と節電を両立させることが重要です。 今回ご紹介した対策を参考に、友人が安全で快適に過ごせるようサポートしましょう。 状況によっては、自治体や福祉団体への相談も検討する必要があるかもしれません。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)