木製引き戸の開閉が重い!スムーズに開くための解決策

部屋のドアが木製の引き戸なんですが・・・開けるとき重い?硬い?です。ドアをはずして、お掃除はしましたがまだスムーズに開きません。すべりを良くする方法はありますか?ロウを塗るといいって聞いたことがありますがよい方法があれば教えて下さい。

木製引き戸の開閉が重い原因

木製引き戸の開閉が重く、スムーズに動かない原因はいくつか考えられます。まず、掃除を済ませたとのことですが、それでも改善しない場合は、以下の点を確認してみましょう。

  • レールや戸車に汚れやゴミが残っている:一見綺麗に見えても、目に見えない細かいゴミや埃がレールや戸車に詰まっている可能性があります。特に、レールの下部や戸車の溝には、掃除機では吸い取れない汚れが溜まりやすいです。
  • レールが歪んでいる:長年の使用や地震などでレールが歪んでしまうと、引き戸の動きが悪くなります。水平器を使ってレールの歪みをチェックしましょう。
  • 戸車が摩耗している:戸車は、引き戸の滑らかな動きを支える重要な部品です。長年の使用で摩耗すると、スムーズな開閉ができなくなります。戸車の状態を確認し、必要であれば交換しましょう。
  • 戸の枠が歪んでいる:戸の枠自体が歪んでいる場合も、引き戸の開閉に影響します。枠の歪みをチェックし、必要であれば調整しましょう。
  • 湿度や温度の変化による木材の膨張・収縮:木材は湿度や温度の変化によって膨張・収縮します。特に、湿度が高い時期は木材が膨張し、引き戸の開閉が重くなることがあります。除湿剤などを活用して室内の湿度を調整しましょう。
  • 戸の重量:引き戸自体が重すぎる場合も、開閉が重くなる原因となります。特に、厚みのある木材を使用している場合や、ガラスなどの重い素材が取り付けられている場合は、開閉が重くなる可能性があります。

木製引き戸の開閉をスムーズにする方法

原因を特定したら、適切な対策を行いましょう。以下に、具体的な解決策をステップごとに解説します。

1. レールと戸車の徹底的な清掃

まず、レールと戸車に付着した汚れやゴミを完全に除去しましょう。

  • 掃除機で吸い取る:レールと戸車の溝に溜まった埃やゴミを、掃除機の先端の細いノズルを使って丁寧に吸い取ります。
  • 歯ブラシなどでこすり洗いする:掃除機では取りきれない汚れは、歯ブラシや綿棒を使って丁寧にこすり洗いします。レールや戸車の材質に合った洗剤を使用しましょう。
  • 乾いた布で拭き取る:洗剤を使用する場合は、その後必ず乾いた布で丁寧に拭き取り、水分が残らないようにします。

2. レールと戸車の潤滑

清掃後、レールと戸車に潤滑剤を塗布することで、開閉をスムーズにします。

  • シリコンスプレー:シリコンスプレーは、レールと戸車に吹きかけるだけで簡単に潤滑できます。ただし、スプレーの噴射量に注意し、過剰に吹き付けると汚れの原因となる可能性があります。
  • シリコーンオイル:シリコーンオイルは、シリコンスプレーよりも粘度が高く、長持ちする効果が期待できます。布に少量つけて、レールと戸車に塗布します。
  • ロウ:質問にあるロウも有効です。固形のロウを少量、レールと戸車に塗布し、布で薄く伸ばします。ただし、ロウは汚れを吸着しやすいので、定期的な清掃が必要です。
  • グラファイトスプレー:金属製のレールや戸車に適しています。微細なグラファイト粒子によって、優れた潤滑効果を発揮します。

3. レールの歪み修正

レールが歪んでいる場合は、修正が必要です。

  • 軽微な歪み:軽微な歪みであれば、木槌などで軽く叩いて修正できる場合があります。ただし、無理に修正しようとすると、レールを破損する可能性があるので注意が必要です。
  • 大きな歪み:大きな歪みは、専門業者に依頼して修正してもらうのが安全です。DIYで修正しようとすると、かえって状況が悪化する可能性があります。

4. 戸車の交換

戸車が摩耗している場合は、交換が必要です。ホームセンターなどで、お使いの引き戸に合った戸車を購入し、交換しましょう。

5. 枠の歪み修正

戸の枠が歪んでいる場合は、専門業者に相談しましょう。

6. 湿度調整

湿度が高い場合は、除湿機を使用したり、除湿剤を置くことで、木材の膨張を抑えられます。

専門家の視点:インテリアコーディネーターの意見

インテリアコーディネーターの視点から見ると、引き戸の開閉の重さは、生活空間におけるストレスに直結します。スムーズな開閉は、快適な生活を送る上で非常に重要です。上記の方法で改善が見られない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。

まとめ

木製引き戸の開閉が重い場合、レールや戸車の清掃、潤滑剤の使用、そして必要であれば部品の交換など、いくつかの解決策があります。まずは、原因を特定し、適切な方法を試してみましょう。それでも改善しない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。快適な住空間を保つためにも、早めの対処を心がけましょう。

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