有名建築家の設計による建物の不便さへの対処法

私は現在、建築家の長谷川逸子さんが設計された建物の一室を利用しています。建物の外観は素晴らしいのですが、日常的に利用するにあたって、不便な点が目立ち、設計が雑であると考えるようになりました。そこで文句を言いたくなったのですが、私が依頼したわけでも、まして私のものでもないので、さすがに苦情のメールを入れるのもお門違いで今更のことと思い、ここで意見を聞いて気を紛らわそうと考えました。よろしくお願いします。あまり書くと建物がばれてしまうのですが、現在不便と感じる点を2点 ・廊下の天井には路上の溝(水路)に被せるような金属の網が張ってあり、空調の配管を見せるデザイン。・室内の一面がガラス張りであるが窓は小さめの物が二つ。ハッチの様な押し出し式で、内開きの網戸が窓の内側にある。一つ目は、網から埃が落ちてきて、不快であるという点。二つ目は、今日体験したのですが、網戸を全開にしないと窓が閉められないという点。昼に換気しようと窓を開けてそのまま暗くなるまで忘れていたのですが、近所の川で羽虫が大量発生したらしく網戸にビッシリ。隙間からも相当数入ってくるので、窓を閉めようとしたが網戸を全開(しかも内開き!)にしないと窓の取っ手を掴めない状態。全面窓だから虫もビッシリ。他にも「デザインしか考えてないんじゃないの」と言いたくなる点が多数。建材も厚く館内の電波状況も芳しくありません。網戸も、作品を外から撮るとき邪魔だから内側に入れたようにしか思えません。こういったものを建てる建築家は利用者のことを考えているのでしょうか?

有名建築家の建物における不便さ:具体的な問題点と解決策

長谷川逸子氏設計の建物でお住まいとのこと、外観の美しさとは裏腹に、居住性において不便を感じられているとのこと、お気持ちお察しします。 建築家の設計思想と居住者の利便性の間には、しばしば摩擦が生じるものです。 ご質問にある「廊下の天井の金属網からの埃」と「内開きの網戸による換気時の不便さ」は、具体的な問題として改善策を検討できます。 さらに、電波状況や建材の厚さについても、快適な生活を送るための改善策を探っていきましょう。

問題点1:廊下の天井の金属網からの埃

廊下の天井に張られた金属網から埃が落ちてくるという問題は、清掃頻度の向上で解決できる可能性があります。 管理会社に連絡し、清掃頻度を増やすよう依頼してみましょう。 また、網の材質や構造によっては、埃の付着を抑えるコーティングを施すなどの対策も考えられます。 管理会社に相談する際には、具体的な埃の量や落下頻度などを記録しておくと、より効果的な対応を期待できます。 写真や動画で証拠を残しておくことも有効です。

問題点2:内開きの網戸による換気時の不便さ

内開きの網戸が窓の閉鎖を妨げているという問題は、設計上の欠陥と言えるかもしれません。 網戸を全開にしないと窓が閉まらないという構造は、安全性や利便性を著しく損なっています。 この問題は、網戸の取付位置を変更する、または別のタイプの網戸に交換するなど、専門業者に相談する必要があるでしょう。 管理会社に連絡し、この問題を伝え、改善策を検討してもらうことをお勧めします。

その他問題点への対処法:電波状況と建材の厚さ

電波状況の悪さや建材の厚さによる問題については、解決策が限られるかもしれません。 電波状況については、電波増幅器などの導入を検討する、あるいは、生活に支障がない範囲で諦めるという選択肢も考えられます。 建材の厚さについては、断熱性が高いというメリットがある一方、居住空間の圧迫感や通風性の悪さにつながる可能性があります。 この点については、カーテンや家具の配置などで、居住空間を快適に調整する工夫が必要になるでしょう。

建築家の意図と居住者のニーズ:バランスの重要性

建築家は、デザイン性だけでなく、機能性や居住者の快適性も考慮して設計を行うべきです。 しかし、現実には、デザイン性を重視するあまり、居住者のニーズが軽視されるケースも少なくありません。 今回のケースでは、網戸の設計や廊下の金属網など、居住者の利便性を著しく損なう設計が見受けられます。 これは、建築家と居住者との間のコミュニケーション不足が原因である可能性があります。

専門家の意見:建築設計におけるユーザー中心設計の重要性

建築設計においては、ユーザー中心設計(UCD)という考え方が重要です。 UCDとは、利用者のニーズや行動を理解し、それらを設計に反映させるアプローチです。 今回のケースでは、UCDの考え方が十分に反映されていない可能性があります。 建築家は、単に美しい建物を作るだけでなく、そこに住む人々の生活を豊かにする責任があります。

具体的な改善策の実践

* **管理会社への連絡:** 問題点を具体的に説明し、改善策を検討してもらうよう依頼しましょう。
* **専門業者への相談:** 網戸の交換や、その他の修繕が必要な場合は、専門業者に相談しましょう。
* **記録の保持:** 問題点の写真や動画を記録しておきましょう。これは、管理会社や専門業者への相談時に役立ちます。
* **我慢できない場合は引っ越しも検討:** 改善の見込みがない場合、引っ越しも一つの選択肢です。

まとめ:建築と居住者の調和を目指して

有名建築家の設計による建物に住むことは、特別な体験となる一方で、居住性に関する問題に直面することもあります。 今回のケースのように、設計上の欠陥によって不便を感じている場合は、積極的に管理会社や専門業者に相談し、改善策を検討することが重要です。 建築家と居住者の間で、より良いコミュニケーションが図られることで、デザイン性と居住性のバランスが取れた、より快適な住環境が実現できるでしょう。 諦めずに、改善に向けて行動を起こすことが大切です。

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