暖房容量不足と積水ハウスとの交渉:40万円の追加費用は妥当か?

暖房の容量不足?これってクレーム? その2 以前の質問した事の経過になります。 積水ハウスから回答が来ました。 簡単に結果を言うとエアコン併用での熱量計算だったとの事です。 当初は蓄熱暖房機での計画だったんですが住宅エコポイントの関係でパネルヒーターに変更した経緯があります。 蓄熱暖房の時の容量は全部で25kwの設置だったんですが、パネルヒーターだと全部で11kwの容量しかなというのも今回初めて説明を受けました。 パネルヒーターで同じだけの熱量を確保しようとすると全室パネル設置になり設備費、工事費がかなりの高額になるのでエアコン併用での提案をしたそうです。 気をきかせたつもりかもしれませんが、そういう話を聞いていたならエコポイントは貰えなくても蓄熱暖房機のままで進めたと思いますし、他に色々考えることも出来きたはずです。 エアコン併用の説明も打ち合わせの時は一切無かったですし、エアコンを設置しなかった部屋もあるんですが「寒いと思うので後でエアコンを付けて下さい」の一言もありませんでした。 かなり納得いかないので改善策を考えてもらいました。 出てきた提案としては14kw分の蓄熱暖房機を追加し当初の計画の容量だった25kwの熱量を確保するということです。 積水側も説明不足だったと事を認め工事費は無料でと言ってくれました。が、機器代(約40万円)は負担して下さいと言われました。 最初は「しょうがないかな」と思っていたんですが、だんだん「でもこれっておかしいよな」と思うようになりました。 なぜなら25kwの蓄熱暖房機の設置代金より11kwのパネルヒーター設置代金のほうが40万円程多く支払っています。 きちんとした説明を受けていれば蓄熱暖房機のまま話は進みこの40万円もかからなかったはずです。 そこにきてさらに40万円を負担して下さいと言われても納得がいかないです。 私はすべて無償でやってもらえるように交渉しようと思うのですが、これって私のわがままですか? 単なるクレーマーですか?

住宅設備における情報開示の重要性と交渉術

今回のケースは、住宅建築における情報開示の不足と、それに伴う顧客の不利益を浮き彫りにしています。積水ハウスはエコポイントの制度変更を理由に暖房システムを変更しましたが、その際にエアコン併用という重要な情報を伝えなかったことが問題です。結果として、当初計画よりも劣る暖房能力となり、追加費用が発生する事態に至っています。

情報不足による顧客への損失

積水ハウスは、パネルヒーターに変更することでコスト削減を図った可能性があります。しかし、顧客であるあなたは、暖房能力の低下やエアコン併用の必要性について十分な説明を受けていませんでした。これは、契約における重要な情報が欠落していたことを意味し、契約上の瑕疵(かし)に該当する可能性があります。

契約上の瑕疵とは? 契約締結にあたり、重要な事項について告知義務違反があった場合に発生します。今回のケースでは、暖房能力の低下とエアコン併用という重要な情報が告知されなかったため、契約上の瑕疵を主張できる可能性があります。

交渉における有効な手段

すべて無償で対応してもらう交渉は、決してわがままではありません。契約上の瑕疵を主張し、損害賠償を請求することは正当な権利です。交渉にあたっては、以下の点を意識しましょう。

  • 証拠の確保:契約書、メール、打ち合わせ記録など、すべての関連資料を整理しましょう。これらの資料は、あなたの主張を裏付ける重要な証拠となります。
  • 冷静な対応:感情的な言葉遣いは避け、事実関係を明確に伝えましょう。冷静で論理的な対応が、交渉を有利に進める鍵となります。
  • 専門家の活用:弁護士や建築士などの専門家に相談し、法的観点からのアドバイスを受けることをお勧めします。専門家の意見は、交渉の強い味方となります。
  • 書面でのやり取り:口頭での約束は曖昧になりがちです。すべての合意事項は、書面で確認しましょう。これは、後々のトラブルを防ぐために非常に重要です。
  • 交渉の段階的アプローチ:いきなり全額無償を要求するのではなく、まずは積水ハウス側の責任を認めさせ、段階的に交渉を進める方が効果的です。例えば、機器代の一部負担を提案するなど、柔軟な対応も必要です。

類似事例と専門家の意見

住宅建築における暖房設備に関するトラブルは、決して珍しいものではありません。類似の事例では、裁判で顧客側の勝訴が認められたケースも存在します。

専門家(建築士)の意見

「今回のケースは、積水ハウス側の説明不足が大きな問題です。エコポイント制度の変更は、顧客に事前に説明し、代替案を提示する必要があります。顧客が納得した上で変更を行うべきでした。また、エアコン併用を前提とした熱量計算についても、顧客に明確に説明する義務がありました。これらの説明不足は、契約上の瑕疵に該当する可能性が高いと考えられます。」

交渉のポイント:顧客の立場を明確に

交渉においては、あなたの立場を明確に示すことが重要です。

* 当初の計画との違い:25kWの蓄熱暖房機から11kWのパネルヒーターへの変更によって生じた不利益を具体的に説明しましょう。
* 情報開示の欠如:エアコン併用について事前に説明がなかったこと、その結果、追加費用が発生したことなどを明確に伝えましょう。
* 精神的苦痛:暖房能力の不足による不安やストレス、交渉に費やした時間と労力なども含めて、損害賠償請求の根拠として主張できます。

まとめ:冷静な交渉と専門家の助言が重要

今回のケースは、住宅建築における情報開示の重要性と、顧客の権利を守るための交渉の重要性を改めて示しています。40万円の追加費用は、積水ハウス側の説明不足が原因である可能性が高く、全額無償での対応を求めることは、決してわがままではありません。しかし、交渉にあたっては、冷静な対応と、必要に応じて専門家の助言を得ることが重要です。証拠をしっかりと準備し、論理的に主張することで、より良い結果が得られる可能性が高まります。

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