昭和57年築アパートへのキッチン給湯工事:可能性と手順

キッチンへの給湯機能追加について 昭和57年築の古い鉄骨アパート(3F建ての2F部分)です。 現在、給湯機能が使えるのは浴室だけ(お湯と水2つひねって温度を調整するタイプ)で、洗面所もないため、キッチンも浴室と同じようにお湯が出るようにしたいと思っているのですが、給湯のリモコンや本体が見当たりません。 大体ベランダの壁などに本体があったりすると思うのですが・・・ありませんでした。 玄関の壁や室内にも見当たりません。 (ガスのメーターは1Fにありました) どのように工事するのか分からないのですが、上記のような状況で、工事は可能でしょうか? 判断材料が不足する場合、何を調べたらよいでしょうか? ちなみに、敷地が細長でとても狭く、3F建ですが、1Fにつき1部屋(2K)しかないアパートで、両隣は民家で間隔もとても狭いです。 ご教示よろしくお願い致します。補足賃貸物件になります。 工事可能であれば、他の改装と合わせてオーナーさんへ提案してみたいと思っています。

築年数の古いアパートへの給湯器設置:可能性を探る

昭和57年築の鉄骨アパートにキッチンへの給湯機能を追加することは、状況次第では可能です。しかし、給湯器本体が見当たらないこと、築年数、建物の構造、そして狭小な敷地など、いくつかの課題があります。まずは、これらの課題を一つずつ解決していく方法を検討しましょう。

1. 給湯器本体の確認と設置場所の特定

給湯器本体が見つからないことが最大の課題です。可能性として考えられるのは以下の通りです。

  • 屋上設置:古い建物では、屋上に給湯器が設置されているケースがあります。ベランダだけでなく、屋上も確認しましょう。
  • 隣接建物との共用:複数の部屋で給湯器を共用している可能性があります。管理会社やオーナーに確認が必要です。
  • 建物内部の隠蔽設置:給湯器が壁の中に埋め込まれている、もしくは収納庫などに隠されている可能性も考えられます。管理会社やオーナーに確認が必要です。
  • 既に撤去済み:経年劣化や故障で給湯器が撤去されている可能性もあります。この場合は新規設置となります。

これらの場所を確認しても給湯器が見つからない場合は、管理会社またはオーナーに連絡し、給湯設備の状況について問い合わせることが重要です。

2. ガス配管の確認

ガス給湯器を設置するには、キッチンの位置までガス配管が通っている必要があります。ガスメーターが1階にあることから、建物内にガス配管が通っている可能性は高いですが、キッチンの位置まで配管が伸びているかどうかは確認が必要です。配管がない場合は、新たに配管工事が必要となり、費用と工期が大幅に増加します。

3. 排水設備の確認

給湯器は、使用済みの水を排水する必要があります。キッチンの排水設備が給湯器の排水に対応できるかどうかを確認する必要があります。

4. 狭小敷地と隣家との関係

敷地が狭く、隣家との間隔が狭いことは、工事の難易度を高めます。工事車両の進入や作業スペースの確保が困難なため、工事費用が高くなる可能性があります。また、近隣住民への配慮も必要です。工事前に近隣への挨拶回りを行い、工事期間や騒音などについて説明しておくことが重要です。

5. 賃貸物件であること

賃貸物件であるため、工事を行う前に必ずオーナーの承諾を得る必要があります。工事内容、費用、工期などを明確に示した提案書を作成し、オーナーに提出しましょう。オーナーが承諾した場合でも、工事中に発生するトラブルへの対応についても、事前に確認しておくことが大切です。

オーナーへの提案:具体的なプランと費用見積もり

オーナーへの提案書には、以下の内容を盛り込みましょう。

  • 現状の給湯設備の状況:現状の給湯設備の状況を写真や図面で示し、工事の必要性を明確に説明します。
  • 工事内容:給湯器の種類、設置場所、配管工事の有無、その他必要な工事などを具体的に記述します。
  • 費用見積もり:複数の業者から見積もりを取り、最も費用対効果の高いプランを選びましょう。見積もりには、工事費、材料費、その他諸費用などが含まれていることを確認します。
  • 工期:工事期間を明確に示し、工事中の生活への影響を最小限に抑えるための対策を説明します。
  • 安全対策:工事中の安全対策について説明します。近隣住民への配慮についても記述します。
  • アフターサービス:工事後のアフターサービスの内容を明記します。

専門家への相談

給湯器の設置工事は、ガス工事や水道工事など、専門的な知識と技術が必要です。そのため、信頼できる業者に依頼することが重要です。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをお勧めします。また、必要に応じて、建築士や設備業者などに相談し、適切なアドバイスを受けることも有効です。

インテリアとの調和

給湯器の設置は機能性だけでなく、インテリアとの調和も考慮する必要があります。給湯器本体のデザインや設置場所を選ぶ際には、キッチンのデザインや雰囲気に合うものを選びましょう。例えば、コンパクトな給湯器を選んだり、目立たない場所に設置したりすることで、インテリアの雰囲気を損なうことなく、機能性を向上させることができます。

まとめ

昭和57年築のアパートへのキッチン給湯工事は、課題はありますが、不可能ではありません。まずは給湯器本体の確認、ガス配管と排水設備の確認を行い、オーナーへの提案書を作成する際に、専門家の意見を参考に具体的なプランと費用見積もりを提示しましょう。近隣への配慮も忘れず、スムーズな工事進行を目指しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)