昭和レトロマンションの照明問題解決!角型引掛シーリングとスイッチのない部屋の対応策

昭和53年築の朝日プラザというマンションの天井の照明について教えてください。天井には照明を取り付ける器具が着いています。 穴が2つあり穴の外側に切れ込みが入っています。ネットで調べたところ角型引掛シーリングのようです。ただ、部屋の中に照明をオン、オフするスイッチがありません。ワンルームマンションでトイレ・バスの照明、換気扇のスイッチはあるのですが。このような場合、昔ながらのひもを引っ張る照明にするか、リモコン式にするしかないのでしょうか。

昭和レトロマンションの照明事情と角型引掛シーリング

昭和53年築の朝日プラザマンション、そして天井の角型引掛シーリング…これはまさに、多くの昭和レトロ建築に見られる一般的な配線方法です。 築年数から考えると、当初から照明スイッチが設置されていなかった可能性が高いですね。 当時の建築事情では、ワンルームマンションの場合、特に居室の照明スイッチが省略されるケースもあったようです。 しかし、現代の生活スタイルからすると、不便に感じるのも当然です。

角型引掛シーリングとは?

まずは、角型引掛シーリングについて簡単に説明しましょう。これは、天井に埋め込まれた照明器具の取り付け金具で、引っ掛け式のシーリングキャップを用いて照明器具を取り付けます。 穴が2つあり、外側に切れ込みがあるのは、この引っ掛け式の特徴です。 この金具があれば、様々なタイプの照明器具を取り付けられるので、選択肢は広がります。

スイッチがない!照明のON/OFF方法を探る

照明スイッチがない状態での対応策としては、大きく分けて以下の3つの方法が考えられます。

1. 昔ながらのプルスイッチ式照明器具

最も手軽で費用も抑えられる方法です。 コードを引っ張ることでON/OFFを切り替えるシンプルなタイプで、レトロな雰囲気にもマッチします。 ただし、コードが邪魔になったり、引っ張る動作が不便に感じる方もいるかもしれません。 デザインも限られるため、インテリアとの調和を重視する場合は注意が必要です。

2. リモコン式照明器具

現代的な方法で、操作性も抜群です。 壁にスイッチを設置する必要がなく、ソファに座ったままでも照明のON/OFFや明るさの調整が可能です。 ただし、リモコンの電池交換が必要になったり、リモコン自体を紛失するリスクもあります。 また、リモコンの種類によっては、既存の角型引掛シーリングに対応していない場合があるので、購入前に必ず確認が必要です。

3. 新規にスイッチを設置する

最も理想的な方法ですが、工事が必要になります。 電気工事士に依頼する必要があるため、費用はかかりますが、最も快適な状態を実現できます。 壁にスイッチを設置することで、一般的な照明器具を使用でき、操作性も向上します。 工事の際には、壁の材質や配線の状態などを確認する必要があります。 古い建物では、配線に問題がある場合もあるので、専門家に見てもらうのが安心です。

最適な方法を選ぶためのチェックポイント

どの方法を選ぶかは、あなたのライフスタイルや予算、そしてインテリアの好みによって異なります。 以下に、それぞれの方法を選ぶ際のチェックポイントをまとめました。

プルスイッチ式照明器具を選ぶ場合

* 予算を抑えたい
* レトロな雰囲気を重視したい
* 簡単な取り付けを希望する
* コードの取り回しや引っ張る動作に抵抗がない

リモコン式照明器具を選ぶ場合

* 快適な操作性を求める
* コードレスでスッキリさせたい
* 予算に余裕がある
* リモコンの電池交換や紛失のリスクを許容できる

新規にスイッチを設置する場合

* 最も快適な環境を求める
* 予算に余裕がある
* 電気工事士への依頼が可能な状況にある
* 将来的にも快適な状態を維持したい

専門家の意見:電気工事士からのアドバイス

実際に電気工事士に相談したところ、以下のアドバイスをもらいました。

「昭和時代のマンションは、配線が簡素化されているケースが多いです。 そのため、スイッチの増設は比較的容易な場合もありますが、配線の状態によっては、予想外の費用や時間がかかる可能性もあります。 まずは、現状の配線状況を調査することが重要です。 また、古い配線は火災リスクも高まるため、安全性を考慮した工事が必要になります。」

具体的な手順と注意点

それぞれの方法について、具体的な手順と注意点を解説します。

プルスイッチ式照明器具の取り付け

1. 既存の照明器具を取り外す。
2. 新しいプルスイッチ式照明器具を角型引掛シーリングに取り付ける。
3. 電源コードを接続する。
4. 照明器具を天井に固定する。

リモコン式照明器具の取り付け

1. 既存の照明器具を取り外す。
2. リモコン式照明器具を角型引掛シーリングに取り付ける。
3. リモコンの電池を入れる。
4. 照明器具とリモコンのペアリングを行う(機種によって異なる)。

スイッチの新規設置

1. 電気工事士に依頼する。
2. 現状の配線状況を調査してもらう。
3. 工事内容と費用を提示してもらう。
4. 工事日程を決定する。
5. 工事完了後に動作確認を行う。

インテリアとの調和

照明器具を選ぶ際には、インテリアとの調和も重要です。 昭和レトロな雰囲気のマンションであれば、レトロなデザインの照明器具を選ぶことで、統一感のある空間を演出できます。 一方、現代的なデザインの照明器具を選ぶことで、レトロな空間の中にアクセントを加えることも可能です。 アイボリーやベージュなどの落ち着いた色合いの照明器具は、多くのインテリアスタイルに合わせやすくおすすめです。

まとめ

昭和レトロマンションの照明問題、解決への道筋が見えてきましたでしょうか? それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて最適な方法を選択してください。 迷った場合は、専門家への相談も有効です。 快適な空間を実現するために、慎重に検討しましょう。

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