昭和レトロな電気メーターに使われている金属について徹底解説!

昔の電気メーターには、金は使われていますか? 昭和40年代から、50年代に集合住宅の一部屋一部屋に、付けられていた、電気メーターです。

昭和レトロな電気メーターの素材と金が含まれる可能性

昭和40~50年代の集合住宅に設置されていた電気メーターの素材は、主に鉄やアルミニウムなどの金属が使用されていました。 しかし、金が使われている可能性は非常に低いと言えます。 電気メーターは、正確な電力量の計測が求められる精密機器です。金は導電性が高いものの、電気メーターの主要部品には、コストや耐久性、磁気特性などを考慮して、他の金属が選ばれていました。

電気メーターの主要構成部品と素材

電気メーターは、大きく分けて以下の様な部品から構成されています。それぞれの部品に用いられる素材は、機能性とコストのバランスを考慮して選択されています。

  • 電流コイル:銅線やアルミニウム線など。電流の大きさに比例した磁場を発生させます。
  • 電圧コイル:銅線など。電圧を検出します。
  • 回転円盤:アルミニウムなど。電流コイルと電圧コイルによって発生する磁場の相互作用によって回転し、電力量を計測します。軽くて導電性が高い素材が適しています。
  • 歯車機構:真鍮や鉄など。回転円盤の回転数を計数器に伝達します。耐久性と精度の高さが求められます。
  • 計数器:プラスチックや金属など。電力量を数値で表示します。
  • ケース:鉄やアルミニウムなどの金属、またはプラスチック。メーター全体を保護します。

これらの部品に金が使われることはほとんどありません。仮に金めっきが施されていたとしても、それはごく微量であり、経済的な観点からも現実的ではありません。

金が使われる可能性があるケース(極めて稀)

ごく稀に、電気メーターの一部に金めっきが施されている可能性はゼロではありません。しかし、それは装飾目的ではなく、接点の腐食防止や導電性の向上といった機能的な目的であると考えられます。例えば、極めて精密な接点部分などに、ごく微量の金が使われていた可能性は否定できませんが、目視で確認できるような量ではないでしょう。

専門家の意見

電気メーターの製造や修理に携わった経験を持つ専門家によると、昭和40~50年代の電気メーターに金が使われているケースはほとんど聞いたことがないとのことです。当時、金は非常に高価な貴金属であり、コスト削減の観点から、他の金属が使用されていたと推測されます。

昭和レトロな電気メーターの価値

昭和レトロな電気メーターは、現代のデジタルメーターとは異なるデザインや素材感から、コレクターアイテムとして人気を集めています。しかし、金が含まれているから価値が高いというわけではないことを理解しておくことが重要です。

価値を高める要素

電気メーターの価値を高める要素としては、以下の点が挙げられます。

  • 状態の良さ:傷や汚れが少ない、動作に問題がないものは高値で取引される傾向があります。
  • 希少性:特定のメーカーやデザインのものは、希少価値が高まります。
  • 歴史的価値:当時の技術やデザインを知る上で重要な資料となる可能性があります。

金が含まれているかどうかよりも、これらの要素を総合的に判断して価値を評価する必要があります。

まとめ:金よりもデザインや状態に注目!

昭和40~50年代の電気メーターに金が含まれている可能性は極めて低いです。もし、レトロな電気メーターを所有していて、その価値を知りたい場合は、状態やデザイン、メーカーなどを考慮して判断することをおすすめします。金が含まれているという期待よりも、その時代の技術やデザイン、そしてインテリアとしての魅力に注目してみてはいかがでしょうか。 古い電気メーターは、当時の生活様式を垣間見れる貴重なアイテムとして、お部屋のインテリアとして活用することもできます。例えば、壁に飾ったり、棚に置いたりすることで、レトロな雰囲気を演出できます。

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