日除けの種類と室温の関係~室内日除けと室外日除けの違いを徹底解説~

建築についてです。なぜ同じ日除けなのに室内日除けと室外日除けだと室内日除けの方が部屋の内部温度が高くなるのでしょうか?

室内日除けと室外日除けの違い:熱の伝わり方を理解する

同じ日除けでも、室内と室外では室温への影響が大きく異なります。その理由は、熱の伝わり方と日除けの設置場所にあります。簡単に言うと、室内日除けは既に部屋の中に侵入した熱を遮断するのに対し、室外日除けは熱が部屋に入るのをそもそも防ぐからです。

室外日除けの効果:太陽熱を遮断

室外日除け、例えば庇(ひさし)、オーニング、外付けブラインドなどは、窓の外側に設置されます。これらは、太陽光線が窓に当たる前に熱を遮断する役割を果たします。太陽光線は、可視光線、赤外線、紫外線から構成されていますが、特に赤外線は熱エネルギーを多く含んでいます。室外日除けは、この赤外線の大部分を反射したり吸収したりすることで、窓ガラスに到達する熱エネルギーを大幅に削減します。結果として、部屋への熱の侵入を最小限に抑え、室温の上昇を防ぎます。

  • 太陽光の反射:明るい色の日除けは太陽光を反射しやすく、熱の侵入を抑えます。特に白色やシルバーは効果的です。
  • 太陽光の吸収:濃い色の日除けは太陽光を吸収しますが、その熱を外部に放散する設計になっているものもあります。
  • 日射遮蔽効果:日除けの形状や材質によって、日射遮蔽効果は大きく異なります。例えば、庇は角度によって日射遮蔽効果が変化します。

室内日除けの効果:日射の侵入を軽減するが…

室内日除け、例えばカーテン、ブラインド、ロールスクリーンなどは、窓の内側に設置されます。これらは、既に窓ガラスを通過した太陽光を遮断し、室温の上昇を抑える効果はあります。しかし、窓ガラスに到達した太陽光は既に熱エネルギーに変換されているため、完全に遮断することは困難です。室内日除けは、熱を吸収したり反射したりする効果はありますが、室外日除けと比較すると、熱の侵入を防ぐ効果は劣ります。

  • 熱の吸収と蓄積:カーテンなどの布製の日除けは、熱を吸収しやすく、蓄熱して室温を上昇させる可能性があります。特に、濃い色のカーテンは注意が必要です。
  • 空気層の遮断:窓とカーテンの間に空気層があると断熱効果を高められますが、カーテンが窓に密着していると、空気層が形成されず、効果が低くなります。
  • 素材による違い:遮熱効果のある素材のカーテンやブラインドを選ぶことで、室温上昇を抑えることができます。

具体的な対策と選び方:効果的な日除けの活用

室温上昇を抑えるためには、室外日除けを優先的に検討することが重要です。しかし、状況によっては室内日除けも併用することで効果を高めることができます。

室外日除けの選び方

* 素材:反射率の高い素材(白色、シルバーなど)を選ぶと、太陽熱を効果的に反射できます。
* 色:明るい色は熱を吸収しにくく、室温上昇を抑える効果があります。
* 形状:庇やオーニングは、角度を調整することで日射遮蔽効果を最大限に発揮できます。
* 設置場所:窓の外側にしっかりと設置することが重要です。

室内日除けの選び方

* 素材:遮熱効果のある素材(遮光カーテンなど)を選ぶと、室温上昇を抑える効果があります。
* 色:明るい色は熱を吸収しにくく、室温上昇を抑える効果があります。濃い色は逆に熱を吸収しやすいので避けるべきです。
* 機能:断熱効果のあるカーテンやブラインドを選ぶと、さらに効果を高めることができます。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、日除けは建物の設計段階から考慮すべき重要な要素です。窓の向き、大きさ、日射量などを考慮し、最適な日除けを選定することで、省エネルギー効果を高めることができます。また、窓の種類(複層ガラスなど)も室温に大きく影響するため、総合的に検討することが重要です。

例えば、南向きの窓には庇を設け、西向きの窓にはオーニングを設置するなど、窓の向きや日射量に応じて適切な日除けを選ぶ必要があります。

まとめ:効果的な日除けで快適な室内環境を

室内日除けと室外日除けでは、熱の遮断方法が異なるため、室温への影響も異なります。室温上昇を抑えるためには、室外日除けを優先的に検討し、必要に応じて室内日除けを併用することが効果的です。素材、色、形状などを考慮して、最適な日除けを選び、快適な室内環境を実現しましょう。

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