日当たりの悪い部屋でも大丈夫!明るく快適な空間を作る方法

日当たりの悪い部屋に住んでいます。去年の夏に引っ越してきてもうすぐ1年が経ちます。窓が北と西のみでそれぞれ通りを挟んだ向かいに大きなマンションが建っており、日当たりの悪さは下見の時点で気になっていましたが、生活ができないほどではないので決めたのですが・・・1年近く生活を続けているうちに、なんだかどんどん気分的に暗くなってきているような気がします。それに、それなりに明るさはあるのですが直射日光は全く入らずに、風の通りも悪いのでジメジメした空気です。バルコニーもないので洗濯物は部屋干しでなかなか乾かないし、7ヶ月になる息子にも良い影響を与えている感じはありません。早く引っ越したいけど金銭面の関係ですぐには無理です。やっぱり人間には日光って大事なんですね。同じような境遇の方いらっしゃいましたら、(引越し以外の)何か克服?改善?法を教えてください。

日照不足の部屋の悩み、あなただけではありません!

日当たりの悪い部屋で暮らすと、気分の落ち込みやジメジメとした空気、洗濯物の乾きにくさなど、多くの問題に直面します。特に小さなお子さんを持つご家庭では、健康面への影響も心配ですよね。引っ越しがすぐにできない状況でも、工夫次第で快適な空間を作ることができます。この記事では、具体的な改善策を、インテリアの専門家の視点も交えながらご紹介します。

1.照明で空間を明るく、そして心地よく

日照不足を補うには、照明が最も重要です。単に明るくするだけでなく、空間の雰囲気や用途に合わせた照明選びがポイントです。

1−1.メイン照明は「明るさ」と「色温度」に注目

メイン照明は、部屋全体を明るく照らす役割を担います。LEDシーリングライトがおすすめです。明るさは、部屋の広さや用途に合わせて選びましょう。一般的に、リビングは10畳あたり4000ルーメン程度が目安です。色温度は、昼光色(6500K)、昼白色(5000K)、電球色(2700K)などがあります。昼光色は作業に適し、電球色はリラックスした雰囲気を作ります。日当たりの悪い部屋では、昼白色〜電球色の中間的な色温度を選ぶと、自然光に近い明るさを実現できます。

1−2.間接照明で陰影と奥行きを演出

間接照明は、壁や天井に光を反射させることで、柔らかく広がりのある光を演出します。フロアスタンドや間接照明付きのシーリングライト、LEDテープライトなどを活用し、光を拡散させることで、部屋全体が明るくなります。特に、コーナーや壁際に配置することで、陰影を効果的に使い、空間の奥行きを演出できます。

1−3.タスク照明で作業効率アップ

読書やパソコン作業など、特定の場所を明るく照らすタスク照明も重要です。デスクライトやスタンドライトなどを使い、必要な場所にピンポイントで光を当てることで、作業効率がアップします。また、目の負担を軽減するためにも、光の色温度や明るさを調整できるものを選ぶと良いでしょう。

2.インテリアカラーで空間を明るく見せる

色の選び方も、部屋の明るさに大きく影響します。

2−1.壁の色は明るい色を

壁の色は、部屋全体の印象を大きく左右します。日当たりの悪い部屋では、白やアイボリー、ベージュなどの明るい色を選ぶと、空間が広く明るく感じられます。また、グレーのようなニュートラルな色も、落ち着いた雰囲気を作りながら、圧迫感を軽減する効果があります。

2−2.家具の色は明るめのトーンで統一感を

家具の色も、明るめのトーンで統一することで、部屋全体が明るく見えます。白、ベージュ、ライトグレーなどの明るい色の家具を選ぶと、空間が広く感じられます。ただし、全てを明るい色にするのではなく、アクセントカラーとして、濃い色や鮮やかな色を取り入れることで、メリハリのある空間を作ることができます。例えば、ソファにダークブラウン、クッションにマスタードイエローなどを組み合わせるのも良いでしょう。

2−3.鏡やガラスを活用して光を反射

鏡やガラスは、光を反射させる効果があります。壁に鏡を飾ったり、ガラス製のテーブルや棚などを置くことで、部屋全体が明るく見えます。特に、窓の近くに鏡を置くと、自然光を効果的に反射させることができます。

3.風通しの改善と湿気対策

風通しが悪いと、ジメジメとした空気がこもりやすく、不快感が増します。

3−1.換気をこまめに行う

こまめな換気は、湿気対策に非常に効果的です。朝と夜、そして、人がいない時間帯にも窓を開けて換気しましょう。窓を開ける時間帯は、外気温や湿度を考慮して調整することが大切です。

3−2.除湿機や換気扇を活用

除湿機や換気扇は、湿気を除去するのに役立ちます。特に梅雨時期や雨の日は、積極的に活用しましょう。浴室乾燥機を備えている場合は、洗濯物を乾かすのにも活用できます。

3−3.空気清浄機で空気をきれいに

空気清浄機は、空気中のホコリや花粉、ダニなどのアレルゲンを除去し、空気の質を改善します。特に、小さなお子さんやアレルギー体質の方は、空気清浄機を使うことで、健康状態の改善に繋がります。

4.洗濯物の部屋干し対策

バルコニーがない場合、洗濯物の部屋干しは大きな課題です。

4−1.室内物干しを活用

室内物干しは、洗濯物を効率的に乾かすための必須アイテムです。伸縮式の物干し竿天井から吊り下げるタイプの物干しなど、様々なタイプがありますので、部屋の広さやレイアウトに合わせて選びましょう。

4−2.乾燥機能付き洗濯機

乾燥機能付き洗濯機は、洗濯物を乾燥させる時間を大幅に短縮できます。ヒーター式除湿式の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがありますので、ご自身の状況に合わせて選びましょう。

4−3.サーキュレーターで風を循環

サーキュレーターは、部屋の空気を循環させることで、洗濯物の乾燥を促進します。物干し竿の近くにサーキュレーターを置くことで、より効果的に乾燥させることができます。

5.グリーンを取り入れて自然を感じさせる

植物は、空気清浄効果やリラックス効果があります。日当たりの悪い部屋でも育つ観葉植物を選び、緑を取り入れることで、空間を明るく、そして心地よいものに変えましょう。

まとめ

日当たりの悪い部屋でも、工夫次第で快適な空間を作ることができます。照明、インテリアカラー、風通し、洗濯物対策など、様々な改善策を試してみて、自分にとって最適な方法を見つけてください。 専門家のアドバイスを参考に、少しずつ改善していくことで、明るい気持ちで暮らせる空間を手に入れましょう。

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