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新築でも蟻が発生する理由と、黒い小さな蟻の種類
新築住宅であっても、蟻が発生することは決して珍しくありません。蟻は小さな隙間から侵入し、家の中に餌となるものがあれば巣を作るためです。5年経過した住宅であれば、建材の劣化や小さな隙間も発生している可能性があります。今回のケースでは、黒い小さな蟻とのことですが、これはクロアリの仲間の可能性が高いです。クロアリは種類が多く、家屋内に巣を作る種類もいます。
クロアリの種類と特徴
クロアリは種類によって大きさや行動パターンが異なります。家屋内に侵入するクロアリは、主に次の種類が考えられます。
- イエヒメアリ:体長2~3mmと小さく、黒色または黒褐色。家屋内に巣を作り、甘味のあるものを好む。
- アミメアリ:体長2~3mmと小さく、黒色。家屋内に巣を作り、甘味のあるものを好む。イエヒメアリとよく似ている。
- クロオオアリ:体長6~10mmと比較的大きく、黒色。家屋周辺に巣を作り、家屋内に侵入して餌を探す。
写真や動画で蟻の種類を特定できれば、より適切な駆除方法を選択できます。もし可能であれば、駆除後に数匹捕獲し、専門業者に種類を特定してもらうのも良いでしょう。
蟻の駆除と再発防止策
既にアリエースを使用し、アリの巣コロリを設置されているとのことですが、これらは一時的な駆除には効果がありますが、根本的な解決にはなりません。蟻の巣を完全に駆除し、再発を防ぐためには、以下の対策が必要です。
1. 蟻の侵入経路の特定と遮断
蟻は非常に小さな隙間から侵入します。壁と床の隙間、窓枠、配管の周りなど、蟻が侵入しそうな場所を丁寧にチェックしましょう。
- 隙間を埋める:コーキング剤やパテなどで隙間を完全に塞ぎましょう。特に、外壁との接合部や窓枠、配管周りなどは重点的にチェックしてください。
- 排水口の対策:排水口は蟻の侵入経路になりやすいです。排水口の網をこまめに清掃し、排水口に蟻が侵入できないようにしましょう。排水口に殺虫剤を噴射するのも有効です。
2. 餌となるものの除去
蟻は餌となるものを探して侵入してきます。食べこぼし、砂糖、ペットフードなど、蟻が好むものを放置しないようにしましょう。
- こまめな掃除:床やテーブルの上をこまめに掃除し、食べこぼしやゴミを放置しないようにしましょう。
- 食品の保管:食品は密閉容器に入れて保管しましょう。特に砂糖や蜂蜜などの甘いものは、蟻にとって魅力的な餌となります。
- ペットフードの管理:ペットフードは、食べ終わった後はすぐに片付け、容器は密閉しましょう。
3. プロの業者への相談
自分で駆除しても再発する場合は、専門の駆除業者に相談することをおすすめします。専門業者は、蟻の種類を特定し、適切な駆除方法を提案してくれます。また、巣の場所を特定し、根本的な解決策を提案してくれるでしょう。
安心できる睡眠を取り戻すために
蟻の駆除後も不安が残る気持ちはよく分かります。気持ち悪さや不眠を解消するために、以下の対策を試してみてください。
- 布団の清掃:蟻がいた布団は、念入りに掃除機をかけ、天日干ししましょう。必要であれば、布団カバーを交換しましょう。
- 部屋の換気:部屋の空気を入れ替え、清潔な状態を保ちましょう。
- リラックス方法:アロマオイルやハーブティーなどを活用して、リラックスできる環境を作りましょう。睡眠導入剤の服用も検討してみましょう。ただし、医師に相談してから服用してください。
- 専門家への相談:どうしても不安が拭えない場合は、精神科医やカウンセラーに相談することも検討しましょう。
まとめ:蟻の再発を防ぎ、快適な生活を取り戻そう
新築住宅でも蟻が発生することはあります。重要なのは、蟻の侵入経路を遮断し、餌となるものをなくすことです。今回ご紹介した対策を参考に、蟻の再発を防ぎ、安心して過ごせる空間を取り戻しましょう。それでも不安が残る場合は、専門家の力を借りることを検討してください。