新築5年でピンクになった廻り縁…それはカビ?原因と対処法を徹底解説

先日、新築5年の友人の家に遊びに行った時、全ての部屋のケーシング(壁と天井の境の飾り)のボンドコークがピンクになっていました。これは、カビでしょうか?断言できないので、指摘しただけでしたが心配です。補足 ケーシングではなく廻り縁でした。そして、全ての部屋にあり、部分的ではなく、まるで、定規で線を引いたようにピンクになっていました。

ピンクの廻り縁…それはカビ?原因を徹底調査!

新築5年のお宅で、全ての部屋の廻り縁がピンク色に変色している…これは確かに心配ですよね。カビの可能性もありますが、必ずしもカビとは限りません。ピンク色の変色は、様々な原因が考えられます。まずは、可能性の高い原因をいくつか見ていきましょう。

1. カビの可能性

ピンク色のカビは存在します。特に、湿気が多く、温度が高い場所では発生しやすいです。廻り縁は壁と天井の境にあるため、結露などが発生しやすい場所でもあります。もしカビであれば、放置すると健康被害につながる可能性もあるため、早めの対処が必要です。カビかどうかを確認するには、以下の点を確認してみましょう。

  • 触ってぬめぬめしているか:カビは湿気を帯びており、触るとぬめぬめとした感触があります。
  • 臭いを嗅いでみる:カビは特有の臭いを発することがあります。湿った土のような臭いや、酸っぱい臭いなどがしたらカビの可能性が高いです。
  • 拡大して観察する:ルーペなどで拡大して観察すると、カビの菌糸を確認できる場合があります。

しかし、今回のケースでは「まるで定規で線を引いたようにピンクになっていた」とのこと。これはカビの発生パターンとしては少し珍しいです。カビは通常、湿気の多い場所から広がっていくため、均一にピンクになることは少ない傾向にあります。

2. 材料自体の変色

廻り縁に使用されている材料自体が、経年劣化や紫外線などによって変色している可能性があります。特に、木材や塗装の種類によっては、ピンク色に変色することがあります。

  • 木材の種類:一部の木材は、時間の経過とともにピンク色に変化することがあります。
  • 塗装の種類:塗装の種類によっては、紫外線や湿気の影響で変色することがあります。特に、安価な塗装は変色しやすい傾向があります。
  • コーキング材の変色:廻り縁と壁の隙間を埋めるコーキング材がピンクに変色している可能性もあります。コーキング材は紫外線や湿気の影響を受けやすく、経年劣化によって変色することがあります。

3. その他の可能性

上記以外にも、以下の可能性が考えられます。

  • 汚れ:何らかの汚れが付着している可能性があります。例えば、赤色の土埃などが付着し、ピンクに見える場合もあります。
  • 施工不良:廻り縁の施工不良によって、材料の劣化が促進されている可能性があります。

ピンクの廻り縁への対処法

原因が特定できない場合は、専門家に相談するのが一番です。しかし、まずは自分でできる確認と対処法を試してみましょう。

1. カビの除去

もしカビだとわかった場合は、適切なカビ取り剤を使用し、丁寧に除去する必要があります。市販のカビ取り剤を使用する際は、必ず使用方法をよく読んでから使用しましょう。換気を十分に行い、ゴム手袋やマスクを着用するなど、安全対策を万全に行うことが重要です。

2. 変色部分の清掃

カビではない場合は、中性洗剤を薄めた水で優しく拭いてみましょう。汚れがひどい場合は、研磨剤入りの洗剤を使用するのも有効です。ただし、廻り縁の素材によっては傷つく可能性があるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。

3. 専門家への相談

自分で原因が特定できない場合、または対処できない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。建築業者やリフォーム業者などに相談し、原因を特定してもらい、適切な対処法をアドバイスしてもらいましょう。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、新築5年で全ての廻り縁が均一にピンクに変色しているというのは、何かしらの原因が全体に及んでいる可能性が高いです。カビの可能性もありますが、施工時の材料や施工方法に問題があった可能性も考慮する必要があります。

例えば、使用されたコーキング材の品質や、施工時の乾燥不足などが原因で、変色や劣化が促進されている可能性があります。また、建物の構造的な問題で、特定の場所に湿気が集中している可能性も考えられます。

そのため、原因を特定するには、専門家による現場調査が不可欠です。早めの対応が、建物の寿命や健康を守る上で重要です。

まとめ:早めの対処が重要!

廻り縁のピンク色の変色は、カビや材料の劣化など、様々な原因が考えられます。まずは、自分でできる範囲で原因を特定し、適切な対処を行いましょう。しかし、原因が特定できない場合や、自分で対処できない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。早めの対処が、建物の寿命を延ばし、健康被害を防ぐことに繋がります。 早急に原因究明と適切な処置を行うことを強く推奨します。

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