新築3階建ての天井高が図面より低い!業者の対応と解決策

3階建てを新築中ですが、天井高が図面より各フロア5㎝低いです。業者に言うと誤差と言われました。納得ができないので、業者にやり直させることは可能でしょうか。建築関係に詳しい方教えて下さい。図面では1階と3階は225㎝、2階は230㎝とただでさえ低く、大変気になっていました。当初図面通りの寸法でできると業者は言っておりましたが、いざ建ってみて測るとさらに低くなっていました。(測定すると1階は222㎝、2階は225㎝、3階は221㎝でした)私は天井の低い部屋は圧迫感があり、気にしてしまいます。

天井高の誤差:許容範囲と法律

新築住宅の天井高が図面と異なる場合、多くの施主さんは不安を感じることでしょう。今回のケースでは、各フロア5cmの差が生じており、施主様が納得できないのも無理はありません。建築における寸法誤差は、完全にゼロにすることは困難です。しかし、許容範囲を超える誤差は、業者の責任となります。

まず、建築基準法には、天井高に関する明確な規定はありません。しかし、住宅の快適性を確保するため、一般的な住宅では、最低限の天井高が暗黙の了解として存在します。また、建築工事請負契約書に、許容誤差の範囲が記載されている場合があります。契約書を確認し、誤差の範囲が記載されているか、そして今回の誤差がその範囲内かどうかを確認することが重要です。

重要なのは、業者が「誤差」と主張する根拠です。単なる言い訳ではなく、具体的な数値データや施工方法の説明が必要です。例えば、床材の厚さや、構造材の寸法誤差など、具体的な原因を示さなければ、誤差と認められるとは限りません。

5cmの誤差は許容範囲外?専門家の意見

5cmという誤差は、一般的に許容範囲を超える可能性が高いと、多くの建築専門家は考えています。特に、天井高がもともと低い225cm~230cmの場合、5cmの減少は居住空間の圧迫感を増幅させ、生活の質に影響を与える可能性があります。

建築士や住宅検査機関の専門家に依頼し、現場調査と測定を行ってもらうことをお勧めします。専門家は、誤差の原因を特定し、それが許容範囲内かどうかを客観的に判断することができます。さらに、専門家の意見書は、業者との交渉において強い武器となります。

業者との交渉:具体的な対応策

業者との交渉では、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 図面との差異:各階の天井高の測定値と図面との差異を具体的に示します。写真や動画で証拠を記録しておくと有効です。
  • 居住空間への影響:天井の低さが居住空間の圧迫感や生活の質に与える影響を説明します。具体的な例として、「圧迫感で気分が落ち込む」「家具の配置に制限がある」などを挙げましょう。
  • 契約内容の確認:契約書に記載されている天井高に関する規定や、許容誤差の範囲を確認し、提示します。
  • 専門家の意見:建築士や住宅検査機関の意見書を提示します。客観的な根拠に基づいた主張は、交渉を有利に進める上で非常に重要です。
  • 解決策の提示:天井高を修正するための具体的な解決策を提案します。例えば、天井を高くする工事、またはそれに伴う補償金の請求などです。

交渉が難航した場合の対処法

交渉が難航する場合は、弁護士や建築紛争処理センターなどに相談することを検討しましょう。彼らは、法律的な観点からアドバイスやサポートを提供してくれます。

天井高を高く見せるインテリアテクニック

天井高が低い空間でも、インテリアの工夫で圧迫感を軽減することができます。

  • 明るい色を使用する:アイボリー、白、パステルカラーなどの明るい色は、空間を広く見せる効果があります。今回のケースでは、アイボリーを基調としたインテリアを検討してみてはいかがでしょうか。
  • 縦ラインを強調する:カーテンや壁紙、家具などに縦のラインを取り入れることで、天井の高さを視覚的に高く見せることができます。例えば、縦ストライプの壁紙や、背の高い家具を配置するなど。
  • 鏡を使う:鏡は、空間の奥行きを演出する効果があります。壁に大きな鏡を設置することで、天井の高さを高く感じさせることができます。
  • コンパクトな家具を選ぶ:低く、コンパクトな家具を選ぶことで、空間を広く感じさせることができます。また、脚の高い家具を選ぶことで、床面との間に空間を作り、開放感を演出できます。
  • 間接照明を活用する:間接照明は、空間を柔らかく照らし、圧迫感を軽減する効果があります。ダウンライトや間接照明を効果的に配置することで、天井の高さを強調することができます。

まとめ:冷静な対応と適切な解決策を

天井高の誤差は、大きなストレスとなりますが、冷静に対応することが重要です。契約書を確認し、専門家の意見を参考に、業者と適切に交渉を行いましょう。交渉が難航する場合は、弁護士や建築紛争処理センターに相談することを検討してください。そして、インテリアの工夫で、少しでも快適な空間を演出しましょう。

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