新築3年目の家の壁カビ、除去方法と予防策

家の壁のカビは取れますか? 新築3年目の家です。部屋の壁の淵に所々灰色~黒っぽいカビ?が生えました。壁の色は白色、素材は紙製品?と思います。 他、小さな子供が伝い歩きする時に触れている所も、薄く黒っぽくなっています。これらの汚れをきれいに取る方法を教えて下さい。

新築3年目でもカビが発生する原因

新築3年目であっても、壁にカビが発生することは珍しくありません。原因は様々ですが、主に以下の点が考えられます。

* 結露: 外壁と内壁の温度差によって発生する結露は、カビの温床となります。特に、窓枠周辺や、換気が不十分な部屋で発生しやすいです。
* 換気不足: 室内が常に湿った状態だと、カビの繁殖に最適な環境となります。適切な換気は、カビ予防に非常に重要です。
* 水漏れ: 配管の劣化や雨漏りなどによる水漏れは、カビ発生の直接的な原因となります。目に見える水漏れだけでなく、壁内部での微細な水漏れも疑う必要があります。
* 生活習慣: 料理中や入浴後の湿気、洗濯物の室内干しなども、室内の湿度を高め、カビの発生リスクを高めます。
* 壁材の種類: 紙製のクロスは、吸湿性が高いため、カビが発生しやすい素材です。

壁のカビ除去方法:種類別の対処法

カビの種類によって、適切な除去方法が異なります。写真などを撮って、専門業者に相談するのも良いでしょう。まずは、以下の手順で確認してみましょう。

1. カビの種類の確認

灰色~黒っぽいカビは、一般的な黒カビ(コウジカビの一種)の可能性が高いです。 しかし、他のカビの可能性も否定できません。 まずは、カビの種類を特定することが重要です。 拡大鏡などで観察し、写真に撮って専門業者に相談するのも良いでしょう。

2. 安全対策

カビの除去作業を行う際は、以下の安全対策を必ず行ってください。

  • ゴム手袋を着用する
  • マスクを着用する(防塵マスクが推奨)
  • 換気を十分に行う
  • 目に入らないように注意する

3. カビの除去方法

カビの程度によって、対処法が異なります。

軽度なカビ(薄く黒ずんでいる程度)

* 中性洗剤と水: ぬるま湯に中性洗剤を混ぜ、柔らかい布やスポンジで優しく拭き取ります。 強くこすりすぎると壁を傷める可能性があるため注意が必要です。 拭き取った後は、十分に乾燥させましょう。
* アルコール: エタノールなどのアルコールを薄めて使用することもできます。 ただし、壁材によっては変色する可能性があるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。

中等度なカビ(灰色~黒っぽいカビが部分的に発生)

* カビ取り剤: 市販のカビ取り剤を使用します。 必ず使用前に製品の説明をよく読んで、使用方法を守ってください。 換気を十分に行い、ゴム手袋とマスクを着用しましょう。 使用後は、十分に水で洗い流し、乾燥させます。 酸性タイプのカビ取り剤は、壁材によっては変色させる可能性があるため、中性タイプがおすすめです。

重度なカビ(広範囲にカビが発生している、または壁が剥がれている)

* 専門業者への依頼: 広範囲にカビが発生している場合や、壁が剥がれている場合は、専門業者に依頼することを強くお勧めします。 自己処理で悪化させたり、健康被害を招く可能性があります。

カビの予防策

カビの発生を防ぐためには、以下の予防策が効果的です。

* 換気をこまめに行う: 特に、キッチンや浴室などの湿気が発生しやすい場所では、換気扇を回し、窓を開けて換気をしましょう。 1時間に1回、5分程度の換気を心がけましょう。
* 除湿機を使用する: 梅雨時期や、湿度の高い時期には、除湿機を使用することで、室内の湿度を適切に保つことができます。
* 湿度を下げる工夫: 洗濯物は屋外で干す、浴室乾燥機を使用する、など、室内の湿度を高めない工夫をしましょう。
* 定期的な清掃: 壁や床、家具などを定期的に清掃することで、カビの発生を防ぐことができます。
* 壁材の選択: リフォームや新築の際には、カビに強い素材の壁材を選ぶことが重要です。 例えば、撥水性のあるクロスなどがあります。
* 水漏れ対策: 配管の点検や、雨漏りの修理を定期的に行い、水漏れによるカビ発生を防ぎましょう。

専門家のアドバイス

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「カビの発生は、見た目だけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。早期発見と適切な対処が大切です。 自己処理に不安がある場合は、すぐに専門業者に相談しましょう。」とのことです。

まとめ

新築住宅でも、様々な要因でカビが発生する可能性があります。 軽度なカビであれば、家庭用洗剤で対処できますが、広範囲に発生している場合や、壁が剥がれている場合は、専門業者に依頼することが重要です。 日頃から換気をしっかり行い、湿度管理を徹底することで、カビの発生を防ぎ、快適な住空間を保ちましょう。

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