新築3年目、繰り返す雨漏りの原因と対策:安心できる住まいを守るために

雨漏りに関しての質問です。 新築3年目になります。住み始めて2年目の風の吹き込む雨の時に、一階リビングのサッシ周りのビスから雨漏りがしました。はじめは、壁屋さんと業者で散水し、原因が わからなく、一階サッシ上部分の外壁を剥がし防水シートを張り替えました。 が、また雨漏りし、雨漏り専門業者を呼んでしっかり散水テストをし、2階にある窓と一階にある窓の間に亀裂がありそこからの侵入だとわかり、塞ぐ工事をしました。仕上げに壁を塗る作業がのこっていましたが、また雨漏りし、急きょまた雨漏り専門業者に来てもらい、新たな亀裂からの侵入を確認し、補修し壁を全体的に綺麗に塗ってもらいました。安心してた矢先、4度目の雨漏りがまたありました。雨漏り専門業者にまた来てもらい、新たなピンホール、亀裂を発見しました。今回、2階窓周りにウレタンのコーキングをしてもらいました。はっきり言って、不安です。コーキングだけで大丈夫なのでしょうか?またなぜこんなに治しても繰り返すのでしょうか?この修理の仕方は間違ってないでしょうか?知識ないので不安です。これは欠陥住宅でしょうか? 説明がわかりずらいでしょうが、どなたか、教えてください。よろしくお願いします

繰り返す雨漏りの原因究明:なぜ治らないのか?

新築3年目にも関わらず、何度も雨漏りが発生している状況は、非常に深刻です。 既に複数の専門業者に依頼し、何度か修繕を行っているにも関わらず、雨漏りが繰り返される原因を突き止めることが重要です。 単なるコーキングだけでは根本的な解決にはならず、再発の可能性が高いことを理解しておきましょう。

繰り返す雨漏りの原因として考えられるのは以下の通りです。

  • 施工不良: 基礎部分の防水処理が不十分であったり、サッシの取り付けが適切でなかったり、外壁のシーリング処理に問題があった可能性があります。新築住宅でこれらが原因となるケースは少なくありません。
  • 建材の劣化: 使用されている建材の品質や劣化も原因の一つです。特に、経年劣化によるシーリング材のひび割れや、防水シートの剥がれなどは、雨漏りの原因となりやすいです。
  • 設計上の問題: 建物の設計自体に問題があり、雨水が侵入しやすい構造になっている可能性があります。例えば、バルコニーやベランダからの排水経路に問題があったり、外壁の勾配が不適切であったりする場合などです。
  • 周辺環境の影響: 建物の周辺環境、例えば、地盤の沈下や、近隣の工事による振動などによって、建物の構造に影響が出ている可能性も考えられます。

現状、コーキングによる応急処置が繰り返されているようですが、根本原因の特定と適切な処置がなされていない限り、雨漏りは再び発生する可能性が高いです。

雨漏り修理の適切な手順と専門家の選び方

雨漏り修理は、原因を特定することが非常に重要です。 そのため、以下の手順を踏むことが大切です。

1. 専門業者による詳細な調査

複数の業者に依頼したとのことですが、本当に雨漏り専門の、かつ経験豊富な業者だったでしょうか? 単なる壁屋さんや、経験の浅い業者では、原因を特定できない可能性があります。 信頼できる雨漏り専門業者に依頼し、以下の調査を依頼しましょう。

  • 詳細な目視検査: 建物の内外壁、屋根、サッシなど、雨水が侵入しそうな箇所をくまなく検査します。
  • 赤外線サーモグラフィー検査: 赤外線カメラを使用して、壁内部の温度差を検知することで、雨漏りの箇所を特定します。目視では確認できない内部の状況も把握できます。
  • 散水検査: 高圧洗浄機などを使用して、建物の外壁に水を吹きかけ、雨漏りの原因を特定します。これは、雨漏りの原因特定に最も有効な方法の一つです。
  • 内視鏡検査: 壁内部の状況を直接確認するために、内視鏡を使用することもあります。

2. 原因特定に基づいた適切な修繕

原因が特定されたら、それに基づいた適切な修繕を行う必要があります。 コーキングはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。 原因によっては、外壁の張り替え、サッシの交換、防水シートの張り替えなど、大規模な修繕が必要になる場合もあります。

3. 業者選びのポイント

雨漏り修理業者を選ぶ際には、以下の点を注意しましょう。

  • 経験と実績: 多くの雨漏り修理の実績を持つ業者を選びましょう。ホームページや口コミなどで、業者の実績を確認することができます。
  • 資格と保険: 適切な資格を持ち、保険に加入している業者を選びましょう。万が一、施工中に事故が発生した場合でも安心です。
  • 見積もりと説明: 見積もりは明確で、工事内容の説明も丁寧な業者を選びましょう。不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。
  • 保証: 工事内容に保証が付いているかを確認しましょう。保証期間が長いほど安心です。

欠陥住宅の可能性と対処法

繰り返す雨漏りは、欠陥住宅の可能性を示唆しています。 特に、新築3年目という時期を考えると、施工不良の可能性が高いと言えます。 以下の対応を検討しましょう。

  • 住宅瑕疵担保責任保険: 住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、保険会社に連絡し、状況を説明しましょう。保険会社が原因調査を行い、必要な修繕費用を負担してくれる可能性があります。
  • 建築業者への連絡: 建築業者に連絡し、状況を説明し、責任を問う必要があります。 施工不良が原因であれば、建築業者が修繕費用を負担する責任を負います。
  • 弁護士への相談: 建築業者との交渉がうまくいかない場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。

まとめ:安心できる住まいを取り戻すために

雨漏りは、放置すると建物全体に深刻な被害を与える可能性があります。 繰り返す雨漏りに対しては、安易な応急処置ではなく、根本的な原因究明と適切な修繕が不可欠です。 信頼できる雨漏り専門業者に依頼し、詳細な調査と適切な修繕を行うことで、安心できる住まいを取り戻しましょう。 必要であれば、住宅瑕疵担保責任保険や弁護士を活用し、権利を主張することも重要です。

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