新築間取り相談：55坪の快適な住まいを実現するためのアドバイス

新築間取りについてご意見ください。自分たちが希望して書いてみた間取りをそのまま設計士さんが図面にされ、このまま話が進みそうな感じで、本当にこれで良いのか不安になっています。使い勝手が悪そうなところやこうした方がいいというアイデアがありましたら、アドバイスをよろしくお願いします。・南北６ｍ道路、東は田んぼ、西に隣家・夫婦＋子ども２人（男児２歳、０歳）＊もう１人希望・親との同居の可能性あり・将来必ず仏壇を置くことになる◎希望・ＬＤＫ・和室（独立ではなくリビング隣接を希望、玄関側に配置したい。）・独立した洋室（親との同居用、子が小さい間は家族全員の寝室として利用）・パントリー・物干しスペース（共働きのため必ずほしい）・洗面脱衣所、トイレ（１階・２階）、お風呂（家族全員で入浴するので少し広めの浴室を希望）・納戸・主寝室・子ども部屋・ＷＩＣ＊洗面脱衣所から続くクローゼット（ＷＩＣ）は下着や部屋着、子どもの服などを置きたいと思っていました。しかしリビング収納が取れなかったため、このＷＩＣをあきらめ、下の廊下の部分と一緒にリビングの一部に取り込み、リビング収納とＰＣスペースに変更しようかと考えています。＊２階のファミリースペースは書斎やワークスペース、子ども部屋が３部屋必要になった場合などに利用したいと考えています。＊現時点で延べ床５５坪です。本当は５０坪ちょっとで収めたかったのですがだんだん大きくなってしまいました。（削るなら１階は納戸、洋室の部分、同じように２階はＷＩＣ・ファミリースペースと主寝室と思っていますが他に良いアイデアがありますでしょうか・・・。）いろいろとご意見いただけるとうれしいです。よろしくお願いします。

Contents

1 間取りプランの現状と課題
2 間取り改善のための具体的な提案
3 まとめ

間取りプランの現状と課題

現在のご計画では、LDK、和室、独立した洋室、パントリー、物干しスペース、洗面脱衣所・トイレ（1階・2階）、浴室、納戸、主寝室、子供部屋、WICと、ご家族のライフスタイルに必要な空間がしっかりと確保されています。しかし、55坪という延べ床面積に不安を感じていらっしゃる点、そしてリビング収納の確保とWICの取捨選択に悩んでいらっしゃる点が課題となっています。将来的な親との同居やお子様の増加にも対応できる柔軟性も考慮する必要があります。

間取り改善のための具体的な提案

55坪という広さは、ご家族構成と希望される設備を考えると決して無駄遣いではありませんが、予算や将来的なことを考えると見直す余地はあるでしょう。以下に具体的な提案を提示します。

1. リビング収納とPCスペースの確保

WICを諦めてリビング収納とPCスペースを確保するというご検討は、有効な手段です。しかし、廊下を削ることで、動線の悪化や圧迫感につながる可能性があります。代わりに、リビングの壁面に造り付けの収納を検討してはいかがでしょうか。奥行きを抑えたすっきりとしたデザインの収納であれば、圧迫感を軽減しつつ、十分な収納力を確保できます。 PCスペースは、リビングの一部にコンパクトなワークデスクを設置するなど、工夫することで実現可能です。

2. 2階ファミリースペースの有効活用

2階のファミリースペースは、将来的な子供部屋増加や書斎、ワークスペースとして活用できる貴重な空間です。しかし、現状ではやや広すぎる可能性があります。 将来のニーズに合わせて仕切れるような間仕切り壁を採用することをお勧めします。必要に応じて部屋を分割できる柔軟性を持たせることで、無駄なスペースを減らし、将来の変更にも対応できます。

3. 延べ床面積の削減

50坪程度に抑えたいというご希望であれば、いくつかの方法があります。

納戸の縮小：頻繁に使用しないものや季節用品を収納する場所なので、サイズを小さくしても問題ないでしょう。収納術を工夫することで、少ないスペースでも十分な収納力を確保できます。
洋室の縮小：親と同居しない場合は、この部屋のサイズを小さくしても良いでしょう。将来的に子供部屋として活用する場合は、必要に応じて拡張することも可能です。
WICの再検討：WICを完全に諦めるのではなく、コンパクトなウォークインクローゼットにすることで、収納スペースを確保しつつ、面積を削減できます。例えば、奥行きを浅くする、棚の数を減らすなどの工夫が考えられます。
廊下幅の見直し：廊下は、必要最小限の幅に抑えることで、面積を削減できます。ただし、ベビーカーや車椅子での移動を考慮し、最低限の幅は確保しましょう。

4. 和室の位置と機能

玄関側に和室を配置するというご希望は、来客への対応や、お子様の遊び場としても有効です。しかし、リビングに隣接していることで、LDK全体の広さに影響を与える可能性があります。 和室のサイズを小さくする、もしくはリビングと一体化できるような設計にすることで、空間の使い勝手を向上させることができます。

5. その他のポイント

* 日当たりと風通し：東側に田んぼがあるため、日当たりは良好です。窓の位置や大きさを工夫することで、さらに日当たりと風通しを良くすることができます。
* 収納計画：収納スペースは、十分に確保しましょう。各部屋に合わせた適切な収納を計画することで、生活空間をすっきり保つことができます。
* 動線：各部屋間の動線をスムーズにすることで、生活の利便性を高めることができます。特に、LDKと洗面脱衣所、浴室の動線は重要です。
* 専門家の意見：設計士さんとの綿密な打ち合わせを行い、ご自身の希望と現実的な制約をすり合わせることが重要です。必要であれば、インテリアコーディネーターや収納アドバイザーなどの専門家の意見を聞くのも良いでしょう。

まとめ

55坪の住宅は、ご家族のライフスタイルを十分に満たせる広さです。しかし、予算や将来的なことを考えると、無駄を省き、より効率的な間取りにすることが重要です。今回提案した内容を参考に、設計士さんとじっくり話し合い、ご家族にとって最適な間取りを実現してください。具体的な数値や配置は、設計図と照らし合わせながら調整していく必要があります。ご自身の希望と現実的な制約をバランスよく考慮し、快適で素敵な住まいを実現されることを心から願っています。