Contents
新築マンションなのに寒い!その原因と対策
8階建てマンション最上階という立地、西~北西向きの窓のみという条件、そして「ピューッ」という風の音…これらは、想像以上に厳しい寒さの原因となっています。 まず、考えられる原因を整理し、具体的な対策を提案します。
1. 気密性・断熱性の低さ
* 窓からの隙間風:「ピューッ」という音は、窓枠やサッシの隙間から風が入り込んでいる証拠です。一級遮光カーテンを2枚重ねているにも関わらず風が入り込むということは、窓枠と建物の接合部分、サッシの隙間などに問題がある可能性が高いです。
* 玄関からの隙間風:玄関ドアにも同様の問題が考えられます。ドア枠とドア本体の隙間、下部の隙間などから風が入り込んでいる可能性があります。
* 24時間換気システム:24時間換気システムの穴を塞いでも風が吹き込むということは、システム自体に問題があるか、もしくは換気口の設置や施工に不備がある可能性があります。これは管理会社に速やかに報告すべきです。
* 外壁の断熱性:最上階は、特に外壁からの熱の逃げが大きくなります。建物の外壁の断熱材の厚みや種類、施工状況に問題がある可能性も考えられます。
2. 結露の発生
* 窓・玄関・サッシの結露:これは、室内の湿気と外気の温度差によって発生します。特に、気密性が低いと、室内の暖かい空気が窓や壁に接し、冷やされて結露しやすくなります。
* 床の結露:床下の断熱材が不足している、もしくは施工不良によって、床が冷えやすく結露が発生している可能性があります。
3. 内装の不備
* 壁紙の剥がれや破れ:これは、施工不良が原因です。
* 壁の中の石:これは、建築中のミスで、本来は除去されるべきものが残っている可能性があります。
* 洗面所・トイレの床の浮き:これも施工不良です。
* 天井照明カバーの穴:屋根裏空間への熱の逃げが大きく、寒さの原因の一つです。また、虫の侵入リスクも高まります。
ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)
具体的な対策
1. 管理会社への連絡
まず、管理会社に状況を報告し、修理を依頼することが最優先です。 上記で挙げた問題点は、すべて居住者の責任ではなく、建物の欠陥に起因する可能性が高いです。 写真や動画を撮影し、証拠として残しておきましょう。 特に、風の侵入、結露、内装の不備などは、明確な証拠を提示することで、迅速な対応を期待できます。
2. 一時的な寒さ対策
管理会社からの対応を待つ間も、寒さ対策は必要です。
* 窓の隙間風対策:窓枠とサッシの隙間を埋めるためのテープやパッキンをホームセンターで購入し、自分で対処できます。
* 玄関の隙間風対策:玄関ドアの下部に隙間がある場合は、市販の隙間風防止テープやドラフトストッパーを使用しましょう。
* 窓ガラスフィルム:断熱効果のある窓ガラスフィルムを貼ることで、窓からの熱の逃げを軽減できます。
* カーペットやラグ:床の冷たさを軽減するために、カーペットやラグを敷きましょう。
* 暖房器具:エアコンに加え、電気ストーブやオイルヒーターなどを併用することで、部屋を暖めやすくなります。
* 断熱カーテン:既に一級遮光カーテンを使用していますが、さらに断熱効果の高いカーテンに交換を検討しましょう。
3. 専門家への相談
管理会社への連絡と並行して、建築士や不動産鑑定士などの専門家への相談も検討しましょう。 専門家の視点から、問題点の特定や適切な対応策をアドバイスしてもらえます。
内装不良への対応
壁紙の剥がれ、壁の中の石、洗面所・トイレの床の浮きなどは、明らかに施工不良です。 管理会社に速やかに連絡し、修理を依頼しましょう。 写真や動画を撮影し、証拠として残しておくことを忘れないでください。
まとめ
新築マンションとはいえ、気密性や断熱性に問題があれば、想像以上に寒く、生活に支障をきたす可能性があります。 まずは管理会社に連絡し、問題解決に向けて積極的に行動することが重要です。 一時的な寒さ対策と並行して、専門家への相談も検討しましょう。 快適な住環境を取り戻すため、諦めずに粘り強く対応していくことが大切です。