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新築費用を抑えるための床材選び
新築住宅の費用を抑えたい、というご要望、よく分かります。特に、ご希望の無垢材は高価な部材になりがちです。 節なしのヒノキやウォルナットは、高級感があり美しい反面、価格も高騰しています。オークに変更されたのは賢明な判断です。オークは比較的コストパフォーマンスに優れ、上品な雰囲気も持ち合わせています。
では、さらにコストを抑えつつ、チープに見えない床材を選ぶにはどうすれば良いでしょうか?
予算を抑える床材の選択肢
* 節ありのオーク材: 節ありのオーク材は、節なしに比べて価格が抑えられます。節は自然の証であり、むしろ味として捉えることで、独特の風合いを楽しむことができます。 「節ありは嫌」というご主人の意見を覆すには、実際に節ありオークのサンプルを見てもらうことが有効です。 写真だけでは伝わりにくい、木の温もりや個性を体感してもらうことで、考えを改める可能性があります。
* バーチ材: バーチ材は、オーク材に比べて価格が安く、硬くて丈夫な木材です。白っぽい色合いは、明るく清潔感のある空間を演出します。白系の床材をご希望であれば、良い選択肢となります。
* 塗装の種類を見直す: 無垢材の価格は、塗装の種類によっても大きく左右されます。高級感のあるオイル仕上げも良いですが、ウレタン塗装は比較的安価でメンテナンスも容易です。 塗装方法を変えることで、コストダウンを図ることができます。
* 床面積を見直す: 全室無垢材にするのではなく、リビングや寝室など主要な部屋のみ無垢材を使用し、その他の部屋は、コストを抑えたフローリング材を使用するのも有効です。 例えば、廊下や洗面所などは、無垢材でなくても十分に快適に過ごせます。
その他の費用削減ポイント
床材以外にも、新築費用を削減できるポイントはたくさんあります。
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間取りの簡素化
40坪以上の1階と20坪超の2階という広さは、建築費用に大きく影響します。 間取りを見直し、本当に必要な広さかどうかを検討してみましょう。 例えば、収納スペースを減らす、部屋数を減らす、廊下を短くするなど、工夫次第で費用を削減できます。
設備の見直し
* お風呂:ユニットバスに変更することで、大幅なコスト削減が可能です。 掃除の手間も軽減され、メリットが多い選択肢です。
* 屋根:屋根の広さを見直すことで、資材費や工期を短縮できます。 シンプルなデザインにすることで、コストを抑えることができます。
* その他設備: シアタールームやOMソーラーは、確かに魅力的な設備ですが、予算を抑えるためには見送るのも賢明な判断です。
工務店との交渉
現在の見積もりを見直し、工務店と費用についてじっくりと話し合うことが重要です。 各項目の費用内訳を詳しく確認し、妥協できる点、譲れない点を明確に伝えましょう。 複数の工務店に見積もりを依頼し、比較検討することも有効です。
優先順位をつける
ご希望の家具に100万円を充てたいとのことですが、本当に必要なもの、優先順位の高いものから購入していくことをお勧めします。 全ての家具を一気に揃える必要はありません。
専門家の意見
建築士や住宅アドバイザーに相談することも有効です。 プロの視点から、費用を抑えつつ、ご希望に沿った住宅プランを提案してもらえます。 彼らは、様々なコスト削減のアイデアや、素材の選び方、工法の選択などについて、的確なアドバイスをしてくれます。
まとめ
新築費用を抑えるためには、床材だけでなく、間取り、設備、工務店との交渉など、様々な要素を総合的に検討する必要があります。 ご主人のこだわりを尊重しつつ、現実的な予算の中で、快適で素敵なマイホームを実現できるよう、一つずつ丁寧に検討していきましょう。 焦らず、じっくりと時間をかけて、最適なプランを見つけてください。