新築設計中の天井高と室内扉の高さ:2425.5mmの天井に2313mmの扉は適切?

現在、新築設計中です。寝室、子供部屋の天井2425.5mmに、室内扉&クローゼット扉、2313mmは、おかしいですか? 工務店さんに、2047mmの扉を提案されたのですが、高い方が良いと伝えると2313mmも可能だと言われました。しかし、2400mmの天井には2000mmの扉が良いと様々な所で目にします。扉が高い方が、空間的にも広く見えるのでは…と考えているのですか、アドバイスお願いします。

天井高と扉の高さの関係性:バランスが重要

新築住宅の設計、おめでとうございます!天井高2425.5mm、室内扉2313mmというご計画、確かに疑問に思われるのも無理はありません。一般的に、2400mm前後の天井高に対して2000mm程度の扉が採用されることが多いのは事実です。しかし、「2000mmが良い」という絶対的な基準はなく、天井高、部屋の広さ、デザイン、そして居住者の好みなど、様々な要素を考慮して最適な高さを決定する必要があります。

2400mmの天井に2000mmの扉が推奨される理由の一つは、バランスです。あまりにも扉が高すぎると、圧迫感を感じたり、逆に天井が低く感じられたりする可能性があります。また、扉の製作コストや施工の手間も考慮する必要があります。2313mmという高さは、2425.5mmの天井に対してやや高めですが、必ずしも「おかしい」とは言えません。

2313mmの扉を採用するメリットとデメリット

2313mmという高い扉を採用することのメリットとデメリットを具体的に見ていきましょう。

メリット

  • 開放感の向上:高い扉は、視覚的に空間を広く見せる効果があります。特に天井の高い部屋では、この効果が顕著に現れます。圧迫感が少なく、より快適な空間を演出できます。
  • デザイン性の向上:高い扉は、モダンでスタイリッシュな印象を与えます。天井高を活かしたデザイン性の高いインテリアを実現できます。例えば、間接照明を扉の上部に設置することで、より洗練された空間を演出できます。
  • 収納力の向上(クローゼットの場合):クローゼット扉の場合、高い扉は収納力を高めることに繋がります。より多くの衣類や物を収納できるため、収納スペースの不足を解消できます。

デメリット

  • コスト増加:高い扉は、材料費や製作費、施工費が高くなる傾向があります。予算に余裕がない場合は、コスト増加に注意が必要です。
  • 施工の難易度:高い扉の施工は、技術的に難易度が高くなる可能性があります。熟練の職人が必要となる場合もあり、工期が延びる可能性も考慮する必要があります。
  • 圧迫感(場合によっては):部屋の広さによっては、高い扉が逆に圧迫感を与える可能性があります。特に、天井高に対して部屋の広さが狭い場合は注意が必要です。
  • メンテナンスの難しさ:高い位置にある扉は、メンテナンスが難しくなる可能性があります。定期的な清掃や修理が必要な場合、高い位置での作業が必要となるため、安全面にも配慮が必要です。

専門家の意見:インテリアコーディネーターの視点

インテリアコーディネーターの視点からアドバイスを求めると、彼らはまず部屋全体のバランスを重視するでしょう。2425.5mmという天井高は、一般的な住宅よりも高い部類に入ります。この高さを活かすためには、扉の高さを高く設定することで、空間の開放感を最大限に引き出すことが可能です。しかし、部屋の広さや窓の位置、家具の配置なども考慮しなければなりません。

例えば、部屋が狭く、窓が少ない場合は、高い扉によって圧迫感を感じてしまう可能性があります。その場合は、扉の高さを抑え、代わりに窓を大きくしたり、明るい色の壁を使用することで、開放感を演出する方が効果的かもしれません。

具体的なアドバイスと解決策

最終的な決定は、ご自身の好みやライフスタイル、そして予算を総合的に考慮して行うべきです。しかし、より良い選択をするために、以下の点を検討してみてください。

  • 完成予想図を確認する:工務店に、2313mmの扉を採用した場合の完成予想図を作成してもらいましょう。実際にどのような空間になるのかをイメージすることで、より良い判断ができます。
  • ショールームで実物を見る:実際に2313mmの扉をショールームなどで見てみましょう。高さの感覚を掴むことで、より現実的な判断ができます。
  • 複数の案を比較検討する:2047mm、2313mm以外にも、様々な高さの扉を検討し、それぞれのメリット・デメリットを比較検討しましょう。例えば、上部をガラス製のデザインにすることで、開放感を高めることも可能です。
  • 工務店とじっくり相談する:工務店は、建築のプロです。疑問点や不安な点を丁寧に相談し、最適な解決策を見つけるようにしましょう。経験豊富な工務店であれば、様々な提案をしてくれるはずです。

まとめ:バランスと好みを重視した選択を

天井高2425.5mmに2313mmの扉は、必ずしも「おかしい」わけではありません。しかし、部屋全体のバランス、デザイン、コスト、そしてご自身の好みを総合的に考慮して、最適な高さを選択することが重要です。複数の案を比較検討し、工務店とじっくり相談することで、満足のいく選択ができるはずです。

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