新築計画で迷う!リビング階段&吹き抜けのある家の断熱性と床暖房の必要性

新築を計画中です。リビングに階段&吹き抜けのある家にお住まいの方に質問です。冬寒かったり夏クーラーの効きが悪かったりしませんか。私はとても寒がりで、次に住むなら床暖のある温かい家!と決めていたのですが、担当者さんの話では、ダブル断熱(外張り断熱)工法なので、ストーブがあれば魔法瓶のように家全体が暖まる為、床暖は必要無いとのことです。(延べ床30坪)また、標準が無垢フローリングの為、床暖を入れるとフローリングを変えなくてはいけないとのことでした。予算的にもその建築会社だと、床暖を入れると予算オーバーになってしまいます。他社でダブル断熱ではないですが、吹き抜けやリビング階段は無しで、床暖を入れて予算内の見積りが出ているので、とても迷っています。ただ、担当者さんは前者の方が感じがよく、信頼したい気持ちもあります。ダブル断熱で、リビング階段や吹き抜けを作られた方の意見を伺えたらと思います。長文申し訳ございません。よろしくお願い致します。補足ご丁寧に回答頂きましてありがとうございます。ダブル断熱の方の家は、企画型注文住宅の為、窓の位置や風、採光は計算されて作られているとのことです。(2階テラスに吐き出し窓と大きなFIX窓があり、1階も2階も間仕切りはほぼ無いです)もしよろしければお住まいの断熱の種類も教えて頂けたらと思います。ダブル断熱の家は外断熱がフォルテボード、内断熱がセルロースファイバー、樹脂ペアガラス、塗り壁、無垢フローリングです。

リビング階段&吹き抜けのある家のメリット・デメリット

リビング階段と吹き抜けは、開放感とデザイン性の高さから人気の高い間取りですが、断熱性という点では課題を抱える可能性があります。

メリット

* 開放感:空間が広く感じられ、明るく開放的な雰囲気になります。家族間のコミュニケーションも取りやすくなります。
* デザイン性:視覚的な魅力が高く、個性的な住空間を演出できます。
* 採光:吹き抜けは自然光を効果的に取り込み、日中の照明を削減できます。

デメリット

* 断熱性:吹き抜けや階段部分からの熱の逃げが大きくなり、冬場の暖房効率が悪くなりがちです。夏場は冷房効率も低下する可能性があります。
* 気密性:適切な設計・施工がされていないと、気密性が低下し、冷暖房効率が悪くなるだけでなく、結露などの問題も発生する可能性があります。
* コスト:断熱性能を確保するために、高性能な窓や断熱材を使用する必要があるため、初期費用が高くなる可能性があります。

ダブル断熱住宅と床暖房の必要性

質問者様はダブル断熱(外断熱:フォルテボード、内断熱:セルロースファイバー、樹脂ペアガラス、塗り壁、無垢フローリング)の住宅を検討されています。これは、高性能な断熱材と窓を使用することで、高い断熱性能を実現する工法です。

ダブル断熱住宅のメリット

* 高い断熱性:外断熱と内断熱の組み合わせにより、優れた断熱性能を発揮します。
* 結露防止:壁体内結露のリスクを低減します。
* 省エネルギー:冷暖房のエネルギー消費を抑え、ランニングコストを削減できます。

ダブル断熱住宅でも床暖房が必要な場合

しかし、ダブル断熱であっても、リビング階段や吹き抜けがある場合、熱の逃げ込みが大きいため、床暖房が必要となるケースがあります。特に、質問者様が「寒がり」であることを考慮すると、床暖房の導入を検討する価値は十分にあります。

重要なのは、断熱性能だけでなく、家の気密性も考慮することです。 気密性が高い住宅であれば、熱の逃げ込みを抑え、床暖房の必要性を軽減できます。 建築会社に、気密測定の結果を示してもらうことをお勧めします。

無垢フローリングと床暖房

無垢フローリングは床暖房と相性が悪いとされていますが、近年では床暖房に対応した無垢フローリングも販売されています。建築会社に、床暖房に対応した無垢フローリングの有無を確認してみましょう。

他社との比較と最終的な判断

現在、床暖房ありの住宅と床暖房なしの住宅を比較検討されているとのことですが、以下の点を比較検討してみてください。

比較項目

* 初期費用:床暖房の有無による費用差
* ランニングコスト:冷暖房費用の違い(長期的な視点で比較)
* 快適性:床暖房の有無による居住空間の快適性の違い
* 建築会社の信頼性:担当者の対応や会社の評判

専門家の意見

建築士や住宅性能評価士などの専門家に相談することで、より客観的な判断ができます。彼らは、住宅の断熱性能や気密性、床暖房の必要性などを専門的な視点からアドバイスしてくれます。

具体的なアドバイス

1. 複数の建築会社に見積もりを依頼する:複数の会社から見積もりを取ることで、価格や性能を比較検討できます。
2. 断熱性能の確認:UA値(熱貫流率)やC値(隙間面積)などの数値を確認し、断熱性能を比較しましょう。
3. 気密測定の実施:気密測定は、家の気密性を数値で示すため、断熱性能を正確に評価する上で重要です。
4. 床暖房の種類を検討する:電気式床暖房、温水式床暖房など、様々な種類があります。それぞれのメリット・デメリットを比較検討しましょう。
5. 無垢フローリングの選択肢を確認する:床暖房対応の無垢フローリングが使用可能かどうかを確認しましょう。
6. 専門家への相談:建築士や住宅性能評価士などの専門家に相談し、客観的なアドバイスを得ましょう。

まとめ

リビング階段と吹き抜けのある家は、開放感とデザイン性に優れていますが、断熱性には注意が必要です。ダブル断熱であっても、床暖房が必要となる可能性があります。 ご自身の寒がりな体質、予算、そして快適性を総合的に判断し、最適な選択をしてください。 複数の建築会社との比較検討、専門家への相談を積極的に行い、後悔のない家づくりを進めていきましょう。

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