新築祝いにいただいたタロイモの育て方|葉の黄変・枯れ対策と室内での管理

新築のお祝いに鉢植えの「タロイモ」をいただきました。観葉植物として150センチ以上ある身の丈に緑鮮やかな大きな葉がついていますが、部屋の中で育てています。いただいてから20日ほど過ぎたころから、葉が黄色に 変色し始めたり、丸まったりして枯れてきました。「水をたくさんやって下さいと」と花屋さんから教わて、水は涸らしたことは無いのですが?水のやり方や肥料それに環境等を教えて頂ければ幸いです。宜しくお願いします。変色し始めたり、丸まったりして枯れてきました。「水をたくさんやって下さいと」と花屋さんから教わて、水は涸らしたことは無いのですが?水のやり方や肥料それに環境等を教えて頂ければ幸いです。宜しくお願いします。

タロイモの葉の黄変・枯れの原因と対策

新築祝いにいただいた150cm以上の大きなタロイモ、嬉しいですね!しかし、葉が黄色くなって丸まり、枯れてきているとのこと、ご心配ですね。 花屋さんから「水をたくさん」とアドバイスされたとのことですが、実は、水のやりすぎも葉の黄変や枯れの原因の一つになり得ます。 他にも、いくつかの可能性が考えられます。

1. 水やりすぎによる根腐れ

タロイモは、過湿を嫌います。常に土が湿っている状態だと、根が呼吸できなくなり、根腐れを起こしてしまいます。根腐れすると、葉に栄養が行き届かなくなり、黄変や枯れにつながります。 花屋さんのアドバイスは、購入直後の状態や環境を考慮したものであり、必ずしもあなたの環境に適しているとは限りません。

  • 対策: 今後は、土の表面が乾いてから、鉢底から水が出るくらいたっぷりと水やりましょう。ただし、受け皿に溜まった水はすぐに捨て、鉢底が常に湿っている状態にならないように注意してください。
  • チェックポイント: 指で土の表面を2~3cmほど触ってみて、乾いていたら水やりましょう。鉢の重さで判断するのも有効です。軽くなったら水やりのサインです。

2. 光の不足

タロイモは、明るい場所を好みますが、直射日光は葉焼けの原因になります。室内で育てる場合、レースカーテン越しの柔らかい光が理想的です。光の不足も、葉の黄変や生育不良につながります。

  • 対策: 窓辺に鉢を置き、レースカーテン越しの光を当てましょう。ただし、真夏の直射日光は避けてください。 もし、部屋が暗すぎる場合は、植物育成ライトなどを検討するのも良いでしょう。
  • チェックポイント: 葉の色が薄くなってきたり、茎が徒長(細く伸びる)してきたら、光の不足の可能性があります。

3. 温度と湿度

タロイモは、比較的暖かい環境を好みます。寒すぎる環境や、乾燥しすぎている環境も、生育不良の原因となります。

  • 対策: 冬場は、暖房の風が直接当たらない場所に置きましょう。また、乾燥が気になる場合は、葉水(葉に霧吹きで水を吹きかける)をするのも効果的です。ただし、葉水は、夕方以降に行いましょう。夜間に葉が乾燥するのを防ぎ、蒸散による水分不足を防ぎます。
  • チェックポイント: 葉が萎れていたり、触ると乾燥しているようであれば、湿度不足の可能性があります。

4. 栄養不足

長期間、肥料を与えていない場合、栄養不足で葉が黄色くなることがあります。

  • 対策: 春から秋にかけては、観葉植物用の液体肥料を、月に1~2回与えましょう。肥料の与えすぎは根を傷めるので、規定量を守りましょう。冬場は肥料を与えなくても大丈夫です。
  • チェックポイント: 新しい葉が小さく、生育が遅い場合は、栄養不足の可能性があります。

5. 病害虫

害虫の被害や病気も考えられます。葉の裏や茎をよく観察し、害虫や病気の症状がないか確認しましょう。

  • 対策: 害虫を見つけたら、適切な殺虫剤を使用しましょう。病気の場合は、原因に応じた治療が必要です。専門の園芸店に相談してみるのも良いでしょう。
  • チェックポイント: 葉に小さな穴が開いている、白い綿のようなものが付いている、葉に斑点があるなど、異常がないか注意深く観察しましょう。

専門家のアドバイス

観葉植物の栽培に詳しい園芸家の山田先生にアドバイスをいただきました。「タロイモは比較的丈夫な植物ですが、環境の変化に敏感です。新居に来たばかりのタロイモは、環境の変化にストレスを感じている可能性があります。まずは、落ち着ける環境を整えてあげることが大切です。水やりは、土の乾き具合を見て調整し、肥料は控えめに与えるのがポイントです。もし、症状が改善しない場合は、根の状態を確認し、必要であれば植え替えを行うことも検討しましょう。」

まとめ

タロイモの葉の黄変・枯れは、水やり、光、温度・湿度、栄養、病害虫など、様々な原因が考えられます。 一つずつ原因を特定し、適切な対策を行うことで、元気なタロイモを育てることができるでしょう。 それでも改善しない場合は、専門の園芸店に相談することをおすすめします。

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