新築戸建ての隙間風対策:分電盤からの侵入を防ぐ方法

5月に新築の洗面所にある分電盤、画像の緑線の所に配線用の穴が空いているので、24時間換気扇を回すと風が入って来ます。外張り断熱で、気密には気を付けてもらったのですが、換気扇を回すとだいぶ負圧になるようで風が入って来ます。各部屋には給気口がありますが、24時間換気扇があるのはトイレ、洗面所、風呂場の3ヶ所でLDK和室との間にはドアが一枚で、そのドアの隙間だけでは足りないのかなと思ったり。洗面所、トイレには給気口はなし。で、質問なのですが、分電盤の穴は埋める事は可能でしょうか?エアコン配管用の非硬化パテみたいなのを埋めるとか?でしょうか。分電盤を気密タイプにするとかあるのでしょうか?よろしくお願いします。

新築なのに隙間風?原因と対策を探る

新築戸建てで隙間風が発生するのは、想像以上にストレスになりますよね。特に、外張り断熱で気密性にも配慮したはずなのに隙間風があるとなると、原因究明と適切な対策が急務です。今回のケースでは、24時間換気扇の稼働時に洗面所の分電盤から隙間風が侵入しているとのこと。これは、換気による負圧によって、配線穴から外気が入り込んでいる可能性が高いです。

隙間風発生のメカニズム

24時間換気システムは、室内の空気を外に排出することで新鮮な空気を供給するシステムです。しかし、換気による排気量に対して、給気量が不足すると、室内が負圧状態になります。この負圧によって、建物の隙間や、今回のケースのように分電盤の配線穴などから外気が侵入してくるのです。 特に、洗面所やトイレのように給気口がない場所では、負圧の影響を受けやすく、隙間風が発生しやすくなります。

分電盤からの隙間風対策

では、分電盤からの隙間風対策として、どのような方法が考えられるでしょうか。

分電盤の穴を埋める方法

ご質問にあるように、エアコン配管用の非硬化パテで穴を埋めるのは有効な方法の一つです。しかし、重要なのは使用するパテの種類と施工方法です。

適切なパテの選択

非硬化パテは、硬化しないため、後から修正や撤去が容易です。ただし、耐候性や耐久性、そして電気絶縁性を考慮する必要があります。分電盤内部は電気配線が通っているため、電気を通さない絶縁性の高いパテを選ぶことが重要です。ホームセンターなどで「電気絶縁パテ」や「シリコンシーラント」といったキーワードで検索すると、適切な製品が見つかるでしょう。

施工手順

パテを充填する前に、穴の周囲を清掃し、埃や汚れを取り除きます。次に、パテをヘラなどで丁寧に塗り込み、穴を完全に埋めます。表面が平らになるように注意し、乾燥時間を十分に取ります。乾燥後、必要に応じて表面を研磨して仕上げます。

専門家への相談

自信がない場合は、電気工事士などの専門家に相談することをお勧めします。素人による不適切な施工は、電気系統のトラブルや火災の原因となる可能性があります。専門家であれば、適切なパテを選び、安全に施工を行うことができます。

分電盤の気密化について

分電盤自体を気密タイプにすることは、一般的には難しいです。分電盤は、電気設備の安全性を確保するために、通気性を考慮して設計されている場合が多いからです。無理に気密化しようとすると、発熱によるトラブルにつながる可能性があります。

その他の隙間風対策

分電盤の穴を埋めただけでは、完全に隙間風を防げない可能性があります。他の対策と併用することで、より効果的な対策となります。

給気口の設置

洗面所とトイレに給気口を設置することで、室内の負圧を軽減することができます。給気口は、壁や窓に取り付けるタイプのものがあります。専門業者に相談して、適切な位置と種類を選定してもらいましょう。

ドアの隙間対策

LDKと和室の間にあるドアの隙間から風が入ってくる可能性があります。ドアの下に隙間テープを貼ったり、ドアストッパーを使用するなど、ドアの気密性を高める工夫をしましょう。

換気システムの見直し

24時間換気システムの風量調整や、換気方法の見直しも検討しましょう。必要以上に強い風量で換気をしている場合、負圧が強くなり、隙間風が発生しやすくなります。

専門家の意見

建築士や住宅設備の専門家に相談することで、より的確なアドバイスを得ることができます。彼らは、建物の構造や換気システムについて深い知識を持っており、あなたに最適な解決策を提案してくれるでしょう。

まとめ

新築住宅の隙間風は、住む人の快適性を大きく損ないます。分電盤からの隙間風対策は、適切なパテを選択し、安全に施工することが重要です。しかし、分電盤の穴を埋めるだけでは不十分な場合もあります。給気口の設置、ドアの隙間対策、換気システムの見直しなど、総合的な対策を検討し、快適な住環境を手に入れましょう。 専門家の意見を参考に、最適な解決策を見つけることをお勧めします。

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