新築戸建ての気になる足音問題!2階の音漏れ対策と施工不良の可能性

新築戸建住宅のことで質問です。ごく一般的な木造軸組工法の2階建ての戸建(延床面積105m2 3LDK)なんですが、2階で人が歩いただけでとても響いてドンドンという足音が聞こえます。最初は歩き方の問題かと思っていたのですが、家族もぼくに同じことを思っていたみたいで、歩き方の問題ではないとわかりました。他の新築の家ではこんなに大きな足音は聞こえません。施工不良が原因という事は考えられますか?

新築戸建ての足音問題:原因と解決策

新築戸建て住宅で、2階からの足音が1階に大きく響くという問題は、多くの住宅で発生する可能性のある悩ましい問題です。質問者様のように、家族全員が同じように感じている場合は、歩き方ではなく、住宅の構造や施工に原因がある可能性が高いです。

足音の響きの原因

木造軸組工法の住宅では、床の構造によって足音の伝わりやすさが大きく変わります。主な原因としては以下の点が考えられます。

  • 床構造の問題:床下地材の厚さや種類、断熱材の有無、防音材の施工状況などが影響します。特に、軽量な床材を使用したり、防音対策が不十分な場合、足音は伝わりやすくなります。 遮音性能の高い床材(例えば、高密度合板や遮音マット)を使用していない、または適切な施工がされていない可能性があります。
  • 間柱の配置:間柱の配置や本数も足音の伝わりやすさに影響します。間柱が少なく、間隔が広いと、音が伝わりやすくなります。
  • 壁や天井の遮音性能:床だけでなく、壁や天井の遮音性能も重要です。これらの部分の遮音性能が低いと、2階の音は1階に伝わりやすくなります。
  • 建物の構造:建物の構造自体が、音の伝達に影響を与える場合があります。例えば、床と壁の接合部がしっかりしていない場合、音が伝わりやすくなります。
  • 施工不良:床下地材の施工不良や、防音材の設置ミスなども足音の問題につながります。例えば、防音材が適切に設置されていない、または隙間がある場合、効果が期待できません。

施工不良の可能性

質問者様のケースでは、他の新築住宅と比べて足音が異常に大きいとのことですので、施工不良の可能性は十分に考えられます。特に、防音材の不足や不適切な施工は、大きな音漏れにつながる可能性が高いです。

専門家への相談と具体的な解決策

足音の問題は、ご自身で解決するのは難しい場合が多いです。まずは、建築会社や施工業者に連絡し、状況を説明して相談することが重要です

建築会社への連絡と対応

建築会社は、住宅の瑕疵担保責任を負っています。施工不良による問題であれば、無償で修理や改善を行う義務があります。連絡する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • いつから足音が気になるようになったか
  • どの程度の大きさの足音なのか(具体的な例を挙げる)
  • 家族全員が同じように感じていること
  • 他の新築住宅と比べて異常に大きいこと
  • 写真や動画で状況を記録しておく(証拠として有効)

建築会社が対応してくれない場合、または対応に納得できない場合は、住宅瑕疵担保責任保険を利用することもできます。

専門家による診断

建築会社との交渉が難航する場合、建築士や音響専門家などに相談することをお勧めします。専門家は、原因を特定し、適切な解決策を提案してくれます。診断費用は発生しますが、的確な対策を行うためには有効な手段です。

DIYによる対策(応急処置として)

建築会社への連絡と並行して、DIYでできる応急処置を行うことも検討できます。ただし、根本的な解決にはならない場合が多いことを理解しておきましょう。

  • カーペットやラグの敷設:2階にカーペットやラグを敷くことで、ある程度の足音の軽減効果が期待できます。厚手のものほど効果があります。特に、防音効果のあるカーペットを選ぶと効果的です。
  • 防音マットの設置:床下に防音マットを敷設することで、ある程度の効果が期待できます。ただし、既存の床を剥がす必要があるため、専門業者に依頼する必要があるかもしれません。
  • 天井への吸音材の設置:1階の天井に吸音材を取り付けることで、音の反響を減らすことができます。比較的簡単にDIYできますが、効果は限定的です。

まとめ:早期対応が重要

新築住宅の足音問題は、早期に対応することが重要です。放置すると、生活の質を大きく損なう可能性があります。まずは建築会社に連絡し、状況を説明しましょう。必要に応じて専門家の意見を聞きながら、適切な解決策を見つけてください。

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