新築建売物件の基礎の傾斜について:専門家も交えた徹底解説

不動産、新築建売物件についてです。長文、画像あり。この画像の真ん中の基礎(?)部分ですが、右側に少し傾いているのがわかるでしょうか?白い外壁の下にある灰色のコンクリート部分です。この壁の上(2階)はバルコニーと部屋があります。質問はこの物件を購入して長年居住しても問題ないでしょうか?売り主は、「基礎自体は真っすぐだが、その回りに薄くコンクリートが塗ってあって、それが斜めになってしまっているだけだから、問題はない」と言っていますが、なんだか信じられません。不安なら買わなければいいと言われればそれまでですが、なかなか他に条件の良い物件がないので…

新築建売物件の基礎の傾斜:不安解消のための徹底調査

新築マンションや建売住宅を購入する際、基礎の傾斜は非常に重要なチェックポイントです。画像を見る限り、基礎部分に傾斜が見られるとのこと。売り主の説明だけでは不安が残るのも当然です。この問題を解決するために、専門家の意見も交えながら、徹底的に解説していきます。

基礎の傾斜:何が問題なのか?

建物の基礎は、建物の重さを支え、地盤の沈下や地震などの外力から建物を守る重要な役割を担っています。基礎に傾斜がある場合、以下の問題が発生する可能性があります。

  • 不同沈下:基礎の一部が沈下することで、建物全体に歪みが生じ、ひび割れや傾斜などの被害につながる可能性があります。
  • 構造上の問題:基礎の傾斜は、建物の構造全体に影響を与える可能性があります。特に、バルコニーや上階部分の部屋がある場合は、大きな負担がかかり、安全性に影響を与える可能性も否定できません。
  • 雨漏りや防水性の低下:基礎の傾斜によって、外壁との接合部に隙間が生じ、雨漏りの原因となる可能性があります。
  • 心理的な不安:たとえ専門家が問題ないと判断しても、基礎の傾斜が目に見える状態では、居住者にとって心理的な不安が残る可能性があります。

専門家の視点:建築士の意見を参考に

売り主の説明だけでは不安が残るため、第三者機関である建築士に相談することを強くお勧めします。建築士は、画像や現場調査に基づいて、基礎の傾斜が構造的に問題ないか、将来的にどのような影響があるかを判断できます。

建築士への依頼方法は、以下の通りです。

  • 不動産会社への相談:購入を検討している不動産会社に相談し、建築士による調査を依頼できます。
  • 建築士事務所への直接依頼:インターネットなどで近くの建築士事務所を検索し、直接依頼することも可能です。この場合、調査費用が発生します。

建築士に依頼する際には、以下の点を明確に伝えましょう。

  • 画像データ:問題となっている基礎部分の画像を複数枚用意しましょう。
  • 物件情報:物件の住所、築年数、構造、面積などの情報を提供しましょう。
  • 不安点:基礎の傾斜について、具体的にどのような不安があるかを伝えましょう。

建築士による調査では、目視による確認だけでなく、必要に応じて地盤調査や非破壊検査なども行われる場合があります。

具体的な対処法:問題発見後の対応

建築士の調査結果によって、対応は大きく変わります。

問題なしと判断された場合

建築士が「構造上問題ない」と判断した場合でも、心理的な不安が残る場合は、購入を見送ることも選択肢の一つです。しかし、他に条件の良い物件がない場合は、専門家の意見を信頼し、購入を決断しても良いでしょう。

問題があると判断された場合

建築士が「構造上の問題がある」と判断した場合、売り主と交渉し、以下の対応を求める必要があります。

  • 価格交渉:問題点を考慮した価格交渉を行いましょう。
  • 修繕:基礎の修繕を依頼しましょう。修繕費用は売り主負担とするのが理想です。
  • 契約解除:重大な瑕疵がある場合は、契約解除を検討しましょう。

交渉が難航する場合は、弁護士に相談することも検討しましょう。

まとめ:安心安全な家づくりを

新築住宅の購入は人生における大きな買い物です。少しでも不安が残る場合は、専門家の意見を聞き、納得のいくまで調査を進めることが大切です。今回のケースのように、基礎の傾斜は目に見えて分かる部分なので、早期に専門家に相談することで、後々のトラブルを回避できます。 安心して暮らせる家を選ぶために、慎重な判断を心がけましょう。

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