新築建売で雨漏り!HMとの打ち合わせで押さえるべきポイントと具体的な対策

先日、新築後ちょうど2年で雨漏りが発生しました。場所は1階の和室、窓の近く。丁度、真上にはバルコニーがあり、位置的にバルコニーの部屋側の角あたりです。3月30日午後 雨漏り発生、直ちに不動産営業に電話。HMに連絡したので、すぐに折り返すとの返答。3月31日 HMから連絡なし。4月1日 夜までHMから連絡ないので、再度不動産営業に催促。4月2日 午後ようやくHMから連絡あり、「あってはならないことで大変申し訳ない」とのこと。4月4日(本日)午後に大工さんと一緒に現場立ち合い。というわけで、本日立ち合いになります。もちろん、原因をしっかり調査してもらい、しっかり直してもらうようにしますが、話し合いの中で事前に抑えておくべきことはありますでしょうか。自分なりに調べ、考えたところでは、・発生原因・現在の状況・対策及び修理内容・雨漏りにより傷んだ箇所の有無とその証拠・今後の補償・再発した際の対応策以上について、口頭ではなく文書を、担当者ベースではなく会社の責任として提出してもらうように考えております。これ以外に、何か今後のために抑えておくべきこと、要求するべきことなど、どんなことでも結構ですので、経験者の方や専門家の方等、お詳しい方のご意見伺えれば幸いです。HMとの話し合いでは、長い付き合いですから感情的になるのは得策ではないと思いますので、冷静に、かつ要求すべきことは毅然として要求するという態度で臨みたいと考えております。よろしくお願いいたします。

新築2年で雨漏り…冷静に対処するためのステップ

新築住宅で雨漏りが発生するのは、非常に深刻な問題です。特に2年という短い期間での発生は、施工不良の可能性が高いため、迅速かつ冷静な対応が求められます。この記事では、ハウスメーカー(HM)との打ち合わせで押さえるべきポイントを、具体的な手順とともに解説します。

1. 事前に証拠をしっかり確保する

雨漏りの発生状況を写真や動画で記録しましょう。雨漏りの場所、水の量、被害状況などを詳細に記録することで、後の交渉に有利に働きます。特に、雨漏りの痕跡や被害を受けた箇所は、複数方向から撮影し、その広がりや深さを明確に記録することが重要です。さらに、雨漏りが発生した日時や状況を記録したメモも作成し、証拠として保管しておきましょう。

2. 打ち合わせ前に確認事項リストを作成する

HMとの打ち合わせ前に、確認事項リストを作成し、事前に質問内容を整理しておきましょう。質問事項は、以下の点を網羅的に含めることをお勧めします。

  • 雨漏りの発生原因の特定: バルコニーの防水処理、窓枠のシーリング、外壁の亀裂など、考えられる原因を具体的に提示し、調査方法を尋ねましょう。
  • 現状の被害状況の明確化: 雨漏りによって損傷を受けた箇所を具体的に指摘し、その程度を写真や動画で示しましょう。クロス、床材、断熱材などの損傷状況を詳細に記録します。
  • 具体的な修理内容と工程: 修理に使用する資材、施工方法、工期などを明確に確認しましょう。可能であれば、修理箇所の図面や写真などを提示してもらいましょう。
  • 修理費用と保証内容: 修理費用はHMが負担するのか、それとも一部負担となるのかを明確に確認します。また、修理後の保証期間についても確認しましょう。瑕疵担保責任期間内であれば、HMの責任で修理が行われるはずです。
  • 再発防止策: 同様の雨漏りが再発しないための対策を具体的に確認しましょう。例えば、防水処理の強化、定期的な点検などです。再発防止策がない場合、将来的なリスクを考慮し、追加工事の必要性を検討しましょう。
  • 損害賠償: 雨漏りによって発生した損害(家具の破損、清掃費用など)についても、賠償請求の可能性を検討しましょう。証拠となる写真や領収書などを準備しておきましょう。
  • 対応担当者と連絡先: 担当者の氏名、部署、連絡先を必ず確認し、記録しておきましょう。万が一、担当者と連絡が取れない場合に備えて、会社全体の連絡先も把握しておきましょう。

3. 打ち合わせは録音・録画を検討する

打ち合わせの内容を正確に記録するために、録音または録画を検討しましょう。ただし、事前にHM側に録音・録画することを伝え、承諾を得ることが重要です。録音・録画することで、後日のトラブルを回避することができます。

4. 文書による記録と確認を求める

打ち合わせの内容は、必ず文書で記録してもらいましょう。口頭での約束は曖昧になりがちなので、具体的な内容、責任者、期日などを明確に記載した文書を作成してもらい、双方で署名・捺印しましょう。これは、今後のトラブル防止に非常に重要です。

5. 専門家の意見を参考に

必要であれば、建築士や弁護士などの専門家に相談しましょう。専門家の意見を参考に、HMとの交渉を進めることで、より有利な条件で解決できる可能性があります。

専門家(建築士)の視点

建築士の立場から見ると、新築2年での雨漏りは、施工不良の可能性が高いです。バルコニーの防水処理、窓周りのシーリング、外壁の施工など、様々な原因が考えられます。HMは、原因を特定し、適切な修理を行う責任があります。

重要なのは、原因究明を徹底させることです。 安易な応急処置ではなく、根本的な原因を探り、再発防止策を講じる必要があります。 そのためには、HMに詳細な調査を依頼し、その結果を文書で提出してもらうことが重要です。

具体的な対応例

例えば、雨漏りの原因がバルコニーの防水処理不良だと判明した場合、HMはバルコニー全体の防水工事をやり直す必要があります。単に雨漏りしている箇所を直すだけでは、根本的な解決にはなりません。

まとめ

新築住宅の雨漏りは、大きなストレスとなりますが、冷静に対処することで、解決への道筋が見えてきます。事前に準備をしっかり行い、証拠を確保し、専門家の意見を参考にしながら、HMと毅然とした態度で交渉を進めていきましょう。

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