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開放的な間取りにおける建具と幅木の色選びのポイント
新築のお住まい、おめでとうございます!開放的な間取りは魅力的ですが、建具や幅木の色選びはインテリア全体の印象を大きく左右します。特に、リビング、ダイニング、キッチン、和室と繋がる空間では、色の統一感と各部屋の個性を両立させることが重要です。 ご質問にあるように、フローリングがホワイト、建具がダークブラウン、幅木がホワイトという組み合わせは、モダンで洗練された雰囲気を演出できます。しかし、和室の建具の色で迷われているとのこと。まさに、全体のバランスを左右する重要なポイントです。
和室の建具:ダークブラウンかホワイトか?
設計士さんのご指摘通り、全ての建具をダークブラウンにすることで統一感を出し、落ち着いた雰囲気にするのは一つの選択肢です。しかし、4.5畳の和室がダークブラウンの建具3面で囲まれると、圧迫感を感じてしまう可能性があります。特に、南東向きの和室であれば、光を取り込み、明るく開放的な空間を確保したいですよね。
一方、和室の建具をホワイトにすることで、空間は明るくなり、広々とした印象になります。しかし、リビングなどのダークブラウンの建具との色の違いが気になるというご懸念も理解できます。
解決策:素材やデザインで調和を
ここで重要なのは、色だけでなく素材やデザインにも着目することです。
* 建具の素材:ホワイトの建具を選ぶ場合、マットな質感のものや、木目の入ったデザインを選ぶことで、ダークブラウンの建具との調和を図ることができます。安価なツルツルした素材の白い建具は、チープに見えてしまう可能性があります。
* 建具のデザイン:リビングなどの建具と同じデザインの洋風建具を選ぶことで、統一感を保ちつつ、色の違いによる違和感を軽減できます。例えば、枠の色をダークブラウンに揃え、扉の部分だけホワイトにするなど、部分的に色を変えるのも良いでしょう。
* 間仕切りの工夫:3枚引き戸を全開にすることで、リビングと和室が一体となり、空間の広がりを感じられます。この開放感を活かすことで、建具の色による違いを目立たなくすることができます。
幅木の色:建具の色と合わせるべき?
幅木の色は、建具の色と合わせるのが一般的ですが、必ずしもそうする必要はありません。床の色との調和も考慮しましょう。
ご質問の場合、フローリングがホワイト、建具がダークブラウンなので、幅木をホワイトにすることで、床との一体感を出し、空間を広く見せる効果があります。ダークブラウンの幅木にすると、床とのコントラストが強くなり、重厚感が出ますが、圧迫感を感じる可能性もあります。
専門家の意見:インテリアコーディネーターのアドバイス
インテリアコーディネーターの視点から見ると、今回の間取りでは、和室の建具をホワイトにすることによる違和感よりも、和室の暗さを解消することのメリットの方が大きいと言えるでしょう。ただし、単なるホワイトではなく、木目調のホワイトや、少しグレーがかったホワイトなど、ダークブラウンとの調和を考慮した色を選ぶことが重要です。
具体的な提案
いくつか具体的な提案をさせていただきます。
提案1:和室の建具をホワイトに、素材とデザインで調和
* 和室の建具はホワイトの建具を採用する。
* 建具の素材は、マットな質感のホワイト、もしくは木目調のホワイトを選ぶ。
* リビングなどの建具と同様のデザインにすることで統一感を保つ。
提案2:和室の建具をダークブラウンに、照明で明るさを確保
* 和室の建具はダークブラウンのままにする。
* 和室にダウンライトや間接照明などを設置し、明るさを確保する。
* 明るい色の家具やインテリア小物で、空間を明るく演出する。
提案3:建具の色を部分的に変更
* 和室の建具の枠はダークブラウン、扉の部分だけホワイトにする。
* この方法により、統一感と明るさを両立できる。
まとめ:バランスと好みを重視して
最終的には、ご自身の好みと、空間全体のバランスを考慮して決定することが大切です。 複数の案を検討し、それぞれのメリット・デメリットを比較検討してみてください。 可能であれば、建具のサンプルを取り寄せ、実際に部屋に置いてみて、色の見え方を確認してみるのも良いでしょう。 また、設計士さんやインテリアコーディネーターとじっくり相談し、納得のいく選択をすることが重要です。