新築工事におけるGLレベル誤差と契約問題：解決策を探る

新築工事で困っています。有りえない話に聞こえますが、現在進行形です。建築家に依頼して傾斜地に家を建てています。土工事、杭工事が終了し現場を建築家、工務店私の三者で確認に行った時に、ＧＬのレベルが２Ｍ間違えている事が発覚しました。図面上建物の北東の角がＧＬ＋７０００になっていますが、測量図上で確認するとＧＬ＋９０００、このまま建てると屋根は土を被り、施工出来ない窓も多数でます。新しい案で構造計算、確認申請のやり直しを進めていますが、杭工事が終了し農協での住宅ローンも始まっている中、躯体本体を大幅に変える事が出来ない為に、無理な間取りになってしまっています。元々西側には窓は付けない筈だったのに、採光比率の為に、吐き出し、腰窓など、仕事部屋として予定していた部屋は将来２部屋に改装して、親の面倒を見れる様にと思っていたのに、採光比率の為、子供部屋と仕事部屋の２間にされ予定が大幅に変わってきています。更に階高を１Ｍ以上高くして、建設するので、当然コストも大幅に変わります。現状のまま建てれば崖条例にも接触し（切土２Ｍ以上）、立てることが出来ない状態なのですが、契約不履行等の理由で、建築家、工務店の契約を止めた時、何処まで請求出来るのでしょうか？現在、高さ２，８Ｍの擁壁を間口６Ｍで壊し、１０００立方Ｍ程の土工事、掘削費に７００万円（施主発注で工務店を通していませんが、現場は工務店の監督が管理していました。）杭工事２９０万円（工務店）もし止めるとなると、砂防法の兼ね合いも有り、直ちに現状復帰をしなければなりません。今まで話し合いで、建築家、工務店と話し合いをしてきましたが、両者共に、崖条例等関係無く、このまま建てたい、もしくは新しい案でと言っています。出来れば、訴えを起こす等では無く話し合いで解決をと思っていましたが、正直疲れました。補足解答をして下さった方々有難う御座います。判りにくい文章で申し訳有りません。原因は建築家が図面上のGLレベル２Ｍ低く間違いた事です。躯体構造が大きく変更出来ない理由に、躯体の壁が大きく土圧を受けた設計、住宅ローン、現場状況、県崖条令、県開発許可、砂防法、杭工事等、途中かからの変更が出来ない多数の理由がある為です。建築家は限界で140万円は支払うと言っていますが、階高を高くする施工費分にもなりません。

Contents

1 GLレベル誤差による問題点と現状
2 建築家・工務店との話し合いと今後の対応
3 解決に向けた具体的なステップ
4 まとめ

GLレベル誤差による問題点と現状

新築工事において、GL（地盤レベル）の誤差が2mも発生するという重大な事態が発生しています。これは、建築家の図面上のGLレベルが実際より2m低く設定されていたことが原因です。既に土工事、杭工事が完了し、住宅ローンも開始している状況で、大幅な設計変更は困難な状況です。

具体的には、以下の問題が発生しています。

* **屋根と土壌の干渉**: 建物を計画通りに建てると、屋根が土壌に埋まってしまう。
* **窓の施工不可**: 多くの窓が施工できなくなる可能性がある。
* **間取り変更の強制**: 採光確保のため、当初の計画とは大きく異なる間取りに変更せざるを得ない。仕事部屋を子供部屋と仕事部屋の2部屋にするなど、生活プランに大きな影響が出ている。
* **階高の増加**: 崖条例に抵触しないように階高を1m以上高くする必要があり、大幅なコスト増加につながる。
* **崖条例への抵触**: 現状の設計では崖条例に抵触し、建築許可が下りない可能性がある。
* **現状復帰費用**: 工事の中止を決定した場合、砂防法の観点からも現状復帰が必要となり、多額の費用が発生する（既に700万円の土工事費用と290万円の杭工事費用が発生している）。

建築家・工務店との話し合いと今後の対応

建築家と工務店は、崖条例などの法令を無視して現状の設計で進めたい、もしくは新たな設計案で進めたいと考えているようです。施主であるあなたは、話し合いによる解決を望んでいますが、現状では疲弊している状態です。建築家は140万円の支払いを提示していますが、追加費用を考慮すると不十分です。

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話し合いでの解決策

まずは、冷静に現状を整理し、建築家・工務店と改めて話し合う必要があります。以下の点を明確に伝えましょう。

* **GLレベルの誤差の重大性**: 2mという大きな誤差は許容範囲を超えていることを明確に伝える。
* **設計変更の困難性**: 住宅ローン、現場状況、法令遵守などの制約により、大幅な設計変更が困難であることを説明する。
* **経済的損失**: 既に発生している費用、そして今後発生するであろう追加費用を具体的に示す。
* **生活プランへの影響**: 間取り変更によって、生活プランが大きく狂っていることを訴える。
* **法的措置の可能性**: 話し合いがまとまらない場合は、法的措置も検討せざるを得ないことを伝える。

専門家の意見を聞く

弁護士や建築士などの専門家に相談し、法的観点、技術的な観点からアドバイスを受けることが重要です。専門家の意見を元に、建築家・工務店との交渉を進めることで、より有利な条件で解決できる可能性があります。

具体的な交渉ポイント

* **損害賠償請求**: GLレベルの誤差による損害（追加費用、精神的苦痛など）の賠償を請求する。
* **契約解除**: 契約を解除し、既に支払った費用と損害賠償の支払いを求める。
* **設計変更費用負担**: 設計変更に伴う費用を建築家・工務店に負担させる。
* **現状復帰費用負担**: 契約解除に伴う現状復帰費用を建築家・工務店に負担させる。

解決に向けた具体的なステップ

1. **専門家への相談**: 弁護士、建築士などに相談し、法的・技術的なアドバイスを受ける。
2. **証拠の収集**: 契約書、図面、メール、写真など、全ての証拠を収集する。
3. **再交渉**: 専門家のアドバイスを元に、建築家・工務店と再交渉を行う。
4. **法的措置**: 話し合いがまとまらない場合は、裁判などの法的措置を検討する。

まとめ

GLレベルの誤差は、非常に深刻な問題です。早急に専門家の意見を聞き、建築家・工務店と冷静に交渉を進めることが重要です。話し合いによる解決を最優先にしつつ、法的措置も視野に入れて対応することで、あなたの権利を守り、納得のいく解決を目指しましょう。今回のケースは、建築設計における正確性の重要性と、トラブル発生時の迅速な対応の必要性を改めて示しています。将来、同様のトラブルを避けるために、契約書の内容を十分に確認し、設計図面についても専門家の目でチェックしてもらうことを強くお勧めします。