新築基礎のセパレータネジ部錆問題と工務店との対応策

新築基礎のことです。基礎内部の立ち上がり部にセパレータの先(ネジ部)が残っています。連日の雨でネジ部はかなりの錆(赤や黄色)となっています。工務店には床下暖房循環なのでこの錆にさらされた空気を各部屋に入り呼吸にて吸い込むのは嫌ですし、将来この錆がコンクリートの内部に浸透して悪さをする可能性もあるので、切断して錆止めをするようにとお願いしていますが、頑として『心配ない・今まで施工した全ての家も同じです』と言い張ります。そんなやり取りの中で今週末に土台組みが始まってしまいます。もう嫌気が差して自分で切断して対応しようと思いますが、このセパレータのネジ部は素人でも簡単に切断出来るのでしょうか?切断するためのカッターや鉄ノコギリ等を教えて頂けますでしょうか?また切断の仕方やその後の錆止め材はどれを使用するか教えて頂けますでしょうか?何を言っても連絡しても返事はないし、こちらから催促の電話をすれば『現場を見ていないので・・・・・まずは現場を見てから・・・・』っている工務店です。自分たちのやっているのことに間違いはないような感じです。本当にこの工務店に選んだ事を後悔しています。すでに3割もの資金を払っていますし、ここまで進んでしまっているので後戻りは出来ません。このような業者とはどのように付き合っていけばよいでしょうか?補足ようは『あなたのところだけ特別な作業はしない。するなら別途費用かかる』という工務店のスタンスです。再度、お願いしても駄目なら『どうしても心配だから・・・他の業者に切断をお願いします』と言いたいぐらいです。感情的ですが、やはりこれはタブーご法度ですかかね?

基礎セパレータのネジ部錆問題:解決策と工務店との付き合い方

新築工事において、基礎内部のセパレータネジ部の錆は、健康面と建物の耐久性に関わる深刻な問題です。ご心配されている通り、錆びたネジ部からの錆びた空気の吸入や、将来的なコンクリートへの浸透による劣化は無視できません。工務店の対応に不信感を感じ、ご自身で対応しようと考えている気持ち、よく分かります。

1. セパレータネジ部の切断方法

まず、セパレータネジ部の切断は、専門知識や適切な工具がないと危険を伴います。しかし、状況から判断すると、ご自身で対応せざるを得ない状況かもしれません。その場合、以下の点を注意して作業を進めてください。

使用する工具と切断方法

* **工具:** 小型のアングルグラインダー(ディスクグラインダー)が最も効率的です。切断砥石を使用します。鉄ノコギリでも可能ですが、時間がかかり、正確な切断が難しいです。電動工具に不慣れな場合は、怪我の危険性も高いため、熟練者や専門業者に依頼することを強くお勧めします。
* **切断方法:** ネジ部を確実に固定し、アングルグラインダーでゆっくりと切断します。保護メガネ手袋は必ず着用してください。切断中は火花が飛び散るので、周囲の可燃物に注意が必要です。鉄ノコギリを使用する場合は、刃をしっかりと固定し、ゆっくりと丁寧に切断します。

切断後の処理

切断後は、切断面をきれいに清掃し、錆止め処理を行います。

2. 錆止め処理

切断後の錆止めには、以下の材料が有効です。

* **錆転換剤:** 既存の錆を化学反応で安定した物質に変換します。塗布後、乾燥させれば、上塗り塗装が可能です。
* **防錆塗料:** 錆の進行を防ぎ、さらに腐食から保護する効果があります。種類が豊富なので、用途や環境に合ったものを選びましょう。

3. 工務店とのコミュニケーション

現状、工務店とのコミュニケーションがうまくいっていないことが大きな問題です。

改善策

* **書面でのやり取り:** これまでのやり取りや、ご自身の懸念事項を内容証明郵便で送付しましょう。証拠が残ることで、工務店側の対応も変わる可能性があります。
* **第三者への相談:** 住宅瑕疵担保責任保険の保険会社や、住宅相談窓口などに相談してみましょう。専門家のアドバイスを受けることで、適切な対応策を見つけることができます。
* **弁護士への相談:** 状況によっては、弁護士に相談することも検討しましょう。法的措置を検討する必要が出てくるかもしれません。

4. 他の業者への依頼

他の業者に切断と錆止め処理を依頼することは、必ずしもタブーではありません。ただし、工務店との契約内容をよく確認し、追加費用が発生する可能性があることを理解しておきましょう。契約書に明記されていない場合でも、工務店に事前に相談し、了承を得ることが重要です。

専門家の視点:基礎のセパレータと錆

建築士や土木技師の視点から見ると、セパレータのネジ部が露出したままになっているのは、本来であれば問題です。適切な施工であれば、セパレータはコンクリート内部に完全に埋め込まれるか、露出する部分には適切な防錆処理が施されるべきです。

工務店の「今まで施工した全ての家も同じです」という発言は、決して適切な回答ではありません。過去の施工が問題なかったとしても、今回のケースで問題が発生している以上、適切な対応を取る必要があります。

まとめ:行動計画

1. **書面で工務店に再度改善を要求:** 内容証明郵便で、具体的な問題点と改善要求を伝えましょう。
2. **専門家への相談:** 住宅瑕疵担保責任保険会社や住宅相談窓口に相談し、アドバイスを受けましょう。
3. **状況に応じて他の業者への依頼を検討:** 工務店との交渉がうまくいかない場合は、他の業者に依頼することも視野に入れましょう。費用はかかりますが、ご自身の安心を優先することが重要です。
4. **必要であれば法的措置も検討:** 工務店が全く対応しない場合は、弁護士に相談し、法的措置を検討しましょう。

新築は人生における大きなイベントです。不安な気持ちを抱えたまま工事を進めるのは辛いことです。専門家の力を借りながら、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。

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